投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
セラピストのインストラクターとかをしてる人が書いた本で
何か生きづらさを覚えて苦しんでいる人は、どこかで自分の成育歴に
原因があったのではないかと気づく時があるのだけれど、その類の本。
そういう本は何冊か読んできていて、最初はショック過ぎて吐き気すらするもの。
でも原因がわかり、対処法がわかり、次に伝播しないためにはどうしたら、までわかる本は
あんまりないが、この本は、秀逸★
この著者、すごく多くの臨床経験あるし、頭いい。そして何より温かい人だって読むとわかる。
誰しも、自分の親が愛情に欠ける親だったということや
幼き日の自分は酷い扱いをされていたのだということを
知り、受け入れるには、相当のショックと辛い思いをする。
大体の本は、そこどまりで、今後どうすればという点がわかりづらい。
けど、この本は、本当に本当にわかりやすく、また温かい。
もしも、あなたが自傷行為を続けていたり、自分が嫌いだったり
ダメな異性とばかり付き合ったり、自分を傷つける人とばかり縁がある
等という人ならば、是非に読んでみて欲しいと思う。大オススメの本。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2009.12.14
自分の子供の為に「毒になる親にならないように」と読み始めた本です。衝撃的でした。カウンセリングを受けている状態だったのか涙が出ました。そして自分本来の内面が見えてきました。子供の為よりも自分の為になった一冊です。
昔ながらの親は絶対的な権力を持つという意識は薄れました。神様のような親・義務を果たさない親・コントロールばかりする親・アル中の親・残酷な言葉で苦しめる親・暴力をふるう親・性的な行為をする親・・・・これらのどれにもあてはまらない毒にならない親って、もしかしたらとても少ないのではないのでしょうか?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
勇気を出して買いました。
まだ読み始めたばかりです。
怖くて、読み進めるのが不安です。
でも、これを乗り越えないと変わらないと思っています。
読み終わってから評価したいと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
親の接し方が子の精神に与える悪影響について、具体的に書かれている。また、子がそれを克服する方法についても同様。経験に基づく解決法は非常に具体的で、それ自体が悪影響を産んだいきさつとメカニズムを理解する手がかりともなっている。
現在、報道などで児童虐待に分類される身体的・性的虐待、養育放棄のほかに、精神的虐待についても詳しくふれている。けれども、精神的虐待と健全なしつけの境界は一義的に定まるだろうか。個人的・文化的な差異は当然あるのではないか。虐待かどうかの境目は、親が子をなにかの目的(怒りをぶつける対象にする、不安を解消するために依存する、など)に利用するかどうかにあるんじゃないかと思うけれど、少なくとも日本の家族においては、利用し合う部分のない関係なんて存在しない気もする。たとえば、子がいい学校に入ったので鼻が高いと思っている親、あるいは逆に子の学歴が低いのを恥ずかしく思っている親は、どちらも親としての自分のアイデンティティーの維持に子を利用している訳だ。でも、こんな話なんて、ごく普通だよな。もっと普遍的には、家族の幸せが自分の幸せであり、逆もまたそうである、という感覚。家族のみんなが互いに依存し合っている。
この本にある本当の愛というものと、依存することのない関係というのが、実感としてよく分からない。そんなこと、みんなは当然のように知っていることなんだろうか。
あと、嫁姑問題が子に与える影響についても読んでみたいと思ったら、それについては別に本(「毒になる姑」)があるらしい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読むのは本当に心の底からつらかったけど、読み終わった今ではものすごく救われた気分。本で擬似セラピーを受けたような。これからの自分の人生の指針になったと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
★個人的には『暴力は親に向かう』と一緒に読んでとてもスッキリできた★
腕がいいことで評判の38歳になる整形外科医。40代半ばの女性。34歳になるあるスポーツ用品店オーナー。離婚れきのある42歳の女性会計士。36歳の広告代理店幹部。41歳の女性。ある小さな建設機器販売会社を経営する43歳の男性。32歳の女性テニスコーチ。雑貨店に勤める27歳の青年。55歳になる実業家。作曲をしている39歳の女性。47歳になる女性歯科医。化学研究所に勤める41歳の男性。48歳の歯科医。52歳のインテリアデザイナー。33歳になる技師。42歳になるロサンゼルス市警の現職警察官。大企業で品質管理課長をしている40歳の女性。27歳の男性。43歳の営業マン。41歳の主婦。
■子供にとってどんな親でも大切で、長く根深く影響することが本の中の具体例として出てくる人々の年齢でとても良く分かる■
■1回目と2回目で両方とも新鮮に読むことができた。■
■子どもへの親の影響という面だけでも読む価値あり。■
■問題が出たその日の前日は、まったく問題のない日。ではなく少しずつ溜まって表面化する。だから、自分の家族が違うからといって知らないでいいわけではなく、<1+1=2>と同じくらい全ての人で共有できれば、早くから対処できるのではないだろうか。その前にすべての親が気をつけて子育てに励めるし、難しさを語り悩みを相談できるのではないだろうか。■
■寿命も短く、結婚も早い昔とは違う。個人の自由も今はある。平安期の貴族と百姓ではない。江戸期の士農工商もない。みんな同じになれる同じだという漠然とした感覚って怖ろしいのかも。法の下の平等ではあるけど、みんな違う。違うこと=悪って苦しい。違うって感覚を楽しめないとね。それが親子でも。■
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
すごくしんどくて辛い本でした。
でも、結論から言うと、読んでよかったです。
繰り返してはいけない「負のスパイラル」から抜け出すヒントが掴めたので。
その分、読み切るまでの精神的な消耗が酷かったんですが。
だって、基本的に今まで蓋をして考えないようにしていた「嫌なこと」と向き合うことがこの本の趣旨ですから、仕方ないんですよね。
大切な人を傷つけないために、
愛する人を幸せにするために、
これからでも、頑張っていきたいなと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
親の愛情が、子どものパーソナリティの形成にどういう影響を与えるのか、
そんなことに興味があるから、読んでみた。
で、読み終わった感想。
この本は、これから子どもを育てる人に絶対に読んでもらいたい。
産婦人科で必読にしても良いぐらいだと思う。特に、これからの時代においては。
授業の一コマでも割いてこの本についての解説とかをやってみたらいいと思う。
そのときは理解できなくてもいい。ただ、頭の片隅に置かれているだけでも違う。
気になった事柄について。
-----------------
近年の研究によれば、体罰によって実際に子どもが特に強くたくましく育つということはなく、
好ましくない行為をしたときの罰としては役に立たないことが示されている
-----------------
そうなのか。でも、感覚的に体罰は時に仕方がないと思っている人は多そう。
そのように思うのは、こういう事実を知らないからだと思う。
もしかしたら事実を知ったとしても黙認するのかもしれない。
そんな感覚と事実的根拠をごちゃ混ぜにする人間は救いようがないけど。
フロイトのエディプスコンプレックスについても言及してる。
かなり眉唾ものの理論だと思ってたけど、まあそうだろうなあ。
頭痛が、そういったトラウマから発する可能性があるのか。
それが事実だとしたら、やっぱりアドラーの神経症は思い込みナンダヨ!ってのは違うってことか。
だって、本人も頭痛がどういう原因からきているのかわからないし、
そもそも、思い込みだったら、頭痛という自分自身で操作不可能な症状が出てくるとは考えにくい。
-----------------
「本当の自分でいる」ということは、人の気持ちを踏みにじったり、
自分の行動が人に及ぼす影響を無視することではない。
だが、それは同時に、他人が自分の気持ちを踏みにじって勝手なことをするのを許すことでもない。
つまり、他人の気持ちを思いやることと、自分を大切にすることは常にバランスが取れていなくてはならないのである。
-----------------
最近、素直って言葉を勘違いしている人がいるからなあ。
相手の気持ちを考えずに自分の気持ちを言うことを素直だと勘違いしてる。
それは素直じゃなくて、ワガママっていうの。
マイペースっていう言い方でポジティブ的にしてもワガママはワガママです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
単行本版の方が、全編が載っているようですが、
とりあえずこちらをオススメ。
子供の頃、苦しいな、、、と思っていたことが
パズルのように解けていきます。
親子関係を良くしたい方是非どうぞ!!!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この本は、親と何かしら問題があると思っている人ではなくても、一度読んでみるといいと思う。
エピローグで『ウォー・ゲーム』という映画のネタバレをしている箇所があるので、これから観ようと思っている人は、映画を観てからエピローグを読んだ方がいいかも(笑)。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
親というものを考えさせられる・・・ 高校生の時に少し病んでいたときに読んだが、これを読んで少しは気持ちが楽になった。
自分の親だけでなく、他の親でもこう人がいるのだと・・・
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
今日、多くの人々が心の病から癒されないまま、疲弊した状態で生きておられる。病と診断されていなくても、その予備軍と、病の種を植え続ける不健康な家庭や人間関係は、この社会に蔓延している。「閉塞感」と表現されるのはそのことだろう。そして殆どの原因が家庭にあることは既に立証されている。本書はもっと踏み込んで「原因は親だ」と暴露している。
他の方のレビューに書かれている通り、本書を読みながら、古傷のカサブタを剥がす様に感じられるかもしれない。しかし「自分が感じていることをなぜ感じているのか?」「自分がやっている行為をなぜやっているのか?」を知る助けになるだろう。根本原因の所在地をはっきり悟るだけでも、心の病の多くは癒しに近づくという。自分探しのナビゲーターとして本書をお勧めします。またこれから人の親になる方々には、「必読書」として強くお勧めしたい。
一つだけ気になったこと。その「毒になる親」を赦すことについて、言葉不足を正直感じた。傷のマネジメントは重要だが、傷のソリューションはもっと大切。だがここからは心理学の上をゆく世界の話になるのだろう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自分もこの症状だと思ったので、克服のために購入。
克服までの段階を書いてあることが自分にとってはすごく役にたった。
まずは、何を受け入れればいいのか、何に対して怒ればいいのか、など感情の整理ができる。
本の中に出てくる実際の症例などは、読んでいて具合が悪くなるほど、過去のトラウマが蘇えるような内容だったけれど、深く読もうとすればするほど、翻訳者の文章が私には合っていないのことを痛感した。
重要な内容なのに、教科書を読んでいるみたいに(この表現は勉強が嫌いな人なら通じるかな?)頭に入ってこないかんじ。
話が逸れますが、同じようなAC克服のための本でも日本の作者の場合は作者自体がACについて学んでいることが多いので、専門的な言葉も作者自身の言葉でわかりやすく噛み砕いて説明してあるものは読みやすい。
ただ、海外物でも国内物でも、
問題の実態は同じだなぁと思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
結局最後は対決で解決なんだ。
結局自分次第?
読んで損はなかったけど、得もなかった。
自分の親が改めて毒親だと、認識しただけです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
お客様の相談を受けていて、本をお勧めすることが良くあります。
みなさまとても素直で、お勧めすると大抵その後買っていただけます。
読後、必ず「読んで良かったです!」と言っていただける本が3冊ほどあり、そのご紹介第一弾です。
『毒になる親』、なかなか強烈なタイトルです。原題もそのまま、“Toxic Parents”。
この本は、全ての子を持つ人、そして親を持つ人にお勧めです。
↑全員ですやん。
ハイ、その通り。
大好きな伊坂幸太郎さんの『チルドレン』の一説にもある通り、
「世の中にいい親なんていないよ。でも親に影響を受けない子供もいないんじゃないかな」
中でも、親子だけじゃなく、夫婦間や友人間やお仕事でお付き合いのある人や、ありとあらゆる人間関係に悩む人と、自分の感情のコントロールが苦手な人、そして第三者から支配されているように感じている人には特にお勧めです。
この本のテーマはたった二つ。
・ 子どものときに起こった不幸は子どものせいではない
・ 大人になってからの不幸は、自分の責任
当たり前じゃないかと思われるかもしれません。
でも、人間関係が不得意な方は、ここがネックになっていることが非常に多いのです。
親からはっきりした身体的或いは性的虐待を受けていた子どもでさえ、無意識下の「親を恨んではいけない」「自分を生んでくれたことに感謝するべきだ」という声に、大人になってからもとらわれ、子どものときに起こった不幸を、親の責任と認識できずにいます。
客観的に見て「虐待」と呼ぶべき扱いを受けていた人でさえそうですから、親から心無い言葉をかけられたり、無言の圧力を受けたり、親が病気で必要なケアを与えてもらえなかったりした人が、無意識下の苦しみを認識できないのも無理はありません。
子どものときに親から受けるべき愛情を受けていないため、自己評価が低く、それが元で人間関係のトラブルを繰り返しますが、問題を認識できないために対策ができないのです。
そして。
大人になってからの不幸は、自分の責任。
そうです。
子どものときに、親からどれだけ苦しめられていても、大人になってからの不幸は自分の責任なのです。
これは、子どものときに親から受けた苦しみを忘れたり、許したりしようという意味ではありません。
親からコントロールされるのをやめることができるのは、自分だけだということです。
親からのコントロールを脱するにはどうしたら良いか、という具体的方法が、後半の内容になります。
感情のコントロールが苦手な人、第三者から支配されているように感じている人は、後半必読です。
前半でピンとこなくても、後半は読む価値があります。
ある特定の言葉や状況に、反射的に動揺してしまったり、腹が立ったりすることがあるのであれば、それは特定の言葉を発した人、状況を作った人に問題があるのではなく、自分に問題があるはずです。
反射をするのではなく、考えて対応する方法。
そして、他人から支配を受けそうになったときに、それを避ける方法について詳述されています。
最後に。
最終章「毒になる親」にならないために、から一部引用して、レビューを終わります。
↓↓ここから↓↓
「毒になる親」の輪廻を断ち切るためにもっとも効果のある方法のひとつは、自分の子供に対して常に心を開いて相手になってあげることだ。たとえあなたがそのようなことを親からしてもらったことがなくても、自分の子供にしてあげられないということではない。