紙の本
ルドルフシリーズ第3弾
2016/11/03 09:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の影の主人公ともいうべきイッパイアッテナの存在感が、いまいち弱かった。ラストの決闘シーンも、シリーズ第1弾のデビル戦の迫力には及ばない。
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まさか続編が出るとは!本屋で見つけた時に思わず声が出ました。小学生の頃読んでいた本の続編が10年経って出るなんて…感動。速攻買いました。オススメです!
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最初は、前作のおまけのように感じました。ルドルフたちの日常のような、でもそれは日々変わっていく。猫も人間も、いっしょです。
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友達の紹介で読みました。題名を言われただけじゃわからなかったのですが、これNHKの朗読アニメ?なのでもやっていたのを見たことがあります。
1と2がまた貸し出し中だったので3を借りるはめに…。
普通に面白いです。書体が明朝体でないところに、若干読みにくさを感じますが、内容は漱石よろしく猫から見た視点の猫生活を書いた物語。
かっこつけーのイッパイアッテナに何か抜けてるルドルフ、バカ正直というか一番人間臭く感じるブッチー。
あと橋の向こうのドラゴン兄弟。デビルっていうブルドックも出てきます。なかなか愉快です。
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オリジナルの『ルドルフとイッパイアッテナ』、続編の『ルドルフともだちひとりだち』
から14年も経ってやっと出た続編。あまり売れなかっただろうな。猫たちが私と一緒に大人になってしまった。だからこそ感情移入してしまう部分もあるし、寂しくもある。悲喜こもごも。いちばん好きなのは2作目だが、いちばん何度も思い出すのはこの3作目だ。
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ルドルフとイッパイアッテナの第三巻です。
ルドルフの周りって、とってもすてきな仲間がいますよね。
前作までよりも、その仲間たちに当てられ、書かれていると思います。特にブッチーがとってもカッコいいです。
個人的には、デビルが大好きです(笑)犬と仲のいいネコって、あんまりいませんよ!
イッパイアッテナが活躍するシーンはあんまりないけど、でもやっぱり頼りになるなぁとしみじみ思いました。
前作よりも、ちょっと大きい子向けかな?という印象です。
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斉藤洋さんのルドルフといっぱいあってなの三巻目です。小学校の時から見てきて、出ると買っている作品です。岐阜が出てきたので買っている感じ。
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おもしろかったけど、前々作、前作とくらべると…。イッパイアッテナがほとんど登場してこなくて、さびしかったです。
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途轍もなく(とてつもなく)猫の心は寛大なのですね。猫は、にんげん達の幼さ、拙さ、不器用さを、鼻で笑っているのでしょうね。
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ある日、川のむこうからドラゴン兄弟がやってきた。
いったいなにをしに?
最近、ブッチーのようすもなんだかおかしい。
そして、ルドルフにも思いがけないできごとが――。
変わらないようでいて、変わっていく世界のなか、それぞれが自分自身を見つめなおしはじめる、
ルドルフとなかまたちの新しい物語!
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ある日、川のむこうからドラゴン兄弟がやってきた。いったいなにをしに?最近、ブッチーのようすもなんだかおかしい。そして、ルドルフにも思いがけないできごとが―。変わらないようでいて、変わっていく世界のなか、それぞれが自分自身を見つめなおしはじめる、ルドルフとなかまたちの新しい物語
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■ずっと二匹の幸せを願ってたから、
んで、この巻でそれが叶ったから、
すごい嬉しかった。
■このシリーズを読み終えてから、
道端で黒猫やらトラ猫に会う度に、
もしやイッパイアッテナじゃなかろーかとか、
まさかルドルフじゃねーの、と思うようになった。
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ルドルフシリーズの三作目。
読んだはずだがあまり記憶にない…
また機会を見つけて読みたいと思います。
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『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズについて、
私自身が3部作を貫くテーマと感じたものを3つ選び、
3冊分のスペースを使って書いている。
『ルドルフとイッパイアッテナ』のスペースでは、
「名前と所属、そして、自分は何であるのか」について書いた。
『ルドルフともだちひとりだち』のスペースでは、
「学ぶということ」について書いた。
ここでは、相手の立場を思いやるということについて書いてみたい。
本シリーズでは、敵役が2匹登場する。
『ルドルフとイッパイアッテナ』では、ブルドッグのデビル。
そして、『ルドルフといくねこくるねこ』では、ノラいぬが登場する。
それぞれのクライマックスは、ルドが知恵を絞って、
自分よりも大きな犬と対決するところなのだが。
ルドの作戦もおもしろいのだが、
本シリーズのさらに深いところは、
敵役がただ敵役としてだけ存在するのではないということだ。
勧善懲悪モノのように相手がただただ悪者として描かれるのではないのだ。
ルドは、本からの知識と生きていくことを通して学んだ知識でバランスが取れている、
イッパイアッテナから学んだことによって、
ルドらしいところを残しつつバランスの取れたねこに成長していっている。
もともとの勘のよさに洞察の深さが加わったのだろう。
ちょっとしたことから相手の立場を推し量るセンスが育ったのだ。
それが、悪い敵を完膚なきまでにたたきつぶしてやっつけておしまい
という話にはならない深さをもたらすのだ。
どうして相手がこんな行動を取ったのかを考え、その答えを見つける。
それが敵を敵に終わらせずに、仲間にしていくことへとつながる。
私たちは、立場が違う人とともに生きていかなければならない。
どちらかが善でどちらかが悪ということではなく、
その人なりの正義で生きているということもある。
迷惑行動が、こんな自分は嫌いだとわかっていながら、
そんな行動を取らずにはいられない
心の弱さが露呈してしまった末の行動ということもあるのだ。
子どもの世界にも存在するいじめに例えるならば、
いじめられる側にも心の傷があるが、
いじめる側にも心の傷があるということを
教えてくれているともいえる。
対立を超えて仲間になることのヒントが
このシリーズの中にあるように思えた。
さて、おまけに、3部作の続編はあるのかということについて考えてみたい。
『ルドルフともだちひとりだち』と『ルドルフといくねこくるねこ』の間に
14年もあったことから考えると、
最初は前編後編で完結のつもりだったのではないかと考えられる。
実際、ルドのメインテーマは、
ほぼ『ルドルフともだちひとりだち』で完結しているのである。
『ルドルフといくねこくるねこ』は、後日譚のような位置づけになるのではないか。
で��、この後日譚は、ルドが咀嚼しなければならなかった現実から少し時間を置いて、
さらに考えに深みをもたせた。
そして、シリーズを通してずっと深めてきたテーマに
ブッチーの言葉を借りてコタエを出した。
例外的な時差を超えて、
見事に3部作としてまとめられているのではないかと思う。
だから、これはきっと3部作である。
こんな言葉でこのシリーズに対する書評を終えたい。
タイムマシンに乗って15歳の自分に会いにいけるなら、
『ルドルフとイッパイアッテナ』と『ルドルフともだちひとりだち』を持っていく。
そして、お前がちょうど 29歳になる頃に
この続編が出るから絶対に売らずに持っておいて、
続編が出たら買うようにと伝える。
私にとってこの3部作はそういう本なのである。
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ルドルフシリーズ。
ルドルフの成長を見守っている感覚になる。
『ルドルフともだちひとりだち』でルドがノラネコになるか飼い猫になるかで悩んでいたとき、ルドは自分の眠る場所さえ迷っていた。
だけど、「自分はどこに居ても自分なんだ」とわかってから、ルドは迷わなくなった。成長だ。
ルドは心で「教養のある猫」になることを常に意識しているから、おのずと行動が取捨選択されていく。
心に自分が信じるものがあると強い。深い本です。