紙の本
謎めいた兄弟たちの耽美な世界
2003/02/08 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁に惹かれて手にとり、読み始めて…ビックリ。
同性愛の世界を描いた連作長編だったのですね。
そういうお話にまったく興味がない私なので、読むのをやめようかとも思ったのですが、長野さんの流麗でファンタジックな文章に魅せられて、結局どんどん読んで行ってしまいました。
謎めいた兄弟が暮らす「猫飼亭」を舞台に、さまざまな事情でそこを訪れた男たちや、兄弟と関わりあった男たちの出逢いを、あくまでも美しく、涼やかに、描いて行きます。
最初から最後まで、なんだか異世界の出来事のような気がしてしまうのですが、読後感は悪くなく、途中で投げ出さずにいて良かった、と思います。
同性愛に拒否反応がない方は読んでみては、いかがでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
長野まゆみさんの作品は、友達の影響で読み始めました。
見事にハマりました。ツボです。いっぱい作品読みました。
投稿元:
レビューを見る
この本で初めて 長野まゆみさんを読みました。
ずばり表紙に一目ぼれでっす☆猫好きな私には気になりました。で、高校の図書館にリクエスト。・・・まさか、こんな内容だったとは・・・笑 でも、長野さんのさらっとした繊細な描写が綺麗な世界を作ってます。
投稿元:
レビューを見る
「猫飼亭」という風変わりな屋号。土蔵造りの厳しい構え。膝の上に灰色の猫をのせ、喉を撫でつつ煙管を使う若い男。この屋敷を訪れる者は、猫の世話をするつもりが、「猫」にされてしまうという…。
投稿元:
レビューを見る
短編集。とはいっても、全ては「猫飼亭」に繋がってる。猫シッター求むという求人は猫の世話をするのかと思いきや、猫にならなければいけなかった。内容には驚いたけれど、楽しんで読みました。最後の話が好き。
投稿元:
レビューを見る
猫。寝子。この言葉遊びだなんて誰も気が付かないよ!この装丁だとさ!と叫びたかったくらい騙されました。今回もふわふわしてるんだろうか、と装丁買いして泣く目に合ったのを覚えています。
話自体は好きな人は好き、ですよ、きっと。
投稿元:
レビューを見る
私の初長野まゆみはコレ。文体やら字の選び方やら、私の好みそのもの。ランクが星4つなのはあまりにも衆道くさすぎなので、苦手な人への警告。
投稿元:
レビューを見る
さくらの描写がとてもよかったです。しばし官能的ですが、それでも物語に惹きつけられてしまいます。
私的にはとてもオススメですが、一般の方は苦手な人もいるだろうと思われますのでご注意ください。
投稿元:
レビューを見る
長野作品で、初めて手に取った作品だけに
読んで吃驚しました(笑)
ぶっちゃけ、芳白さんが好みです。
投稿元:
レビューを見る
長野先生らしい作品。
(ここでは結局流されてしまう同性愛の物語、という意)
しかし、珍しく表現が露骨。
同性愛が苦手な人はやめておいたほうがいいと思われる。
投稿元:
レビューを見る
長野さんのJUNE要素有りな作品、嫌いではないし好きな作品も多くあるのですが…猫道楽は想像以上に直接的な表現が多く、遠まわしな表現も何故か妙な言い表し方で、変に笑ってしまった。ちょっとイマイチかな。
投稿元:
レビューを見る
男達の”異−カオス−界”と、呼ぶことにしている長野さん作品のアレな作品の1つ。いや、好きなんだよ。4兄弟よりどりみどりの魅力で。雰囲気、最高に好き。
投稿元:
レビューを見る
私は猫が大好きです。この本の表紙とタイトルが可愛らしかったので購入しました。内容がいわゆる。。ボーイズラブと言ってしまってよいのかわからないのですがその要素が含まれてて。。 最初からカァーッと耳まで熱くなるような赤くなるような そんな内容でした。表現が美しかったり、その生々しいものが伝わってきて素敵な文章力はあります。同性愛には偏見もないし理解しているほうだと思うけどそれでもやっぱり衝撃的でした。なので私にとって次にこの著者の本を買うのは勇気が入ります。他の作品を読んだことがある方、ぜひお勧め作品を教えていただきたいです。
投稿元:
レビューを見る
「キャットシッターのバイトに来ました」「じゃあそこで遊んでてください」「え、ねこは?」「いえいえ、あなたが我が家のねこになるんですよ」って話。長野まゆみはホモ好きだよね
投稿元:
レビューを見る
「猫飼亭」という風変わりな屋号。土蔵造りの厳しい構え。膝の上に灰色の猫をのせ、喉を撫でつつ煙管を使う若い男。この屋敷を訪れる者は、猫の世話をするつもりが、「猫」にされてしまうという…。