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紙の本

リアリティの探求

2001/11/12 21:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現場に居合わせないと語れない事実がある。現場にいては見えない論理がある。事実を蹂躙する論理は妄想の翼を消耗させ、論理から遊離した事実は根絶やしにされ忘却の闇に沈む。
 日本にいて著者は「現実遊離感」を悪化させつづけてきたという。それは非自由・非平等・非博愛の日本社会の因習のためであると同時に、現場に居合わせない者が紡ぎ出す出来合の物語と、現場を垣間見た者が性急に語る粗雑な論理、つまりメディアと政治における想像力と言語の貧困がもたらしたものだった。
 《おそらく僕は、膨大な言語情報(正確には言語というより、音の羅列でしかない情報なのだが)を「知っている」と思っている。しかし、それらを触ったことも食べたこともない。より根本的には考えたこともない。僕はこれまでほとんどすべての情報をその実際と関連づけることができなかったのではないだろうか》(フラッシュバック「分断された音の記憶」)。
 私は『カブール・ノート』を書くことによって、日本で壊れた精神の瓦解を拾いつづけていたのかもしれない。──著者はあとがきでそのように書いている。人は結局、自分のことしか書けない。だから、人の魂を撃つ。現場で遭遇する事実と、現場を離れてこそ培える論理を融合する希有な精神の質をもった山本芳幸によるリアリティの探求の記録。

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2009/03/10 01:05

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2011/10/06 18:12

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2017/01/23 22:32

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2020/02/08 16:55

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