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2ちゃんねる宣言 挑発するメディア みんなのレビュー
- 井上 トシユキ (著), 神宮前.org (著)
- 税込価格:1,624円(14pt)
- 出版社:文芸春秋
- 発行年月:2001.12
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紙の本
便所の落書きだからこそ人間の本質がある
2002/05/19 23:47
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投稿者:ぱおっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
無記名のカオス。崇高なる便所の落書き。2ちゃんねるはそんな渾沌の中であるからこそ、人間の本質があらわになる場所だと確信している。無記名であるからこその内部告発や、厨房の冷やかしなど、そこにはありとあらゆる情報がある。その情報の海を泳ぐ私達は、受取る側としての力量が試されるのだ。
紙の本
2ちゃんねるの今(いや、ちょっと昔かも)
2002/04/16 05:26
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投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
インターネットの日本語圏で最大のコミュニティ、掲示板群の2ちゃ
んねるの内情、実情を知るのに良い本。
しかし、本書で語られている、2ちゃんねるの成功の理由づけや、
必ずしも悪用されるとは限らないといった理由づけはあまり真に受
けてはならないと思う。悪辣なことをなさんとする勢力も、また知
的な存在なのである。最初は良い性質だと思われていたものが、あ
れよあれよと云う間に邪悪な性質に作り替えられてしまったケース
を、ネットは数多く経験してきた(もちろん物理世界にも数限りな
くある)。どこかで突破される可能性は、いつでもあるのである。
さて、ネットの事物は、猛烈な勢いで変転に変転を重ねるものであ
る。実際、現在見ることのできる2ちゃんねるの雰囲気と、本書で
描き出されている2ちゃんねるの雰囲気は、なんとかけ離れている
ことか。まだ半年ほどしか経っていないのにである。そしてもちろ
ん、これからも変転を続けるであろう。2ちゃんねるの運営基盤も
いまだ万全ではない。これからどうなるか、予断を許さない。
読むなら急いで読もう。急がないと歴史的文書になってしまうぞ。
紙の本
モナーの分析が泣かせます
2002/02/11 21:05
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投稿者:ちーたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「2ちゃんねる」はどううまれどこへ行こうとしているかを、おさえた文体で語る。編集もきっちりしていて読みやすい。山形浩生とひろゆきの対談はボリュームがあり、山形ファン必読。
紙の本
内情は苦しい巨大掲示板運営
2002/01/20 18:16
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投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
匿名性は、2ちゃんねるを語る時のキーワードとしては相応しくない。インターネット上の掲示板は2ちゃんねる以前から匿名であり、その前身のパソコン通信の時代に既に匿名だったからだ。従来の掲示板では公共性を重んじるあまり、管理者は問題発言に過剰反応して削除する傾向があった。しかし、2ちゃんねるでは個人情報が書かれている等、止むを得ない場合以外、書き込みが削除されることがない。それが自由な雰囲気を生み、広く支持されたのである。そして、頻繁に書き込みのある話題(スレッド)が先頭に上がり、一定期間書き込みが無ければ消えていくシステムも、民主主義的である。便所の落書きとは言い得て妙だが、他に適当な比喩が見つからないほど、先進的なのだろう。
閉鎖・売却騒動、頻繁に行われるサーバー移転等、利用者にとっては不安な要素が多いが、ここにはその裏事情が書かれている。これほど利用者が多くても、無料サービスを維持するのは難しいのだ。有料化は、利用者の減少をもたらすだけでなく、匿名性をも失わせる。そうなれば自由な書き込みも出来なくなってしまう。今後の動向を見守りたい。
紙の本
2ちゃんねるを読む
2002/07/13 17:21
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投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る
2ちゃんねるにハマる人を2ちゃんねらーというが、「私は2ちゃんねらー」と表だって言う人はとても少ない。
一般には若者のものといわれている2ちゃんねるだが、私も40前ながら数年来の2ちゃんねらーだったりする。そしてこの本を読んで、「削除人さん」にもけっこう年輩の人がいることを知って奇妙に安心。じつは広い年代に支持されているのだ。
また多くの上場企業はその存在を無視をするそぶりをしながらも、自社の名前がでてきやしないかひやひやしながら、毎日金をかけてウォッチをしている。すでにネット上でもっとも影響力の強いコンテンツの一つになったことは確実だ。
筑紫某に「便所の落書き」とも揶揄されたこの掲示板のなににみなが引きつけられるのか。ひとつには、ここに「名無しさん」という匿名の存在になったたくさんの人の本音がむきだしのままぶちまけられていることがあるだろう。肩書きや生まれなどの属性を一切なくした上で、「氏ね」とか「逝ってよし」などとののしられながらも、書き込みを読んだり書いたりすることで、安心したりエキサイトしたり、喜んだり悲しんだりする。そんなところがふだん建前で生きてる多くの日本人に支持される所以ではないか。
巨大化はしたが実はとても危うく、もろいシステムの上に成り立っている2ちゃんねるは、良くも悪くもインターネット的だ。この本ではそんな2ちゃんねるのバックグラウンドを少しだけかいま見ることができる。読めば多少通ぶることはできるが、ほんとうの2ちゃんねるは書き込みをするかスレの一本でもたてられて初めてわかるのかもしれない。
紙の本
言葉の迷宮
2002/02/02 11:04
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投稿者:オクタビオ・パフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
メールを見るついでに「お気に入り(ブックマーク)」に入れてあるホームページを見て歩く、ということを多くの人がしていると思うが、行った先のサイトが昨日と変わらず同じ文面だったらちょっとがっかりするなあ、と感じている人もたくさんいると思う。その点、「掲示板」や、「個人の日記」は更新も頻繁に行われ、そこに飛んでみようと比較的期待の持てるものである。しかしそれでも、毎日訪れるほどの価値のあるものはそう多くはない。
2ちゃんねるは、そういう不満を一挙に解消してくれる。毎日300万人の人が訪れるというのだから。それどころか、ありとあらゆるテーマにおいて、こちらから書き込むことさえできる。インターネットの世界がボーダーレスであり流動的であり双方的であると実感できる数少ないサイトのひとつがここだと言っていいだろう。ありがたいアドバイスや、ウソ臭い落書きや、言葉遊びだけの殴り書きなどをかき分けながら、2ちゃんねるは私たちを迷宮のかなたへと連れていってくれるのだ。
だから、ある問題を解決するための「お墨つきの」解決方法を知りたい人や、仲良しクラブでお互いに慰めあうだけの関係を求めたい人や、「禿同」とか「逝ってよし」とかの言葉遊びを単純に楽しめない人は、居心地が悪く感じたり、「便所の落書き」などと発言して顰蹙をかうことになる。そういう意味でも、最終章に収録されている、田原総一郎や山形浩生や宮台真司らと西村博之との対談は、彼らの感性がどのへんにあるのかを映し出していてなんだか面白かった。
紙の本
面白い
2001/12/18 14:13
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投稿者:猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2ちゃんねるの創始者、ひろゆき氏のインタビューが面白い。それに比べると、彼と著名人との対談は、相手が常識的なことしか言わないので、あまり面白くない。無責任さが2ちゃんねるの魅力で、そこに意味づけしようとしても、あまりあり難くないからだ。
紙の本
目次
2001/11/11 23:33
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一章 電子ネットワーク上に巣くうカキコミュニティ
——インターネット掲示板「2ちゃんねる」ってなんなのよ?
第二章 「2ちゃんねる」前史
——彼らはどこからやってきたのか?
第三章 ひろゆき@管理人って、どうよ?
——「便所の落書き」管理人、八万字インタビュー
第四章 不機嫌なコンテンツが革命を生む
——匿名は本当に無責任なのか?
第五章 事件とインターネット時代のメディアリテラシ
——電子コミュニティ生成のプロセス
第六章 インターネットはモナーの夢を見るか?
——モナー、その愛される理由
第七章 「2ちゃんねる」、閉鎖!
——そのとき、何が起こっていたのか?
第八章 「2ちゃんねる」売ります!
——夏休みの思い出
第九章 ひろゆきに聞いてみよう!
——対談<田原総一朗、糸井重里、山形浩生、宮台真司>
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