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アウグスティヌスの愛の概念 みんなのレビュー

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みんなのレビュー2件

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紙の本

幻の処女作は、晩年に至るまでの一貫したモチーフを明かす

2002/03/24 23:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小林浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は1929年、アーレントが23歳の折にベルリンで公刊された博士論文である。ハイデルベルク大学での指導教官がヤスパースだったことと、当時、ハイデガーの影響を受けていた(そして事実的な交際関係があった)ことはつとに著名だ。本書は三つの章から成る。第一章「欲求としての愛」では、アウグスティヌスによる愛の定義——愛するとは、実際にそのもの自体のために何かを欲求することにほかならない——をめぐる分析であり、第二章「創造者と被造者」では、隣人愛が神学的に問われる。第三章「社会生活」は、隣人愛を人々の相互性に基づく共同体の観点から捉えなおす。この第三章では、彼女の遺作『精神の生活』(上下巻、岩波書店、品切)における政治哲学に通底するテーマ性が読み取れることが、詳細な「訳者解説」でも示唆されている。アーレント自身が手を入れた英訳草稿三種を編みこんだ英訳版が1996年に刊行されたが、本書は初版のドイツ語版を底本としている。難解だが、アーレントの人類観、共同体観の核を垣間見せる重要作であり、再読三読に値する。

※若き日のアーレント→エティンガー『アーレントとハイデガー』

人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー3月18日分より

(小林浩/人文書コーディネーター・「本」のメルマガ編集同人)

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2009/09/03 00:42

投稿元:ブクログ

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