紙の本
一風変わったボーイズラブをお求めの方に
2001/12/15 18:16
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭教師×小学生という、禁断の関係からはじまった清隆と文和。清隆は「自分勝手で小心な変態者」という、木原さんの作品特有の困ったちゃんだが、文和にとってはたった一人、自分の狭く苦しい世界に踏み込んで来てくれた人。子供ならではの純真さでなついてくる文和をかわいく思いつつも、子供もしくは大人の男がスキな清隆にしてみると、ぐんぐん成長してくる文和は脅威でしかない。その身体にも飽きを感じた自分勝手な清隆は、自らの就職を期に「別れよう」と文和にもちかけるが…? 「かつて行った悪事は、必ずいつか自分の身に降り掛かってくる」という、ある意味童話的なテーマが非常に端的に描かれている。一風変わったボーイズラブをお求めの方にオススメの一冊。
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木原さんの作品は痛いなあと思う。強烈に相手にはまっちゃう攻めが受けを翻弄する展開がまたいいんですけどね。
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(家庭教師×小学生→高校生)
「僕は理由もなく人を傷つけたり、暴力を振るう人間は嫌いだ」…おまえがそれを言うかwww
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甘い生活…………って、どの辺が?
作品を端的に表すなら、児童ポルノ。
世間で熱く問い沙汰されてる青少年育成~に、もう見事にドストライク
かましてます。個人的感想を述べると、普通にこれはない。
家庭教師先の小学4年生を、ゴー●ンは、あり得ないです。
タイトルの甘い生活=攻が物言わぬ少年を好き勝手した甘い日々、と
解釈してもよさそうです。
が、こんな自己中心的で、いけ好かなくて、臆病者で、卑怯者で、
人としてネジがぶっ飛んでる男が、そう甘い汁ばっかり吸えるわけもなく。子供は子供のままでいられるはずもなく、受が中学を経て高校に
なると、身長も追い越され、体格も立派になってくる。
そして、奥義リバーシブル発動。
とはいえ、作品全体としては、やっぱり読むのが後ろめたいというのもあり、今後たぶん、よっぽどの事情がない限りお蔵入りです。
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藤井は未成熟な大人で、文和は実年齢も未成熟…未成熟な者同士なのだが、愛情への希求と、自己の確立をせざるを得なかった文和がずっと純粋に藤井を見ていた、と言う部分で、藤井よりは精神的に大人になってしまっているが、これはこれでバランスが取れているなぁ、と思った。題材的に常識に照らし合わせて読んでしまうと苦しい部分も正直ある。子供への性的虐待云々を言いだすと読めないかもしれない。だが、作中で、劇的に藤井がもの解りのいい正しい大人になって罪が許されたりしないところが非常に好ましい。
何も知らない子供のままで藤井を擦り込まれた文和、大人のずるさで文和を自分の性的嗜好の供物にしたつもりが執着を受ける藤井、と、どちらもがその互いの存在に絡め取られて、他の選択肢が望めない雁字搦め感もあるが、きっと性愛はこう言う部分から生まれるんだろうなぁ。
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藤井好きで好きでたまらなくて、自分の存在全ては藤井を愛するためにある。
と、言うよりも自分には藤井しかいない。と思ってる攻め君のお話です。
木原さんの書かれる、この手のタイプ大好きです!
報われない捨て身の異常執着が痛々しくて、見ていて恋しくてたまりません!!
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家庭教師が教え子の小学生に手を出して(しかも力ずく)、数年後、育ったその子が執着系攻めワンコになる話。性犯罪者だった大学生家庭教師は、ダラダラぐずぐず流され受けサラリーマンへ。「いくら小学生だったとはいえ、嫌ならいやと言えただろう」とか「誘ったお前が悪い」とか、クズっぷりがすごくて、ほんとこの人のどこがいいの?!と思わせる受けに執着してしまう年下ワンコ、好き~