紙の本
マイナスイオンが出てるかも
2002/05/30 15:50
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投稿者:こんばやし - この投稿者のレビュー一覧を見る
本文の内容には特に触れませんが,全体的にのんびりと柔らかい文章で,読者をいやしてくれます。
私自身この本を読む時は,コンポからゴンチチを流し,フトンに寝転がりながら読んでいますが,3コーナーほど読み終えるとまぶたがフワフワしてきます。
いや,眠くなるような文章と言う訳ではないですよ。気分が良くなるんでしょうか。うとうととしてしまいます。
自らを「いやしい系」と呼んでいる本上さんですが,周りから見ればやはり「いやし系」なのである。
紙の本
大好きな食べ物、忘れられない本、小さな思い出、家族や友人を素直な感性で綴った人気女優のエッセイ集
2002/06/12 18:15
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投稿者:杉田宏樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ほんじょの虫干。』『ほんじょの天日干。』に続く女優・本上まなみのエッセイ集である。本書は出版元が変わったからというわけでもないのだろうが、写真を多数収録した前著に比べると、あくまで著者の文章にウエイトが置かれており、一見して“タレント本色”が薄まっているのが特色だ。
日常生活や撮影現場などで著者が感じたちょっとしたことを読み進めていくと、ユニチカキャンペンガールからタレントへ転身し、ドラマや映画へと活躍の場を広げる元祖“癒し系”の、素顔と本音が明らかになって面白い。どこから見てもスリムな体型を誇るほんじょ(著者自ら名乗る愛称)が、実は食に対して並々ならぬこだわりを持っているとは意外だ。それもグルメというよりは庶民的な感覚だから、彼女に対して親近感を抱くのはぼくだけではあるまい。
ちなみに目次から食関係の見出しを拾ってみると、「いとしのポット」「トリガラと戦う」「サバってさ」「どーんとうな重」「茶わん蒸しにトキメク」「エビはギリギリまで!」「もやしはおいしいなあ」「“シューク”ってさ」等々。極め付きは「築地よいとこ」と題した一文だ。コンブとカツオブシがなくて台所(“キッチン”じゃなく)が寂しく感じたほんじょは、フリースに長靴姿で築地市場を訪れる。エビ、マグロ、シラス、ウニ、タコを見て回り、贔屓の乾物店でお目当ての食材を購入。腹ごしらえに鮨(“寿司”ではなく)かカツ丼か牛丼か迷い、デザートは迷わず串だんごをペロリ。本文とは別枠の「へもへもコラム」では、学生時代に好物だった焼きうどんを、上京してひとり暮らし中のほんじょが“元気になるためのレシピ”として紹介している。
本文中には「へもへも」とか「へもい」という言葉が頻出するが、これはちょっとダサくて頼りない雰囲気だが、愛らしく憎めない様子、を表すほんじょの造語。こういうセンスを持って物事を見つめ、日々を送る著者もまた愛らしく気になるタレント、だと言えよう。 (bk1ブックナビゲーター:音楽評論家/杉田宏樹 2002.06.13)
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女優・本上まなみさんのananで連載しているエッセイをまとめたもの。へもへも感漂っています。イラストがとてもかわいいんだよなぁ・・・へもへもしてて。
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本上まなみさんのエッセイは大好きです。この本は本当におもしろくて何度も読み返してます。エッセイのプロではないですが、読むとほのぼのほんわかした気持ちになります。
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ananで好評だった連載をまとめたものです。
ちょっとしょぼんとした時でも、これを読むとほんわかなごむ気持ちにさせてくれます。
中川いさみさんのイラストもぴったり!
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本上まなみさんのイメージががらりと変わった一冊。
へもへもって言葉がよいです。
あとお母さんのエピソードが可愛いです。
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またまた、憧れの本上さんのエッセ!!この本はほんじょの身近にあったことを書かれていると思います。なかなか「ヘモイ」を把握するのは難しい?!普及活動実行中
。こんな子いいなぁってまたまた思ってしまった。
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生まれは違うけど、育ったのが大阪南部の著者のエッセイ。お母さんが面白い。もっと、お母さんのことを書いてほしいけど、これくらいでもう充分かな。結婚したら、ほんじょじゃなくなるし、お母さんは出て来ないだろうし。ほんじょは、自分のことを「オレ」と言うのには少し驚いた。方言なんだろうね。意外と合っているような気がして来る。
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雑誌 『an・an』 に掲載された「ほんじょのへもへも通信。」
(2001年1月19日号 〜 2002年5月29日号)を加筆・修正した
ものに下記のコラムを追加構成になってます。
へもへもコラム1
乾いた水着 「小説新潮」2002年12月号
へもへもコラム1
好きなものに囲まれて暮らすのって楽しいね
「an・an」2002年2月27日号
へもへもコラム1
なつかしくってハズカシくってあったかい
(映画『耳をすませば』を見て)
スタジオジブリ絵コンテ全集10『耳をすませば』収録
へもへもコラム1
ぱくぱく食べて元気になろう!
「日本経済新聞夕刊」2001年6月30日付
「ほんじょのへもへも通信。」は、雑誌 『an・an』 を
毎週水曜日にせっせと購入し、リアルタイムで
読んでいたけれど、こうやって1冊の本に
まとめられたものを、あらためて読み直してみると、
なかなか感慨深く面白いものです。
毎週、原稿の締め切りに追われて58個の
コラムを書き続けた本上まなみ様。
お疲れさまでありました m( _o_ )m
因みに、「鉛筆日和」とは、ほんじょにとって、
原稿を書くのがはかどる日の事だそうです。
下記の様に、装丁がシンプルで綺麗です。
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本上まなみさんが好きです。あ、いや見た目とかじゃなくて、あの発想・着眼点が好きです。「ザ・ベストハウス123」でウミウシについて語るところとか好きです。あ、えーと見た目も好きですけど。
なんかこの本を読むかぎりでは、本上さんの発想の根っこには「遠回り」ということがありそうです。ちょっとした寄り道とか、あえてメンドくさそうなことに挑戦するとか。それが「へもさ」につながっていくんでしょうかねー。まあ、起きてから家を出るまでは25分らしいですけど。ハエーですね。
「鍋物で、エノキや春菊をいつまでも煮ている人。たいていお話に夢中なのですが、「君、現実を見たまえ」って忠告したくなる。」の一節には笑わせてもらいました。いいなー、このツッコミ。
【目次】
まえがき
ほんじょのへもへも通信
(「いとしのポット」「骨抜きだったのか!」など58編)
へもへもコラム
1 乾いた水着
2 好きなものに囲まれて暮らすのって楽しいね
3 なつかしくってハズカシくってあったかい(映画『耳をすませば』を見て)
4 ぱくぱく食べて元気になろう!
あとがき
(イラスト 中川いさみ)
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まえがきあたりに書かれていたへもらのイラストが一番ツボ。
文章を書くのに慣れてきた分、ストレートさや、ゆっくり一言ずつ書いているんだなという時間のゆったりした雰囲気が減ってしまった。そこが一番の魅力だったのに。
本上まなみさんのエッセイは、きっとご本人の女優さんとしてのイメージとダマダマのフリース着ちゃってるへもさのギャップがぐっと来るのだけれど、この本では、なんかちょっと女優さん方向に作られたものを感じてしまった。のんびりお散歩とか、昆布とかつお節が少ないから台所がさみしいとか、ソファーでくつろぐときにくるまるブランケットとか。あの慣れていない感じこそが魅力だったんだなと思うのでした。
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普通の人にとっては何でもない事だけど、ほんじょさんにとっては、とっても面白いことだったり、嬉しいことだったり、見落としがちな幸せを全身で感じられる人なんだなと思って羨ましく思いました。小さなことでも、これはほんじょさんなら全力で喜ぶんだろうなって事を見つける様になって、自分でも楽しいと感じられる様になった気がします。ほんわかまったりしたい時にピッタリのエッセイです。