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紙の本
大人も子どもも味わい尽くしたい、極上の美しい日本語の詩
2002/07/08 04:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうたのーと - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは今、わたしがいちばん惚れて、愛おしく思っている本です。
最近「日本語」に関する本が脚光を浴びて、本屋の目立つところでコーナーができているのを見かけます。書店で働くみなさん、そこにぜひこの一冊も加えて下さい。
編者の田中和雄さんによる「まえがき」(この本のできる経緯が書かれています)を新聞広告で読み、こころ打たれ、すぐに購入しました。
出かけるときにはいつも持ち歩いています。散歩やドライブ中には口ずさみます。息子(3歳)はすらすらと言えますが、わたしはときどき間違えて、それを指摘されてしまいます。
まど・みちお、谷川俊太郎、阪田寛夫、岸田衿子、野口雨情、若山牧水、A・A・ミルン、E・ファージョン…など、錚々たる詩人たちの美しいことば。残念ながら、わたしの知っているものはひとつもありませんでしたが(かろうじて「いろはにこんぺいとう」は知っていました)、今出会えたしあわせ! 息子たちは幼いうちからめぐり会えてなおのことしあわせ! この本を作ってくれてありがとう、と感謝したい気持ちです。
息子ふたり(購入当時2歳10か月と3か月)とまず楽しんだのは「おならうた」(谷川俊太郎)「いもくって ぶ/くりくって ぼ/すかして へ…」リズムのいい愉快なことばに大笑い。
「さくら」(まど・みちお)、近所にあるさくらのトンネルをくぐるとき、息子は「さくらのうた、うたって」とこの詩を催促します。詩は「うた」でもあるんですね。
「にじ」(まど・みちお)、おじいちゃんと初めて虹を見た日に読みました。「ママ/あの ちょうど したに/すわって/あかちゃんに/おっぱい あげて」このくだりがとても好きになったようで、「あかちゃん」を弟の名におきかえて口ずさんでいます。
「はだか」(若山牧水)、「裏の田圃で/水いたずらをしていたら/…」うちの裏も田圃なんです。同じような状況が気に入ったのか、何度も催促します。読み終わった後には「あははは」と笑ってしまいます。
さらに自分で本を持ちながら「ばぁーんと花火がなりました。そうすると…」と、詩らしきものを作って詠んでいるんです。まさに「子どもの心にもともと備わっている詩の心が呼びさまされ」(帯文より)ているんですね。
わたしは「思い出」(ウィリアム・アリンガム)がとても好きです。「…ささいなことだのに/長年覚えていて/思い出すたび涙が出る」、わたしも同じように涙が出てしまいます。
何度も読み、かみしめるうち、自然の美しさがよりいっそう鮮やかになり、いのちを持っていきいきと囁きかけてくるような気がします。詩人の美しいことばの魔法です。
子どもたちがもっと大きくなって、親の手から離れた頃、なんかつまらないなぁ、いやになっちゃったなぁ、さみしいなぁ、なにもかもやになっちゃったなぁ…そんな気分の時にふとこの中の詩を思い出して口ずさんでみる。幼い頃の情景が浮かび上がってきて、少しだけ元気がでてきた。もうちょっと頑張ってみるか。そんなことがあるかもしれません。
これからももっともっと味わい尽くしたい、大切な大切な本です。第二集にも期待しています。
紙の本
大人の心にも響きます
2016/11/26 13:16
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投稿者:エラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生になり、音読をする様になった娘にと購入しました。私も知らなかった詩も沢山あり、親も楽しませてもらっています。本のサイズも小さめで丁度よく、挿絵もシンプルでステキです。
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