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紙の本

より「滑らかになる」ためのメタ・ガイド

2001/12/10 06:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:三中信宏 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 同じ著者による「ちくま新書」の2冊『調査のためのインターネット』と『思考のためのインターネット』に続く第3弾である(二木さんは Ariadne 主宰,共著者の中山さんは Polylogos 主宰).本書は,「書く」という行為を柱にして,インターネットとコンピュータをどのように活用していくのかを具体的に論じている.

 もちろん,読者の多くはすでに程度の差こそあれ,本書がカバーしている話題に通じているのかもしれない.しかし,本書を通じて,あらためてこの分野を鳥瞰したとき,知らなかったことが多いのに気づかされる.
 日常的に「文章」を書く機会が多い読者は,文献やリソースの電子探索あるいは入手のための「より役に立つツール」を本書から得ることができるだろう.ちょっとしたことに気がつくかつかないかで,仕事の能率が大きくかわってしまうのはコワイことでもあり,ワクワクすることでもある.

 人文・社会科学系の話題やリソースが多く挙げられているが,その多くは自然科学系の読者にも十分利用価値があるだろう.私にとっては第1章がもっとも informative だった.第2章は Word や Outlook のユーザーにはとくに役立つだろう(私はエディター派なんですけど..).第3章はもう少し詳しくてもよかったかな…あるいは,他の類書を参照するようにすればよかったかも.
 本書にはURL情報は豊富にあるのですが,「紙」文献の参照が乏しいのがちょっと不便.西谷能英著『出版のためのテキスト実践技法:執筆編』−タイトルが収斂しているゾ−などの電子原稿作成本,あるいは「旅先通信」系の本をちょっと教えてもらえれば,さらに裾野の広がりとつながりが深まったのではないかと思われる.

 インターネット資源に関する情報はすでにたくさんあるのでしょうが,本書のような「メタ・ガイド」をときどき読むのは爽快だ.

---
【目次】
はじめに:タイプライターとコンピュータの,身にしみるちがい 7

第1章 「デジタル」と「紙」で資料をそろえる 11
 1.サーチエンジンでテーマと資料さがし 12
 2.雑誌記事と論文をさがして紙の文献を読みこむ 45
 3.デジタルツールで書籍をさがす 68

第2章 ものを書く道具としてのコンピュータをととのえる 101
 1.ウィンドウズをつうじてコンピュータを知る 102
 2.ものを書く道具としてのコンピュータを整備する 108
 3.ワープロソフトから不必要な設定をはずす 125
 4.ワードに必要な設定をくわえ,つかいこなす 132
 5.現行を送るしたくをする 154
 6.インターネットで原稿を送る 165
 7.海外から原稿を送る 172

第3章 さて,じっさいに書いてみる 179
 1.文献をつかいこなして原稿を書こう 180
 2.原稿を仕上げるためのさまざまな知識 190
 3.仕上げた原稿を発表する 198

本書で紹介した主なサイト 207
項目索引 215
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紙の本

人文系の思考と表現に関心を寄せる者の必需品

2001/11/26 22:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 インターネットを始めて一年ほど経った1996年、中山さんの『フーコー入門』とアリアドネ名義で二木さんが書いた『調査のためのインターネット』いずれもちくま新書)を読んで、私のデジタル生活、やや古い表現だと電脳生活はラディカルに更新された。
 その二人が連名で書いた本書は、いったいどういう読者像を想定しているのかちょっと掴みきれないところがあったけれど、そこがかえって面白く感じられたし、思考、表現、編集に至る一貫した道具としてのコンピュータをめぐる純粋技術論(第2章)と、「メディアと身体」というテーマのもと展開される巨大なオンライン・デジタル情報をめぐる検索論(第1章)や思考と執筆と発表の技法論(第3章)との奇妙なアンバランスが、「たとえばウィトゲンシュタインを「うし」という略語で登録すると、牛と書きたくてもウィトゲンシュタインに化けてしまったりする。万一この変換ミスに気づかないと、それこそ牧場のルポのなかに、とつぜん哲学者が草をはんで登場することになる。工夫して登録しよう」といった大真面目なジョークの可笑しさを交えながら、いまこの時点でしか書けない臨場感をもって「生まれつつある何か」の輪郭を示唆している。
 キーワードは「検索」と「データベース」だ。これらの神秘的術語系(mystische Terminologie)が解明され、魔術的観念論(ノヴァーリス)もしくはアルス・コンビナトリアの秘法が啓示されたとき、はたして考えているのは誰なのか、いったい誰が書いていることになるのか。
 ──中尾浩他『マッキントッシュによる人文系論文作法』(夏目書房:1995)でそれと知られずに告知された世界の可能性が、本書で一つ次のステップへ到達した。PC倶楽部編『インターネット 読む・学ぶ・調べる 文学─歴史─思想─芸術』(毎日ムック,2001年3月)ともども、人文系の思考と表現に関心を寄せる者の必需品。

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紙の本

2001/12/02朝刊

2001/12/10 22:17

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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かつて軍事用の計算装置だったコンピューターは、文書ソフトとインターネットの登場で、今や情報の入手から出力までを効率的に行える思考道具となった。その効率的な使い方を、インターネットの学術サイト運営者が解説した。哲学系サイト、言語学専門検索サイトといった専門的なサイトを多数紹介。海外のホテルからメールで原稿を送る方法など、実用的な技術にも細かく目配りしている。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

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紙の本

文献をいかに探し、使いこなすか

2001/12/06 22:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 買ってすぐに全部読み通す。この本を読んで感じるのは、インターネットで何かを調べようとすれば、何かヒントになるものがあるものだ、ということ。ネット上には、いろいろな検索の方法やデーターベースなど存在している。英語や、その他外国語がある程度できるようになっていたら、調べる範囲も簡単に広がって良かったのになあと思う。
 この本は、文献調査のためのテクニックがたくさん書かれている。それもすごく役にたつ本だけど、実際に文献を使ってどのように論文を書くのか、ということを書いた「文献を使いこなして原稿を書こう」という章は、なかなか面白かった。というか、なるほどと思った。

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2010/09/01 20:36

投稿元:ブクログ

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