紙の本
学校で、まなんだこと
2002/07/04 17:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りゅうこむつみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お、おおおお? なんだか気がついたら読み終わってしまったぞ。最近文章を書くことに悩んでいる私は藁をもつかむ思いで読んだというのに。
騙されたようにすらすらと頭に入る文章。そして妙に納得させられていく。これで私も文章がかけるのかしら?
小学生に向けた本なのかと思えばちょっと引用文がカゲキだわ。一体誰向けに作られたのだろう?
そんなことを思っているうちに読み終わってしまったのだ。
さてはて、私の文章力は向上するのだろうか?
まあそれは、これからの私に乞うご期待ということで!
紙の本
高橋源一郎が小説の書き方の本なだを書くわけはない
2018/01/23 22:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
高橋源一郎が小説の書き方の本なだを書くわけはない。この本を読んで小説が書けるわけではない。ここに載っているのは、小説についての考え方、または小説を書くことについての考え方だと思う。そういう意味では非常に面白い読み物だった。
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結局のところこの作品は至極まっとうだ。小学校で実際に講演した時の模様を書き起こしているらしい。だから凄く噛み砕いて話をしている。しかし、小学生に小説家になるための具体的な方法を示唆するわけもなく、小説を書きはじめるときの心持と注意点を提示する程度だ。つまり、この本は趣味で書くを視野に入れているように思える。もしくは小説家になるためではなく、単に小説を書き始めるきっかけを探している人にヒントを与えるというところか
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なにか「おはなし」を書きたいと思っている人は、すべからくこれを読むべきだと思います。小説を書くって一体どういうことなのかを、ケストナーや村上春樹などの有名な小説をお手本にしながら、いくつかのヒントをプレゼントしてくれる本です。
これを購入したのは3年前ですが、今でもたまにパラパラ読み返します。それくらいに好きな本です。
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内容:高橋源一郎が小説の書き方を教える話。技術論的なことは一切なく、向き合い方を独自に解説。
感想:僕はもともとこの人の言葉遣い(なんか古い俗っぽさの言葉ってあるじゃん?)がそんなに好きじゃないんだけど、この本は面白いと思う。いい本書くじゃないのよ、あんた。関係ないけど、現存する作家で文章に関しては最大の天才と村上龍を評している箇所があったんだけど、やっぱそう思うよね?ずっと人に言えなかったんだけど、ちょっと安心した。ふと、昔は村上龍を想像してオナニーをしてたと語る室井佑月のことを思い出したんだけど、まあそれはいいか。この本は内容を語る本じゃないので、興味持ったら読んでください。たぶん途中で投げ出せないし、終わっても損しない。
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個性という言葉はあまりに陳腐だが、いかに自分固有の問題を突き詰めるのか、という高度な人生論の本でもある。
必ず読んだ方がいい本だと思う。
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ものすごく“正しい”本だとは思うが、実践的かというと、「?」が灯る。なんというか、正しすぎるんだよな、たぶん。
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二度と小説なんか書かない。と思わせたのは高橋源一郎とその他の若手作家の対談記事でしたがやっぱり小説が書きたい。と思ったのも高橋源一郎の手によるこの本だった。すごく面白い。なんで自分が今まで書けなかったのかがわかる。というか薄々感付いていた問題点を明示してくれた。すぐに書いてはいけない。小説というのはぶたれた犬みたいなものだから。
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「小説を書くための本」というか「文章読本」の類をどれか一つといわれると、迷わずこれを上げる。書いてあることは実に簡単で分かりやすい。
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面白い。マジで面白いわコレ(笑)この人の小説も好きだけど、こう言うのはホント上手いねぇこの人は(感心)競馬の予想は外してばっかだけどねぇ?高橋先生(大笑い)簡単に書いているようで洒脱な文章ってのは計算しねぇと書けないんですよねぇ…ま、コレ読んでも小説家には絶対なれないけど(笑)読んで面白い事は保証します。
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小説というものを、思い切り解体している。さすがは高橋源一郎。この本を読めば、ベストセラーとか自分が読みたい小説とか自分が書きたい小説が書けるようになるわけではないけど、とにかく小説というものは書けるようになるかも知れない。敷居の低い、普遍的な小説のお話。
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ひとことで行ってしまえば「まねる・こわす・つくる」 ビジネス書なんかにも書いてあることと同じだった。何かをやろうとするときの基本はすべて同じなんだなと思った。
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うわあ、ほんとだいすき。
やさしい。
一億総小説化時代へ!
書くこと!まねること!世界を小説としてみてみること?
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えらそうにあの本はつまんないとか、この本はくだらないとか言ってたけど、ほんとは自分が面白さに気付いてなかっただけなのかも。小説の読み方を知ることが、書き方のヒントになるってことを教えてくれるT・G先生による授業。
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良かったです。でも一番いいのは「エーミール」からの引用文だった(笑)。小説を書いてみたいけどどうやって書けばいいかわからないという人たちへ向けた、入門書。まねから入ろう、文豪たちの文章からどんどん吸収しようという内容。どの作家を参考にできるかなども紹介されているところが面白い。これをよんでるだけでも面白い。