紙の本
この本は、分かり易かった
2006/03/26 11:22
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tsuh - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある教材を開発することになって、いろいろな教材設計の本を物色して、読もうとしたが、いきなり難しい概念の話から始まるものが多く、あきらめ気味でした。しかし、この本を読むと、ある本で難しく書いていたことは、こういうことだったのか、とはっきりと分かりました。具体的な例を挙げており、分かり易い教材設計の本と感じました。この本を出発点にして、他の教材設計の本を読むことをおすすめします。
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インストラクショナルデザインの入門書。eラーニングの教材を作成している方、これからしようと考えている方、必携の書。また、IDについて興味のある方には座右の書となること間違いなし!
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独学のためのプリント教材作成のマニュアルとなっているが、この本の意図するところはもっと深いところにある。情報活用能力を育てるためには授業はどうあらねばならないか、第10章おわりにあつく語られている。ここを読むと、なぜ独学のためのプリント教材づくりなのかがわかる。最後まで読むと著者の言わんとすることがわかる。
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インストラクショナルデザインについて、
平易に書かれており、大変分かりやすかった。
学習においては、目標設定がスタートであり、
目標をもとに全てを組み立てるべきであるという点を
再度認識できた。
一方で、本書は
「研修」というよりは、学校教育を対象に書かれているため、
他の企業内研修を対象に書かれた書籍を優先して読むべきだと
思います。
<あし>
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インストラクションデザインという分野があることを知って読んでみました。タイトルに「マニュアル」とありますが、どちらかというと入門書。大学での講義の教科書として作られたようですが、入門書なので易しい内容です。
独学で学ぶ人向けの教材を作るプロセスについて概要を説明しています。私は数年前に社内で記号論理学の講座(10回コース)をやったことがあるのですが、最初に卒業試験を作ってから始める(最初からその試験ができた人は受講不要)など、本書の勧めるポイントのいくつかが(たまたま?)入っていました。それでも本書を読んでからやればもう少しうまくできたかもしれません(当時生徒をやってくれた人、すみません)。
とはいえ、プロセスの概要だけ知っても全体をうまくできるようになるとは限らないのはソフトウェア開発と一緒。この本を読んだだけで素敵な教材を作れるようになりそうとは思えませんでした。プロセスのそれぞれについてもっと理論やテクニックを身に着ける必要がありそうです。その点からちょっと物足りなさが残ります。
出来上がった教材の質を評価するところなどもソフトウェアのユーザーテストと共通点が多く、インストラクションデザインとソフトウェア開発には似たような工学的アプローチが可能なのかもしれません。ソフトウェアエンジニアの新しい活躍場所かも。
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ありそうでなかなかなかった教材作成ということにフォーカスしたテキスト。
統一した事例スタディを通じて段階的でシステマティックに教材というものが理解できる。
資料も非常に参考になる。
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生徒のための教材を作るのであれば、本書を味読する意味あるかもしれない。が、独学という点からすれば、どうなんでしょうねぇ。
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初心者がシステマチックにある程度の品質を持つ教材を
開発するための方法論が順序立てて書かれている.
"独学で学ぶプリント教材"の作成を目標とすることで,
教材作成としては汎用性の高い内容となっていると思う.
講義形式であれば,ここからの引き算であるし,
WEB形式であれば,紙とWEBの違いに注目すると良いと思う.
本書では,方法論の各ステップごとに具体的なやり方や
練習問題,例も書かれており,本書の内容の理解を促進している.
また,各ステップの学術・理論的背景も簡単にではあるが,書かれている.
200ページ以下と短くまとまっているが,密度の濃い本となっていると感じた.
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インストラクショナル・デザインに基づく独学教材作成の指南書。まさに教育(学習と言った方がいいかな)を工学的に作ってみるやり方。中途半端な授業をしていた自分に気づかせてくれた。
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教材の設計、学習目標(言語情報、知的技能、運動技能、態度)、形成的評価など。実際に教材を作るプロセスを通じて、教えることの難しさを知る。反面、教えなくても学べるようにするためにはどうしたら良いのか、実は学習者自身が学ぶように設計することに最も教育的効果があることが分かったことは本書を読んだ最大の効果だった。