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紙の本
書誌学としてのマルクス。
2012/07/21 12:15
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マルクスの著作を読みづらい元原稿や初版本から校訂本を刊行するのではなく、ソ連共産党やドイツ社会主義統一党のイデオロギーの元でマルクスの著作が刊行されていた。マルクスを宗教の教祖が残した経典視していた時代らしい。
「マルクス・レーニン主義」教の時代につくられたマルクスの彫像や記念碑、切手、といった者についてのトリビアは、それはそれで面白い。
メンシェヴィキのニコラエフスキーの父称がイヴァーノヴィチならば父親の名前はイヴァンのはずなのに、妙な事が書かれている。それとドイツ民主共和国の独裁政党名が社会主義統一党という普通使われている名前の他にポーランドの党のような統一労働者党という訳名が使われているのが読みづらい。
マルクスの遺稿の運命から彼の校訂本作りに関わった人々について書かれているところはさまざまな運命が見えてくる。
それにしてもマルクスの校訂本作りに関わった人々は何故かユダヤ人が多い。マルクス自身のようにユダヤ教から離れた人が多いのかどうかは分からないが。
レーニンやトロツキー、毛沢東といった人々の著作の翻訳や校訂本作りをした人々について調べたら、やはり興味深い事であると思う。
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