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童話作家はいかが みんなのレビュー

  • 斉藤 洋 (著)
  • 税込価格:1,76016pt
  • 出版社:講談社
  • 発行年月:2002.5
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

みんなのストーリーテラーは、エッセイだってもちろん最高!

2002/10/03 00:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

bk1の書評で本書の存在を知りました。

当初は、本体価格1600円を見て、ちょっと手を出しにくかったのですが、
結局図書館で借りることもできず(遠いも)
かといって読まずに済ませるわけにもいかず
購入しました。
ええ、もちろんbk1で(笑)

普段の書評買いでは、
『「面白い書評」だったから、きっと面白いだろう』
という気持ちで対象書籍を手に取る私ですが、
本書は違いました。

書評を読んだから、手にしたのは変わらないのですが
あの『ルドルフとイッパイアッテナ』の
斉藤洋さんが、上記書籍をものした瞬間を語るとなれば
もうそれだけで、面白さは保証されたようなもの!
(という勢いで買いました)

事実、最高の快読エッセイでした(ビバ! 衝動買い)!!!!

ほんとは、
読了してすぐにこの書評を投稿したかったのですが
えー、
「何か面白い本ない?」という
家族に本書を強奪されまして、
機会を失してしまいました。

もっとも、本自体はすぐに返してくれたのですが
(電車の往復2時間で読み終えたそうです)
やはり、書き時ってものがありまして(ごにょごにょ)

本書を開くことで、
斉藤さんの童話・児童文学に対する考え方に
触れることができますし、出版社や編集者に対しての
苦言も目にすることができます。

何より素晴らしいのが、「童話・児童文学の世界」を
無責任にバラ色の世界として語らずに、
それなりの覚悟を求めている部分です。

具体的には——
「ここを直せば、すぐに出版できるんですけどねぇ」
という編集者さんや出版社のプレッシャーを
はねのけるために、
「二足のわらじ」で作品をものすることを奨める姿です。

これ、この業界を目指す多くの「明日の作家さんたち」に対して
「良き先輩」なのではないかと。


これだけ面白いエッセイの書き手さんだってことが
明白になりましたので、
もしかすると、年に一冊ずつくらい、
斉藤さんのエッセイ集が読めるように
なるのかもしれませんね(*^_^*)
(いいや、是非そうなって欲しいっ)

だって、編集者さんや出版社が放っておかないでしょう(*^_^*)
何より、氏のエッセイ、読みたいと切望する読者が
多いでしょうし(もちろん私もその一人です)

ほんとにもうなんていうか、大満足の一冊でした(*^_^*)
これで、
「ええっ、『童話作家はいかが』を
まだお読みでないんですかぁー(ニヤリ)」と
胸を張って語られるかなと(ヤな奴だなぁ>自分)

安心して手に取ることのできる一冊。
面白いエッセイを求める全ての方にオススメします!!!!!!!(連打)

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紙の本

イッパイアッテナがエッセイを書いたらこうなるんだろうな

2002/09/07 13:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオトリさま - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ルドルフとイッパイアッテナ」で有名な斎藤洋さんのエッセイ。
本を持ってくるのを忘れたので、駅の売店でたまたま買った「日刊ゲンダイ」に載っていた
「講談社児童文学新人賞」の記事。
それが、斎藤洋(敬称をつけないのが最高の敬称)の人生を大きく変える。

出世作の「ルドルフ」が斎藤洋の研究対象ドイツのファンタジー作家ホフマンの「雄猫ムルの人生観」のパクリ…いえ、いえ、オマージュだったとは。
「そんな事、言っちゃわないほうがいいんじゃない?」
と、忠告してくれる人もいたらしいが、本当言っちゃっていいんですか?
と、いう話が他にも盛沢山。

イッパイアッテナのシビアな言いまわしの好きな人はぜったいお勧め。
イッパイアッテナがエッセイを書いたらこういう本になったのだろうなと思います。

斎藤洋が唯一人講談社で恐れる人物。「新人賞を獲ってもモノになるのは3人にひとり」
と言い放った女性編集者がこの本を企画したそうだ。
有能な女性なのだろう。尊敬する。

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紙の本

もっと長くても良いのに

2006/02/28 21:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「ルドルフとイッパイアッテナ」の著書、斉藤洋氏の体験的職業論である。この体験的職業論という言葉はカバーの折り返しに載っていたのだが、本書の紹介にぴったりなので流用する。全4章だてで、1章と2章は、児童文学者あるいは童話作家、斉藤洋が生まれるまでの物語、3章と4章は、児童文学とは何かや児童書をめぐる事情などが語られる。1章2章を読むと、(へえ私でも童話作家になれそう。いっちょ目指してみようか)という気になり、3章4章を読むと、(むむ、甘い気持ちじゃやっていけないな)という気持ちになるよう出来ている。「童話作家はいかが」というタイトルが意味しているものは、最後までじっくり読めば見えてくる。
 斉藤氏の語り口は軽妙で、ユーモアに満ちているが、時々ドキっと辛辣になったり、ものすごく大事なことをさらっと語ったりするので、気が抜けない。文章の量は少ないので、あっという間に読めてしまうが、繰り返し読んでも味があり、飽きない。流石ベストセラー「ルドルフとイッパイアッテナ」の著者だけあって、何よりも読んで面白い文章だ。また大学教授だけあって、教え方が上手い。とりわけ、各項目の最後に掲げられた27の教訓が面白く、為になる。「教訓7 尊敬より愛がだいじ。」「教訓23 「親しきなかにも礼儀あり」でしくじりそうになったら「嘘も方便」。」等など、思わずニヤリとしたりウームと唸ったり、こういう先生が沢山いると勉強は楽しい。斉藤氏の児童文学も楽しみだが、彼の研究対象であるホフマンやドイツ文学の解説書なども読んでみたいと思った。

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紙の本

斉藤洋の風が吹く

2002/09/21 02:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:じゃりン子@チエ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「児童文学は子供の頃に読んだっきり」なのに講談社児童文学新人賞に応募し、一発で受賞しちゃた斉藤洋は今では児童文学に欠かせない人だ。偶然買った日刊ゲンダイに告知が載ってなかったら、きっと「童話作家になってはいなかった」、という著者。今でも亜細亜大教授でありながら作家、という生活の彼が「ルドルフとイッパイアッテナ」を書き上げるまでの話はかなり印象深い。
 まず、教養小説を書こうと決める→研究対象であったドイツのホフマンの代表作「雄猫ムルの人生観」を換骨奪胎しようと決める→日本人に受ける要素を入れようとして「忠臣蔵」、すなわち仇討ち話を入れる。
 プロットを先に立ち上げてから、肉付けをしていったそうな。合理的! さすが、当時から亜細亜大で非常勤講師として学者の卵をやっていただけある。
 合理的といえば、p数が60〜300枚に設定されていたが何枚書いてよいのかわからず、近くの本屋で児童書を一冊買ってきてそれが200枚だったから200枚にした、という話もおかしい。さらに、その本が全く面白くなかったので「こういう本にはしないぞ」と心がけながら書いたなんて話も。本の題や作者は当然明らかにされていないが、なんだか目に浮かぶようだ。
 児童文学というのは風通しの悪い業界だ。よくは知らないが、きっとそうだ。あの業界では「子供のため」という大義がまかり通っちゃうからである。大義なんて代物、ろくなこと無い。大義を持った人々は大概その「正しさ」のせいであんまり物を考えなくなっちゃうからだ。
 斉藤洋のこの本はそんな中にあって、えらく風通しがよい。物語を作る楽しさも児童文学の奥深さも業界の厳しさも、全部ひっくるめて書いてあるのに気負いがない。落語好きとのことで、サービス精神に溢れた文章はトントン進んで読み易い。その中に時折混じる批判精神はピリッと辛く、直球だ。
 タイトル「童話作家はいかが」には実はシビアな三重の意味が隠されている。答えが知りたい方はどうぞ。

 それにしてもやっぱり「ルドルフとイッパイアッテナ」は人間が書いた物だったのか…。いや、そうだろうとは思っていたけど証明されてしまうとさみしいものです。例えて言えば「クリスマスにプレゼントを置いてくれるのは両親と知っているけど、フィンランドにはサンタがいるんじゃないかな…」と思う、ではなく願う心情。人間の文字が書ける猫はやっぱりいなかったんですね…。ううむ。

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紙の本

好奇心も満たされて楽しく読める一冊

2002/07/14 14:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

堅苦しい児童文学論というよりも、自らの体験などを踏まえておもしろおかしく書かかれたエッセイのようなもの。作者は「ルドルフ」シリーズでもお馴染みの童話作家、斎藤洋。どうして童話作家になろうと思ったのか? 創作の裏話、編集者とのやりとりなどが赤裸々に書かれていて楽しく読める一冊となっています。特に好きなのは使い慣れたワープロに対する愛着を綴ったエピソード。そうそう、わかるわかる、と思わず納得してしまいました。

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2006/07/16 19:22

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2007/12/16 00:30

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2008/08/24 11:31

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2012/02/22 11:01

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2013/03/08 12:16

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2013/07/04 12:53

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