紙の本
建築めぐりをしながらプラハの歴史が分かる本
2009/08/26 02:00
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プリンセスまりあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通の観光ガイドには載っていない建物や、その建物の背景となる歴史が載っているおもしろい本です。プラハに住んで2年目の私。この本を片手にプラハを歩くと、とても勉強になります。ロマネスクからキュビズム、近代に至る建築様式が全て揃っている珍しい街、プラハ。歴史をそのまま大切に残してきた人々の意識を感じながら、ますますプラハが愛おしくなります。建築に興味がある人には絶対おすすめです。また、建築に興味がない人にも、プラハ観光をする人にも、フリータイムが楽しく充実したものになる事は間違いないです。
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良かったです!
2016/12/28 19:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Aquila - この投稿者のレビュー一覧を見る
チェコへ旅行に行く前に、旅先について知ろうと思い購入しました。
プラハの重厚な建築について、チェコの地域や歴史などを知って訪れることができました。
プラハの面白さを、導いてくれる本でした☆
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プラハに行きたい
2022/11/09 18:41
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は中学の頃、チェコ(当時はチェコスロバキア)の切手を収集していて、美術や風景図案の凹版印刷が大好きだった。それ以来、いつかはチェコへ行ってみたい、そして、ビロード革命、行きやすくなったのにまだ行けてない、そして、この本、ああ、早く行けたらなあ
紙の本
建築と歴史を通してプラハの街を解説
2002/07/01 17:13
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投稿者:サニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前東欧を旅行し、ポーランドからバスで夜プラハに着き、ライトアップされたプラハ城を目にした時の感動は今も忘れられない。
もう一度ゆっくりプラハの街を歩いてみたいと思っているが、この本は参考になる。
「黄金のプラハ」「百塔の街」「建築の宝石箱」などと呼ばれるプラハを何度も訪れている著者が、建築史家の目で建築と歴史を通して、プラハの街を解説。
著者のプラハでの宿泊場所は、ヨゼフォフのアパートの民宿だという。
アール・ヌーヴォー・スタイルのアパートである。
プラハ市民が一度は住んでみたいと憧れるが、壁がレリーフや彫刻で覆われているからだ。
著者はこの街の再開発の歴史を研究テーマにしている。
ヨゼフォフはかつてユダヤ人ゲットーのあったところ。
ヴルタヴァ川には白鳥やユリカモメ、カモなど水鳥が多いが、そのことについても解説している。
城、旧市街、新市街、郊外について解説。
プラハは音楽の街でもあり、「プラハ市民にとって、音楽は空気のようなものである」とのべている。
ぜひプラハでさまざまなコンサートに出かけてみたい。
プラハの街を深く分析し解説した本書は、プラハを理解し、また訪れる時の参考になる。
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プラハにまた行きたくなる本。古きを保ち、思想が受け継がれ、それを基に「進化」が生まれるのではないかと感じる。プラハでは、そこら中に過去からの思念が漂っていて、何世代経とうとも変わらぬ「何か」があるんだと、そう思わせてくれる一冊だった。
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この本も10日ほど前に読み終えていましたが、感想は書く気力が出るまで保留だったので今日になりました。正直、私にとっては素晴らしい本でした!
著者は、京都女子大学を卒業後、福井工業大学の講師、大阪大学の講師を経て、現在、京都精華大学の教授。福井でも教えていたという時期があったのなら、ぜひプラハの話を聞きたかったくらいです。
長年、念願だったプラハの街を暮らすように旅したい、、とプラハのみ三泊か四泊の旅行を6月に計画しており、そのために買った本です(ガイドブックじゃないのは知った上で買っていました)。しかし、残念ながら今年の旅行は諸事情で断念。1年延期となりました。
この本は不思議で面白い本です。専門の建築の話が多く出てきますが、もちろん建築の専門書ではないし、一般的なガイドブックでもないです。どちらかというと、ご本人が旅したプラハの街に関して、ご自身の研究や見聞をもとに、わかりやすく説明した街案内とでもいいましょうか。
その案内がすごく素晴らしい。プラハに興味ある人は一読をお勧めします。さらに、これを読むとますますプラハに行きたくなります。プラハまで1年延期したことで、再読してでも、訪れたい街にますます期待は高まった。来年こそ、プラハでビールを飲むぞ!
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プラハに行く前に読んでいこうと思いつつ、結局帰ってきてから読んだ。そして、飛ばし読み。実際見てきた建物の建築様式や歴史がわかり、なるほど~と感心。さらにプラハの魅力が深まった。
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城、旧市街、城下町、新市街、郊外と区域を切った紹介。
ボヘミアの森と大山猫の紹介が斬新。
一度、プラハに行って見たい気になりました。
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地政学的にもはやもみくちゃにされることがあらかじめ決められているような都市プラハ。
だからと言ってエッセイの論旨がもみくちゃであるのはいただけない。
不要な断定、強調に満ち満ちている。
ただ、そんな本であるからこそ
実際はこの読後感よりも素晴らしいものがあるものに違いないと
プラハに興味を抱かせるものはあるかも。
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チェコの首都、プラハの街並みを彩る歴史的建造物について主にその歴史的背景や建造技術を中心に紹介してある一冊。
ちょっと長ったらしいかな。
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「建築博物館の街」とも言えるプラハにある、ロマネスクやゴシック、アール・ヌーヴォー、キュビズムの様々な建築を紹介するもの。
特に印象に残ったのは「ダンスをするビル」、「ストラホフ修道院」、「シュヴァルツェンベルク宮殿」、「ヴァーツラフ広場」、「インターナショナル・ホテル」など。とは言っても行ったこともなければ建築に詳しい訳でもないので、イマイチ読んでも楽しめなかった。「日本は機能主義建築の本家」(p.220)というところは面白かった。建築そのものや建築家の話がメインで、ときどきチェコの歴史の話が出てくる程度。(13/08/03)
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プラハの建築について知りたくて読書。
またプラハへ行きたくなる、そんな本。書かれたが16年以上前なので、今のプラハとはずいぶんと違っていたのかもしれない。
プラハには、2泊3日しかしていないが、非常に強烈な印象がある。旧市街全体が世界遺産で、新市街にも味わいある路地や建物が多い。
「アール・ヌーヴォーの街」プラハ。いい表現だ。
アール・ヌーヴォーの建物は大連の中山広場の面した建物に1か所あった。他にはバロック、ネオゴシック、ルネサンスなどの建物が混在して残っている。
スターリン・ゴシックは、北朝鮮の平壌駅駅舎が該当するのだろうか。
チェコは社会主義だったがゆえに結果的に経済発展が遅れ、多くの貴重な建物が残されたのだろう。2つの世界大戦でも被害が少なかったのは奇跡と言える。
カレル橋のすべて異なる彫刻に橋を渡った新市街側から見るとプラハ城がとてもきれいだ。
1つ悔やまれるのはプラハ城へ行かなかったことくらいか。まあ、次の楽しみにとっておこう。
著者は建築史の専門家なので初めて目にする言葉も多く勉強になることが多い。
日本は神社仏閣、城郭などは長年保存しようと努力するが住宅に関しては1世代で取り壊すことが多いのは確かに残念かも。
プラハにはもっと見どころがたくさんあるようだ。確かに朝が早いと言う印象を受けた。
読書時間:約1時間20分
本書は南千住図書館でお借りしています。