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紙の本
金銭教育とは「生きる力をはぐくむ」こと
2002/01/24 10:53
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投稿者:tomohara - この投稿者のレビュー一覧を見る
この4月から施行される新学習指導要領では、子どもたちの「生きる力をはぐくむ」ことに重点が置かれている。そうであれば、子どもたちにお金のことをどう教えるかということが、もっと重視されてしかるべきではないか。しかも金銭教育は、学校と家庭がうまく連携をとることで、高い効果を期待することができる分野ではないか。本書を読んで、以上のことを強く感じた。
金銭教育とは著者の言葉をかりれば「子どもたちが、どんな状況におかれても生き抜いていくことができる力」をはぐくむことに他ならない。しかし現実には、学校に金銭教育を期待することはできない。まずは家庭で始めるしかないであろうし、金銭教育は家庭教育の柱となるべきであろう。
金銭教育は、けっしてお金とのつき合い方を教えるということにとどまらない。「自立心」、「自尊心」、「積極性」、「責任感」、「思いやり」など、社会のなかで生き抜いていくために重要な価値を金銭教育を通じて養うことができるのであり、むしろこれらの価値を養うことこそが金銭教育の主眼なのだ。
そしてもっとも重要なことは、これらの価値をふくむ明確な価値観を親がしっかりともち、それを子どもたちに伝えていこうとする姿勢だ。金銭教育では父親が大きな役割を果たすという点もふくめて、金銭教育が「家族の再生」にむけた確かな一歩となりうることを確信させる書であった。
本書と出会ったのは、bk1の店長セレクトショップ「ブックス安藤」でであった。こうした良書と出会うきっかけを与えてくれたことに感謝したい。
紙の本
2001/10/13夕刊
2001/10/19 22:16
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「子どもにお金の話」は、何となく敬遠してしまう親も少なくないだろう。上手なため方や使い方を教えたくても、どう教えたらいいのか——。本書は、子どもが成長過程で最初にお金のやり繰りと出合う「小遣い」を通じて、その基本となる能力や自立精神、自分なりのライフスタイルを築く術を養うと説いている。資産ばかりでなく、価値観の継承を重視するオーナー経営者や資産家などの二世教育、日本にはなじみの薄い寄付などにも触れており、違った側面からもお金とのいい付き合い方を紹介する。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
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