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・馬超登場
・戦は終わったが曹操の河北平定の戦いはまだ終わらない。
・張衛の旅は涼州へ。馬超と出会う。五斗米道との同盟を図ろうとする。
・曹操の北伐中に許都を攻め、中原を乱し、曹操を討つ。守るために攻める、劉備の健策は劉表には届かない。
・劉備、孔明をおとなう。国の在り方・理想を語るが孔明は動かず。わざわざ足を運ぶほどの男だったのか、疑問を抱く関羽とは対照的に劉備は「なんとしても孔明を同志に加えたい」と思う。
・孔明もまた、劉備に心動かされてはいた。深い英智を持ちながら世に出られず、また仕えるべき清廉な主も見つからなかった。時にも恵まれていなかった。いつのまにひねくれてしまった自らもまた清廉ではなかった。焦燥・怨念・自身への希望と絶望を、孔明は唯一清廉であった土へと溢す。厭世感や屈折した自信と潔癖さが、孔明を縛り付ける。うーん好きだなあ。完璧超人じゃない、むしろ人としてはいびつな感じに親近感。それが他でもない孔明という人にあてられたキャラだからこそ余計に親近感。
・三顧の礼に泣いた。若き日の自分を孔明に見た劉備の涙が熱かった。
・曹操の北伐。にやりと笑う郭嘉のかっこよさにぶったまげた。長生きしていたらどんな世を、どんな戦を曹操とつくっていっただろう。悔やまれる。
・孫策の夢が周瑜の夢だった。孫策が死に、今度は孫権と、夢を見ることになった。その夢は今、孫権の夢でありながらも切り離されて周瑜自身の夢となった。孫策という道標を失い、迷いもがいてたたかった男がひとりの英雄となる。そりゃー魯粛も惚れるわ。
・軍師でありながらも孔明は戦場に立つ。爽快。受け入れる劉備軍も見ていて気持ち良い。
・孫権がついに黄祖を討つ。
・長坂は色んなことがありすぎた。趙雲の単騎駆けは読んでるこっちも血が沸く。そして王安の死。張飛は男らしいなあ。
・荊州の要所・江陵を曹操に取らせ、曹操軍を孫権軍と戦わせるように仕向けた諸葛亮。同盟なくして劉備軍に勝利なし。降伏するか幕劉備と盟を結び曹操に対するか、それとも揚州の精兵たちのみで戦うのか。孫権に決断が迫られていた。
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三国志6巻読了。ついにレッドクリフ前編あたりまできましたよ!孔明がイケメンすぎてワロタ。孔明とセットになるとますます劉備がかわいくなっちゃう不思議。長坂の戦いはほんとに一大イベントすなあ。さすがにここまで来るとにわかに曹操が悪役じみてきた。あなたこの前までめっさイケメンだったのに
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“くぐってきた地獄が違う”曹操が言うと重厚感がある。袁家を滅ぼし河北四州と烏丸を征圧して、休むことなくすぐさま南へ大軍を送り込み、かつ同時に政を行う。全てをやってのけれる曹操は他の武将とは一線を画している。対象的なのが劉備。負け続けているが不思議な魅力で関羽、張飛、趙雲などの強者を惹きつける。そして諸葛亮孔明。その魅力はよくわからない。長坂橋は張飛と趙雲の独壇場だと思っていたが、張飛の従者王安が泣かせてくれた。命懸けで阿呆もとい阿斗や劉夫人を助ける姿に心が打たれた。次巻はいよいよ赤壁の戦いかな。
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やっと孔明が出てきましたね。私が一番泣けたのは張飛と王安の関係性。従者というよりは家族のようだと勝手に思ってたので…。
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馬超・諸葛亮の登場。
三顧の礼で劉備は三度自分の国の理想を説く。揺れ動いていた自分の気持ちに気付き諸葛亮はとうとう劉備の軍師となる。今まで劉備軍には無かった戦略に基づく戦術を実行に移し劉備軍は飛躍の時を迎える。
長坂橋の戦いでは張飛と趙雲・王安の連携がすごく心強く思えた。張飛と王安の関係が上司と部下の関係を超えたものだと思った。王安の成長っぷりが良かったです。
次巻はいよいよ赤壁の戦いへ・・・
楽しみです。
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今までは順調に読み進めていたが、ペースが落ちてしまった。というのも、一度読んだだけでは、地名と作戦が頭に入って来なかったため、二度読みしたのだ。
劉備が孔明を訪ねる「三顧の礼」は意外とあっさり描かれていた。また、あまり孔明を美化し過ぎていないのも特徴的である。
そして、一度読んだだけでは理解出来なかったのが、曹操に追われた劉備が10万の民を連れて逃げるシーン。何故わざわざ進軍を遅らせようとするのか。吉川英治作品などでは、徳の篤い劉備が民を思って連れて行ったように描かれているが、本作品では、あえて何かを狙った作戦なのである。その意図が中々明らかにしてくれず、いわば著者に焦らされた状態が続く。時々、「あれ、何か読み飛ばしたかな」と読み返してもやっぱり描かれていない。本書を二度読んでようやく分かりかけてきたのは、どうやら、揚州の孫権軍を巻き込むためという意図があったようだ。なるほど、劉備の少ない軍勢では曹操軍には太刀打ちできないため、第三勢力に同盟を要請したかったのだ。なるほど。だから軍勢だけで駆け抜けたら江陵を獲ることが出来たのに、あえて曹操軍の軽騎兵に獲らせたのだ。魯粛にはすぐに見破られたのだが。
さて、次巻はいよいよ赤壁の戦い。北方氏はどう料理するのだろうか…。
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諸葛亮がついに登場。予想していたよりも、内面がドロドロとしていて熱いところに好感が持てた。
長坂の戦いを物語として読むのは初めて。戦略として負け、わざと民を連れて逃げたというところはおもしろい。
劉備に戦略がないから負ける羽目になったと分析していた、元フランス外人傭兵部隊の人の本を思い出してしまった。
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有名な三顧の礼の話。
3回とも会えて、がっつり話してる。
劉備と孔明が主従関係結ぶ辺りと王安の死は泣いた。
曹操はどんどん感情的な面で人間離れしてくな。
郭嘉はまだしも息子はもっと悲しいもんなんじゃないかと。
覇者ってのは瑣末なことは気にしないって、瑣末かね?
横山三国志であった長坂の戦いのなんで人民連れて歩くねん?
仁徳やからか?盾にしたかったんか?
って感じのモヤモヤも孔明の罠と筋道だてて解説してある。
納得。
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いよいよ、孔明の登場という巻で、どういった人物に書かれているのかすごく楽しみでした。あるいみ予想通りなくらいに人間臭く描かれていて、さすがという感じです。
そして長坂橋。合戦の時の一人称描写は、勢いがあってすごいと思います。特に退却戦の時の文章は迫力です。
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三顧の礼。草櫨での劉備と諸葛孔明が最高にイイ。ともに志を抱き交わす言葉は静かだけれど激しく熱い。思わずこみあげてくるものがある。倍する敵兵を些かの犠牲を出さず容易く打ち払ってしまう孔明。今後の活躍に期待が高まる。
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孔明キター
はんばない扱いうけてます。
天下三分って彼の発案だったのね!すごい!
いよいよ劉備飛躍のときですね。
でも王安死んじゃって悲しかったなぁ。そしてその時の張飛の漢気かっこよかった!
それにしても孫権と劉備が組むなんてステキじゃないですか!
がんばって曹操に対抗してください!
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前の巻から、かなり間をあけての6巻でした。
劉備が諸葛亮と出会って動きはじめましたね。
二人の歳が離れていたことにビックリ。
大体の話の流れは知っているものの、やはりワクワクしてしまう。
北方さんは劉備贔屓なのかなー?
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北伐に成功した曹操がますます巨大化、覇者の道を歩き始める。劉備にはついに孔明が軍師に。負け続けて流浪だった劉備には大きな光。北方三国志の孔明の描き方は好きだな。迷いながら献策、でもそれが当たる。神算鬼謀という感じじゃなく、人間らしい孔明がいい。周瑜もかっこいい。
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遂に諸葛亮孔明登場!やっぱりこの人が出ないと始まりません。北方氏がどのように孔明を描くのか楽しみです。
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おお、来た来た来た。
本家(?)「三国志」でもっとも面白い場面に近づいているだけあって、北方三国志も盛り上がってまいりました。
孔明が加わり、魯粛との会談があり、いよいよ次巻は周瑜と、そしてその先には……。
と、なかなかにワクワク楽しめる巻。続きが待ち遠しい。