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京極堂シリーズ第四弾「鉄鼠の檻」シリーズ最大の難事件!
京極堂、結界に囚わる。
今度は禅が絡んできますよ!ちょっと難しいけど読み応えたっぷり。
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「京極堂」シリーズでもっともお気に入りの1冊。事件解明に向かう前の、京極堂と榎木津の会話にしびれましたなぁ。
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ここまで来ると、本の分厚さは鬼化してきます。
なのに頁数に反比例するかのように、
この、何とも言えず妖麗で繊美な世界は、飽く事無く私を魅了し続け、
読み終えてしまう事が、至極残念でならなかったことを憶えています。
音を立てること、呼吸をすることすら憚られる。
私を素晴らしい未知の世界に連れてゆくこの著者が、特別な存在と成り得る確信をしました。
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京極シリーズに感じる、最大のネックは「出だしが単調」な所。それを最も感じてしまったのがこの作品。
始めの200頁位は本当に単調なので、読むのにとても時間が掛かります。
単調の儘「京極の独壇場」に入ってしまうと、益々読むペースは下がる一方。
しかしココも大部分がその後の「伏線」に成っているので、勿論読まない訳にはいかずに頑張り所な訳です。
辛い坂道の後には、吸い込まれるほどな下り坂が待っています。
ジェットコースター小説ってのは、京極作品の様な物を言うのだろう。
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あまりの分厚さから、『二度と読むことはないであろうから一度で熟読してやろう』と、固く決意をしてから読んだ記憶がある。
京極氏の取り上げるテーマは、いずれも取材や世界構築に多くの時間を費やしてあると推測され、作品を読みながらそれらテーマを理解したり考察したりすることが出来る。
この分厚さから、『ミステリの本質には関係ない部分で厚みを増しているのだろう』と考えた輩も少なからず存在すると思うが、本作の『無駄』は決して『蛇足』などではなく、『必要最小限』を『最大限』に盛り込んだ『結果』なのだろうと考えられる。
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舞台が広範にわたり登場人物が奔走した魍魎の匣と違い、この作品ではお寺という世間的にも閉じたイメージの場所を舞台にしていて、会話が重要な位置を占めている。特に、「禅」という馴染みのないものを一般的に分かりやすく噛み砕いて説明しているので、これを読むと仏教が少し身近に感じられるはず。そして、その禅という概念を犯罪の一要素として物語に導入し成功している京極夏彦の手腕にまたうならされる。前回重要な役割で登場した木場は今回は登場しないものの、他のメンバーは軒並揃い、これ以後レギュラーメンバーとなる益田もこの作品で登場している
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めくってもめくっても坊主ばっかり小説。まさに日本屈指の坊主めくり小説。マンガならファンシーダンスが筆頭ですが。
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こんな分厚い本なのに・・・読み始めたら 抜け出したくても抜け出せないんですよね・・・京極作品は・・・
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単行本の方持ってるのに何故、文庫版も持ってるかと言うと。
如何やら、単行本と文庫本では多少、記述に違いが見られるそう。てなわけで買っちゃいました。装丁の限界に挑戦か?ってな程厚い。ブックカバーなんてはまるわけない。重い。面白い。坊さんラヴ。
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妖怪シリーズ第4弾。前回に続きこれも長かったです。が、これは導入部にすんなりは入れたので、すごく読みやすかったです。今回は敦子ちゃんが大活躍。また、京極堂と関口文士の奥さん達が出てきて、前回に比べると華やかな感じです。明慧寺の謎は最後のどんでん返しまですごくおもしろかったです。禅のお話もおもしろかった。前回の心理学の話はどうも受け付けませんでしたが……。犯人は怪しい人(たくさんいますが)が、犯人でした。けっこう、その人が犯人でいいんだ〜とか思ってしまいました(笑)京極堂の憑き物落としは相変わらず見事です。榎さんの神っぷりは相変わらずすごいです。大爆笑しますよ。
2003/1/18
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雪の降り積もる季節、京極堂と関口と2人の細君が行く旅先で起こる不思議な事件。
仏教関連の薀蓄が多くて読むのは大変ですが、普段余り触れることのない自分の宗教に触れるのは良い機会ではないでしょうか。
恋愛の形はやはり限りなく尊敬に近いものなのか?と坊さんたちの愛憎劇を見て思った。
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禅や悟りというものをミステリにもってきた作品。1300ページをほぼ一気に読ませる筆力と説得力はさすがですわ。独特の世界観と、にもかかわらず不思議なものなど何もないと言い切り、科学も肯定する。◆特に憑き物落としと呼ばれる謎解きのシーンが面白い。人が取り憑かれている妄想を論理立てて解説し、多くの人間が理解できるものにまで解体して落としてしまう。それはカウンセリングだったり、論破することだったりするので、読んでいる方も半分意味が分からずとも爽快である。見せ場として機能している上に、場にいる人間が無意識に発言するであろうことまで仕掛けとして利用するので、無駄なショーとしてのイメージは少ない。◆まったく、年に一度、神社に行く可能性のある正月に、京極堂シリーズは最適である。
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京極堂シリーズ第4弾。
禅の精神世界を取り入れた深い作品。最後まで振り回された驚きの結末でした。お気に入りの作品です。
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この作家は別格!!優れた人間心理描写・抜群の論理展開でかかれた推理小説。ただしページ数・文字数ともに激しく多いので時間に余裕があるときに是非☆全作繋がりがありその第4作。
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雪が降る”存在しない”寺院で起こる不可思議な事件。悟りの極地を京極堂が切り開く、京極シリーズ第四弾!
宗教に深い話で本当に難しかったのですが、一気に読んでしまいしました・・・(汗)犯人にマジ泣きしたのは、絶対に私だけではないはずっ・・!