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紙の本
すべては出会い系サイトより
2002/05/25 13:13
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投稿者:きりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2回ホラーサスペンス大賞受賞作! ああ、もう、実態がないのが怖い! すごく怖い。読んでいる途中で表紙をふと見ると悪寒が走ります(ぶるぶる)。
◇ホラーな内容◇
本間隆雄は妻子を愛するごく平凡なサラリーマン(42)。軽い気持ちで始めたインターネットの「出会いサイト」でのナンパで、ある日「リカ」と名乗る女性と知り合う。当初はリカからのメールを楽しみにしていたが、徐々に常軌を逸していくリカの言動に脅えた本間は、携帯の番号を変え、連絡を断った。だが本間は、リカがネットを通じて異常な執念で彼を捜していることを知る。そしてリカの恐るべきストーキングが始まり、ついには娘にまで手を出した。意を決した本間は、「怪物」と化したリカと対決する。
紙の本
出会いサイトには行きません。ハイ。
2002/05/23 14:57
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投稿者:青月堂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二回 ホラーサスペンス大賞受賞作。ちなみに、第一回は「そして粛清の扉を」である。僕的には非常に怖かった。別にやましいところがあるからという意味ではなく、男性なら怖いと感じるのではないだろうか。ところが、選評を読むと桐野夏生さんは怖さが足りないと書いておられる。この選評の方が実はゾッとした。
この怖さは「黒い家」に通じるものがある。別にオカルトや心霊現象のたぐいは出てこない。だからよけいにリアルで怖い。ただ、その怖さの根源である「リカ」の作られ方(?)には少し疑問を感じたが……。この作者は貴志祐介同様、ストーリーテ−リングの才能に溢れている。うまい。怖い。面白い。
紙の本
ネットって怖いね
2002/03/04 18:50
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投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
出会い系のサイトで知り合った女性。なかなかイイ感じで、会ってみようと思った矢先、奇妙なことが起こり始める。言ってしまえば、ネット版「危険な情事」か。もっとも、本作の場合は何にもいたしていないのであるが。匿名性の高いネットの世界の恐ろしさが、リアルに感じされられた。しばらく、ネット自閉症になりそう。
紙の本
おどろおどろしい……
2007/06/21 00:20
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投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る
交渉人の物語展開が気に入ったので、同じ作者の「リカ」読んでみました☆
いかにもおどろおどろしい感じですが、いかにも!!
むっちゃ不気味!Σ(‖○Д○)
素材は、出会い系サイトで出会った、リカという女が世にも恐ろしい怪物のような女だった、というありきたりなものなんですが、それでも面白い。
この作品が賞をとった際の書評にもありましたが、確かに余りにリカに対しての情報が少なすぎる感はあります。
でもそれが、読みたい欲求を高めてくれた気がします。
最後まで読んでも答えが見付からないのが、なんとも悔しいですが。
紙の本
良くも悪しくもホラー「らしい」ホラー
2003/06/07 11:34
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投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
後輩に持ちかけられて出会い系サイトに興味を持った主人公。中年男の主人公は妻子持ちのくせして、ネットで無責任にメールごっこを繰り返す。彼がオイシイ付き合いを夢見て、優しくしてやった或る女が徐々に本性を現していく。彼は、彼女の異常性に恐怖を覚えるが…。
彼女、自称看護婦の「リカ」がしでかす不気味な行動の数々が見物なのだろう。確かに彼女の容姿や言動は気味悪い。だが、物語に新しさであるとか嬉しいサプライズなどはない。予想通りの展開といい、不透明な読後感といい、良くも悪しくもホラーらしい枠にはまった作品である。どうしても、この分野の先達の過去の作品の幾つかが、読みながら頭をよぎってしまうところが難点。
ネットがこんなに普及する前であったら、面識の無い人間からの不条理な悪意、というのは未曾有の恐怖だったと思う。しかし、もう現在ではそれはイマジネーションの世界から、もはやありふれた現実にまで貶められてしまっている出来事なのだ。それゆえ、この物語はあんまり怖くないのかもしれない。
読者がホラーに何を求めるか、ひたすら気持ちの悪いシチュエーションやムードを楽しめれば良いのか、それとも物語としての完成度や意外性を重視するのかによって、満足度の異なる本だと思う。