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紙の本

巨匠の時代の終わり

2002/06/02 18:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

平成二年から三年の将棋界を活写している。
升田幸三は平成三年の春に亡くなり、そのころ大山康晴はガンの転移に怯えていた。つまり「巨匠の時代の終わり」が始まったのがこの時期なのだ。
屋敷伸之が史上最年少でタイトル(棋聖位)を獲得したのもこの年。のちに竜王位を獲得することになる藤井猛三段の奨励会時代の棋譜を紹介しているのも著者の先見の明を表している。

中でもこの時期活躍したのは石田和雄九段だった。竜王戦で大活躍して挑戦者決定戦まで勝ちあがった。「勝っているときは、こうなればいいな、と願っていることが起こるもんですねえ。やっぱり、勝って勝って勝ちまくらにゃいかん」と意気あがる石田だったが、田中寅彦との対局では必勝の将棋を大ポカで落とし「こんな日は飲まなきゃいられないね。そうでしょう、河口さん」と泣きが入ったりもしている。

棋士の描写も天下一品で、「郷田の姿勢、ちょっとしたしぐさには、歌舞伎の女形のような科がある。それに見とれているとバッサリやられるのであって、若いころの宮坂もそうだったが、いちばんキツイ手を指して来るのだ。」などは真骨頂だろう。

このシリーズには「名人論」という小冊子が付いてくる。第五回の今回は「伊藤看寿の巻」。有名な詰将棋作品集『図巧』の第一番の面白さを易しく解説してくれている。小冊子とはいえ、単なる「オマケ」では片付けられない内容の濃さである。

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