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チェンジモンスター なぜ改革は挫折してしまうのか? みんなのレビュー

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.3

評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

組織変革は直線的に進まない。抵抗の予見を提供する。

2003/12/24 23:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:平野雅史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、ボストン・コンサルティング・グループに属する著者が、組織変革コンサルティングに従事してきた豊富な経験にもとづき、組織変革のプロセスとそこで出くわす抵抗とを整理、昇華させた知見を提供する。また、具体的なケースは、変革に携わる際の強力な予見を提供するだろう。

 本書では、組織内の人間的・感情的な要因による変革の障害を「チェンジモンスター」、蛇行的でジグザグに進む変革のプロセスを「チェンジカーブ」、変革の各段階で友好な手法や道具を「チェンジ・マネジメントの道具箱」と呼び、変革と抵抗への対処プロセスを説く。特に、5段階に分けられたチェンジカーブと、各段階で現れるチェンジモンスターの存在を認識しておくことは、変革のロードマップとなり、不安要素へ心構えの形成を促す。
 また、変革に伴う組織内の感情的な側面を重視している点は意味深い。変革というと、とかく組織構造などのハードな側面に眼がいきがちだが、組織を変えることは本質的かつ不可避的に人間の感情にかかわるプロセスであり、財務数値のような「目に見えるデータ」同様に、目に見えない「感情というデータ」を捉えようとするスタンスは、なるほど、説得力がある。
 また、BCG東京事務所が取りまとめた「日本企業への処方箋」の補論も興味深い。日本企業で出現するチェンジモンスターを、ウチムキング、カイケツゼロ、ミザル・キカザル・イワザルなど7つに整理している。特に、「まずは、会社のトイレを探してみることをお勧めする。そう、トイレの鏡の中に映った読者自身が、もしかすると最も手強いモンスターになってしまっているかもしれない」は、胸に刻んでおきたい一言だ。

 本書を読んだからといって変革を上手く進められるわけではないだろう。しかし、本書から得る予見は、変革に直面する際にその困難を和らげ、混乱を減らすことで、期待成果を達成するための助けになるのではないだろうか。

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紙の本

企業変革という重いテーマにも関わらず、まるでドラマを見ているような感じで楽に読み進めることができる

2001/12/17 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松尾順 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のコンサルタントである著者のジーニー・ダック氏によると、あらゆる大変革に共通するプロセスがあるという。それは、「停滞」「準備」「実行」「決着」「結実」という5つの段階であり、「チェンジカーブ」(企業変革カーブ)と呼ぶ。この大変革のプロセスに伴う様々な人の問題が、「チェンジ・モンスター」(変革をかきまわす怪物)だ。そして、変革の成否は、いかにしてこの「チェンジ・モンスター」を退治するか、にかかっている。

 本書では、変革が大成功に終わった実例として、ハネウエル・マイクロスイッチ社を取り上げる。また、変革のプロセスのどこに落とし穴があるのか、を指摘するため、製薬会社2社の合併という架空の事例をベースに解説している。こうした具体事例を通じて、変革の中で目覚め、企業内を跋扈する「チェンジ・モンスター」を退治するためのポイントを提示しているため、企業変革という重いテーマにも関わらず、まるでドラマを見ているような感じで楽に読み進めることができる。

 結局のところ、変革のどの段階においても、変革を主導するリーダーの力量、つまり変革を管理する能力が重要であることがよくわかるのだが、その能力の根幹にあるのは、変革に関わる人々とのコミュニケーション力である。また、決してあきらめない強靭な精神力である。

 本書では、翻訳を担当したBCG東京事務所の手によって、補論「日本企業への処方箋」が追加されている。日本企業に多いチェンジ・モンスターの例を取り上げ、それらがはびこる背景にある本質的な課題、例えば、経営の「ものさし」が相対的で曖昧、であるとか、コミットメント不足、覚悟不足、といった点を指摘し、「チェンジ・モンスター」を退治するための手法について解説している。

 変革のプロセスは管理できる、という前提に立つ本書は、変革に立ち向かう人々に様々な示唆を与えてくれるだろう。(bk1ブックナビゲーター:松尾順/Eビジネスプロデューサー)

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2018/05/20 11:48

投稿元:ブクログ

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2019/04/22 12:27

投稿元:ブクログ

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