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悪魔のパス天使のゴール みんなのレビュー

  • 村上 龍 (著)
  • 税込価格:1,76016pt
  • 出版社:幻冬舎
  • 発行年月:2002.5
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー24件

みんなの評価3.3

評価内訳

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紙の本

いやはやW杯開幕まで1ヶ月を切っての発刊。村上龍のサッカーを描いた小説、巻かれた帯に中田英寿のコメント——これは、幻冬舎・見城徹社長からのキラーパスだね!

2002/05/13 11:51

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投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 楽しめた。読む前に意欲満々だったし、滑り出しもスムースだし、こりゃあ一気読み本だね…と思っていたのに、ひと晩でなく4日もかかってしまったのが、ちと不甲斐ない。
 どうしてそんなにかかったかというと、週末、子どものサッカークラブの練習メニューに付き合うので疲れて早く眠るからで、そこで息が上がらないように暇を見て泳ぎに行ったりするから、時間はなくなる。疲れは益々たまる。
 4級審判員の資格取得目指して、勉強もせねばいかんし…。

 が、我ながらサッカー小説を読むのにふさわしいスポーティーな日々であった。ゲームの観戦でサッカーを知るのも面白いけれど、ボールを買ってきて、蹴ったりじゃれたりしてみると、更に経験のある人からトラップや蹴り方を教えてもらえると、サッカーの楽しみはより高いステージに上がる。この小説を読んでいても、体で感じられる箇所があったりして面白かった。

 しかし、私はブツブツ切りながら読まざるを得なかったけれど、ラスト約100ページにわたる試合部分は、そういう読み方をしてはダメです。もったいない。
 村上龍と中田との対談をオンラインで読んだが、サッカーのリズムを再現しようと工夫して書いたヤマ場であるから、携帯はマナーモード、電話はお休みモードにして、居留守を決め込み、邪魔が入らないようにして一気に読み下すことを強くお薦めする。
 
 中田英寿のオフィシャル・サイトnakata.net(サッカーのサイトって面白いね。小野伸二サイトとnike footballが好き!)とbk1で話題の雑誌「ソトコト」に連載されていたというから、サッカーマニアには「今さら」の発刊なんだろう。けど、加筆訂正されているということである。
 ちなみに本書に巻かれた帯の中田のコメント。
<ストーリーにドキドキしながら、ぼく自身、「言葉で展開するサッカー」を楽しみました>

 明らかに中田を意識したプレーヤー夜羽冬次が、イタリア中部の架空の町メレーニアのクラブチームで活躍している。
 語り手でもある主人公はマルチなクリエイターで、脚本を書いたり映像を手がけたり、中南米の音楽や物産を輸入したりしている。限りなく村上龍に近い人間だ。で、冬次のサポーターで、親しく食事をしたりする友だちでもある。
 物語は、冬次が「私」にもたらした究極のドーピング情報から動く。赤血球を増加させ運動量を上げる究極のドーピング。
 冬次にたのまれ、そのドーピングに注意するようアドバイスしてくれた人物に主人公が会い、情報を深くさぐっていこうというミステリー仕立てだ。人物とは、某ブランドのサングラスが似合う、ぞっとするような美女ときた。

 中田との親交でセリエAを追い、ヨーロッパのサッカー中心にエッセイを発表し続けてきた村上龍ならではの小説である。サブリーダーとしてエッセイ集『フィジカル・インテンシティ』『奇跡的なカタルシス』『アウェーで戦うために』を併読すると、より世界が広がる。
 蹴ってつないでゴールに入れるだけ、ルールも少ないサッカーというスポーツは、ある意味、理念型とも言えるシンプルで抽象的なものだけに、あらゆる分野やシーンを向こうに透かして見ることができるのだろう。その素晴らしさを再認識させられた。

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2004/11/23 01:39

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2004/12/10 13:58

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2005/11/01 19:43

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2012/05/16 13:00

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