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親子関係がうまくいかないことに悩んでいたが、この本を読んですっきりした。子育て中に読んでよかったとつくづく思った。
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ぶっちゃけ、世代連鎖の話で、誰にも罪はないというマジックの種明かしのようなお話。
いま、何かの事件が起きたとして、三世代くらいさかのぼらねば動機が解明されない時代らしい。
しかし、無意識に操られ、というのが事件における動機として認められるなら、誰にも罪などないわけで、しかしだからといって免罪にしていると法治国家が成り立たない。
罪は罪、どうあっても。
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小さな頃からうちの親はおかしい、理不尽だ、傷つけられていると思っていた。
しかし、儒教的道徳の根付いたこの日本で、親を悪く言うことは禁忌とされている向きがあり、誰にも相談できずに1人傷ついて育った。
この本には、本人は親にからめとられている自覚がないことがほとんどだと書いてあったが、私は小学生の頃から気づいていた。それでも何も出来ないのである。そこに「毒親」の怖さがある。
しかしこのまま何もしなければ、いくつになっても解毒はできないのだとわかった。
あまりにも自分の体験と重なる部分が多く、共感できる所に赤ペンで線を引いたら全ページ真っ赤になるくらいなので、辛い体験を思い出して頭が痛くなるくらい読むのが大変であったが、読み終わる頃には生きる希望が湧いてきた。
スーザン・フォワードさんと玉置悟さんに心から感謝したい。
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――「自分の問題を他人のせいにしてはならない」というのは勿論正しい。
しかし、自分を守る術のない子供だった時に大人からされたことに対して
あなたに責任はない。
児童虐待の問題(≪本著より≫身体的、性的、情緒的虐待)のうち、主に情緒的虐待についてカウンセリングを続けてきた著者による一冊です。
正論やきれいごとでは片付けられない問題に現実的で具体的な対処が述べられています。
【鹿児島大学】ペンネーム:ハルコ
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鹿大図書館に所蔵がある本です。
〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=11111051133
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「同じことを繰り返して違う結果が得られると期待するのは正気と言えない」
とかつてアインシュタインは言ったそうですが。
この本のような「毒になる親」に育てられた子供達は「いつかはあの親もまともになってくれるんじゃないか、自分を愛してくれるんじゃないか」という望みが捨てられないそうで。でも根本的な解決なんて出来ないのでいつも同じようなことしか出来ません。だって子供なんだし。それで「正気といえない」のは本当は親の方なんだけれど。
でもその「正気といえない」状況に短くても十数年、長くて本当に親か自分が死ぬまで置かれて何にも影響ないはずないよね、ってことかもなぁと思った。
そんな子供達にはとても良い本だと思うんだけれど、同時に今って皆トラウマが欲しくてたまらない時代だそうなんで。この本のどれにも全く当てはまらない親なんていないだろうし、これ読めば誰でもとってもインスタントにトラウマ製造出来ちゃうんじゃ?と思わなくもない。自覚的加害者不在で被害者ばかり増えるのもそれはそれで。
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やっぱりずっと思ってたことは当たってた。毒親のせいなんだ。
って思えることがたくさんあった。
たくさんありすぎ。
原因がわかったものの、これは子ども本人がどうにかしなきゃならない問題なのもまた事実。
とりあえず、該当者にはこの本をすすめようと、思った。
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意外とスラスラ読めた。
恐らく私の親は毒親ではないからだろう。
連れは読むのが辛いと言っている。
彼の親は恐ろしいぐらいこの本の毒親の定義に当て嵌まる。
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おススメされた本。
人並みのことすらできないとずっと悩んできたけど、私は自分のために使うべきエネルギーを、親との関わりのために消耗していたのだと気づきました。
時間はかかるだろうけど、自分自身を良い方向へと軌道修正していきたいです。
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美智子様が親が子に憎しみを伝えてはいけない、ようなことを言っていたと思うけど、それを思い出す本。親自身もまた、その親から損なわれてきたとはいえ、それを次世代に伝えてはいけないし、損なわれたままでいないために親やその体験と対決しましょうという本。
ただし、アメリカでは10人に1人が性的虐待を受けている、とか正直信じられないデータもある。精神分析とかでありもしない記憶をつくってしまうことがある、というから、その眉唾の記憶も数えているとしか思えない。この数字が本当なら、アメリカが国として成立し得ないと思えるので、内容は若干疑わしいかも。
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自己中心的な親の子供のアイテム化
そのアイテム化から派生する、過干渉(コントロール)、強姦、暴力、罵倒などの虐待
根本的に「毒になる親」は他者の立場に立って物事を考えることができず、考え方が自分しかないのである
そしてそんな親を許す必要はなく、反射的に感情的な反応を示す必要もない
許せないなら許せないで、今までやってきた事、許せない事を親に伝えればいい
相手の反応はどうあれ伝えるだけで、過去の悩みを精算でき、話にならなかったとしても「こいつには話が通じない」と理解する事ができる
親に対する無理ある期待を取り払う事で、自分の人生、自立が始まる
そんな家庭環境なら教育で子供の精神が破壊されるというのは欧米では常識だが、日本では「親」を責める事はタブーとされている
著者がアメリカの人間であり、アメリカのケースや文化で書かれているが、もしかすると日本の場合はもっと根が深いかもしれない
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親になることを考えた時に、ぜひ読んでみたいと思っていた1冊。
毒親になる可能性はすべての人にあると思う。
子育ての難しさを思いつつ、読めてよかったと思った。
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知人に勧められてよみました。
どこの家庭にも程度の違いはあれ、ありそうな話です。
ただ、そこからバランスを崩してしまうか、何とか踏みとどまるか。
その違いで、人生は大きく異なっていく気がします。
そして、踏みとどまれたとしたら、あとは好転しかないでしょう。
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産んで、育ててもらった恩。
親孝行、親不孝。
親なら誰でも、子どもを無条件に愛しているものである。…
そういった言葉に、さんざん苦しめられてきた。
親に恩を感じないのは、とんだ親不孝者であり、人間として最低だ。
そんなことを数えきれないほど言われてきたが、
この本を読んで、親に恩を感じない自分をやっと認めてもらえた気がする。
どんな親であっても、産んで育ててくれた親なのだから…。
いやいや、そうではない。散々子どもを苦しめ、
子どもの幸せなど願わず、一生蝕み続ける親もいるのだ。
そのことを確認出来ただけでも、私にとっては価値のある本だった。
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もしや私も毒親ではないか?と思い読んでみました。
子供というのは親の影響を凄く受けるんだと再確認。気をつけたいと思いますし、いっぱい心の病期になっている人が多いのは、少なからず親の影響では? と考えさせられました。
親になる教育をきちんと受けずに親になり、人格を育てることはとても大変なことです。
毒な親に育てられ、辛い思いをしている人には対処方法も載っているので、読んでみるのも良いかと思います。
しかし内容が思いので、私は途中で読むのをやめました・・・
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“私たちはだれでも、子供の時に親から心に「感情の種」を植えられる。そしてその「種」は。本院が成長するとともに芽を出し成長していく。それは、ある親子にとっては「愛情」「他人を尊重する心」「独立心」などに成長する「種」であるが、そうでない多くの家庭においては、「恐れる心」「不安感」「過剰で不必要な義務感」「罪悪感」「いくらやっても不十分な気分」などに成長する種である。”
ここまでわかってくれている人がいて、しかも本にもなっているのに。
見つめるのが辛い内容だからか、こんなに読むのに難儀する本は珍しい。
許すことではなく、自分を癒すことが先、と言ってくれたのは、はじめてだ。
少しでも多くの人が、救われることを願います。