死にぞこないの青 みんなのレビュー

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cartoonがまたやってくれます！
今日から14日までPPGのバレンタインSP！

わーいわーい！

で、『死にぞこないの青』読了。面白かった。『石の目』を探したが見つからない。次は『暗黒童話』が待っている。今はオイラの乙一集中月間。でもまたすぐに読み終わってしまう。そしたらハリポタ２巻。３巻。ロードスアニメ見て水野に帰る。

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殺してもいい。でも、殺されてはだめなんだ。
アオが僕に教えてくれた究極的なことはたぶんそれだった。

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で、乙一は実際いじめられっこだったわけ？それか真正M？
子供の頃、無邪気に先生は聖職者だと信じていたことを思い出しぞっとした。実際大学卒業したての新米教師なんてまだまだ世間知らずのお坊ちゃんお嬢ちゃんなんだよなあ・・・。自分らもまだまだひよっこなのに他人の子供の面倒を見るなんて、ホント大変な職業だなと思ってしまう。がんばりすぎるなよ〜。

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「ビックリマンチョコ」をシールだけ集めて中身を捨てた話や、「コロコロコミック」でドラえもんの長編が映画が公開する時期に連載されるといったエピソードがピンポイントで心に迫り、リアルな懐かしさを覚えた。作者とは同世代かと思って、裏表紙をめくったら２つ年下だった。なるほど。(2003.2.5)

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死にぞこないの青を読んだ。感無量だった。
暗いところは知り合いに勧められる傑作だが、これはとても知り合いには勧められない。
俺のような人間にとっての傑作だ。
全ての乙一作品の根底に流れているものを過不足なく表している。
幼少期のトラウマという言葉では済まされないもの、暗いものを抱えてなおかつ「普通の人」として生きること。
俺もこの作品の主人公のマサオのような暗いものを抱えていた時期があった。
その時には世界が非常に狭く、窮屈なものとして映った。
自分は一生、暗い世界の片隅で生きるのかと思った時もあった。
そのような時期を過ごした俺は、
この物語は昔の俺を書いたんじゃないかと勘違いするほど共感した。
乙一さんがこの物語と同じ体験をしたとは思わないが、
少なくとも似たような体験はしていると思う。
それゆえに乙一作品はあまりに残酷で、あまりに優しいのだ。
残酷な部分を知っているだけに、優しくなくてはいられないのだ。
この作品最初に、知り合いには勧められないと書いたが、今落ち込んでいる人には勧めてあげたい。
絶対、元気が出るから。

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小さい集団の中から生まれるそこだけに成立するルール。それは現代社会のどの集団でもありうるものだと痛感。
子供は無力。大人は子供の脅威。小さい子供にとっては大人はその子供の世界の支配者である。このことを理解してる大人や親はどれだけいるのだろう。

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「コロコロ」とかがでてきて、なんだか他人事の少年期におもえなかった。だから、主人公が味わうツライ出来事に心が痛くなった。

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幻冬舎文庫から出版の乙一ｻﾝ書き下ろし長編小説。
長編小説って…乙一ｻﾝにしてみたら珍しいデス。結構短編中心に書いてらっしゃる方だからne。
乙一ｻﾝは子供を題材にした話が多いけど、その代表作とも呼ぶべき作品ではなぃでしょか?

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リアルすぎてちょっと怖い。先生からも苛められる主人公と彼だけが見える「アオ」という存在との不思議な係わり合いを描いた作品。

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マサオは嘘をついてしまい、大好きな先生に嫌われてしまいます。
やがて若いけれども小学生の生徒たちに、合わなくなってしまった先生が苦し紛れにマサオをいじめはじめます。　　　　　

クラスの問題を全てマサオに押し付けて、生徒たちと共に阻害しはじめるのです。
やがて、いじめられるマサオの目の前にアオが現れるようになります。マサオがいじめられている所に無言で現れるアオ。アオとはいったい何なのだろうか？
　　アオが語る言葉はマサオへと響き、そして周囲を巻き込んでいくようになってきます。アオが語る言葉に耳を傾けるマサオが次第に行動を起こし始めるのです、先生を信じられなくなったマサオはどうするのか！！　それは、ご自分でお確かめを♪
　　　
少年達の心情がよく描けている素晴らしい作品だと思います♪

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不正を正すことだけが結末ではないんだなと。乙一さんの導き出す結果は苦味を含んでいるのに不快ではない。