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ふたりのアーサー 1 予言の石 みんなのレビュー
- ケビン・クロスリー=ホランド (著), 亀井 よし子 (訳)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:ソニー・マガジンズ
- 発売日:2002/05/01
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紙の本
マーリンとこちらの世界のアーサーはどんな役割があるのか
2002/10/14 14:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アーサーは13歳。中世のイングランドに住む。家は裕福で大勢の小作人を雇っている。アーサーは,小作人の娘ガティと仲がよく仕事を手伝ってやったり,横暴なガティの父親からかばおうとしたりする優しく正義感が強い少年だ。アーサーの兄サールは,そんなアーサーを軽蔑し意地悪をする。アーサーは早く騎士見習になりたいと思っているが中々父親がうんといわない。読み書きを習い,弓の練習に励むアーサーにマーリンが黒い石を渡す。大事にしろと言って。黒い石はアーサーに物語るようになる。
1巻が細かく100章に分かれていて細切れの感じは否めない。逆に言うとアーサーの日記のような感じで日々の積み重ねの中でアーサーが感じていること,イングランド地方の生活習慣などが描かれていて興味深い。何故,黒い石がアーサー王物語を語るのか,その運命がアーサーと重なる部分があるのは何故なのか,マーリンとこちらの世界のアーサーはどんな役割があるのか。1巻は謎を呈して終わったという感じ。感想は…まだ何とも言えない。二巻を読んでみないと。
紙の本
人はみな探求の旅をしなければならない…。このアーサーはあの伝説のアーサーなのか?
2002/07/16 16:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
アーサーとマーリンとくれば、あのアーサー王伝説を思い浮かべてしまう。マーリンが登場するということは、このアーサーもただならぬ人物なのだろうということになる。
しっかりとした描写で設定した世界を見せてくれるのでよくわかるのだが、場所が変わらないので変化がない分、読み進むのが大変な人もでてくるだろう。マーリンがくれた黒曜石はタイトルの予言の石ということになるのだが、この1巻では予言の石はアーサー王伝説をみせてくれるのだが、2巻、3巻でそれが生きてくるのだろうか?
この作品は2001年秋のガーディアン賞を受賞している。100章でしっかりと構成された物語は、どういうふうに発展していくのだろうか。この1巻は、ふたりのアーサーというのがどういうアーサーなのかを見せてくれたという段階で、2巻になるとまた面白いのだろうと期待してしまう。2巻がでるのが待ち遠しいことだ。
ファンタジーではあるけれど、中世の荘園の生活の様子がしっかりと描かれていて重厚な雰囲気を醸し出している。
13歳の少年アーサーの成長物語でもある。そして魔法と探求の物語でもあるのだ。
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