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前半部分はテーマの決め方を短めにまとめていて読みやすかった。
しかし、後半の文献引用等の部分は冗長だと感じた。
文献引用の形は他の論文を真似ればよい。引用の作法についての種類は学べたがはたしてそれが役立つのかと言うとそうでもない。
前半部分が良いので☆4つにしときました。
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1、論文の実質的要件
独創的な意見―新しい視点から説得力を持って論理的に明確に述べられている必要(P13参照)
そのために?反対思考法?進化思考法(P11)
2、論文の形式的要件
?P20参照
?文献引用と注の重要性(P21〜)
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卒論の反省などもあって、目を通してみました。
当たり前のことが書いてあるんでしょうが、それぞれ簡潔にまとまっていてわかりやすかったです。
引用文献の書き方なんかは、いろんなスタイル(MLA,APA,Chicagoなど)の例がけっこう詳しく説明されていて、参考になると思います。
たぶん、理系の人向きではないです、文系の人は読んでみても良いかも。
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かなり前に買って放っておいて再訪。
学位(論文)に関する法令・規則が掲載されているのが特徴。シンプルに重要な点がおさえてある。学士、修士、課程博士、論文博士といったそれぞれの学位の違いをおさえた上で、論文にどう取り組むべきかといった感じの内容。結局、こういうのはガイドラインとして使うべきであって、これを読んだからただちにいろいろ書けるようになるわけではないのはまあ当然。
文献検索システムはこの本の内容では古くなっているので参考にはならない。
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主として、引用文献の書き方。
1.テーマ選択。仮タイトル
2.スケジュールを確認し、予定を立てる。
3.文献、資料を集める
4.先行研究を精査・分析する
・主要文献を批判的に読む。
5.独自の知見を検討する(先行研究を疑う)
6.論文の骨格・素案を作ってみる
7.論文を本格的に執筆する(先行研究の精査・分析、目次と文献リスト)
8.全体を見直し、調整
9.論文の完成、提出
(ポイント:論文の実質的要件)
1.先行研究業績の精査・分析
2.先行研究業績の問題点・疑問点などを発見し、自らの独創的意見を新しい知見として説得力をもって論理的に提示する
3.独創的な自説(新しい知見)によって、学問の当該分野の発展に寄与し、新たに先行研究業績としての役割を果たすこと
第2章 論文の実質的要件
1.先行研究業績の精査・分析
・主要参考文献を一字残らず精査・分析する
2.独創的な意見の形成
・反対思考法 先行文献の結論が間違っているのでは
・深化思考法 方法は同意できるが分析不十分
3.独創的な意見の重要性
・課程による博士論文。十分に独創的な意見
4.論文とはいえない文章群の判別法
・先行研究業績と比較してどの点が異なるのか、先行研究は、どのような点が不十分であり、あるいは、間違っていたのか明瞭に記述しなければならない。先行研究との差別化。
第3章 論文の形式的要件
1.論文の典型的な構成
○博士学位申請論文概要書の構成
・本論文の目的
・本論文の構成
・各章の概要
・主張したい結論
○論文の構成
目次
序章(はじめに)
第1章
第1節
1.
(1)
終章 結論(終わりに)
文献リスト
2.文献の引用
(1)文献引用の基本ルール
○盗作問題を避けるために
・他人の文章をそのまま引用せずに、同じ考えであっても、自分の言葉で、言い換えるか、要約する。
・やむを得ず引用する場合は、「 」
・文章や着想の出典を明示すること
○注の重要性
第4章 論文作成の具体的な手順
1.どのような手順で論文の作成を進めるか
・テーマを選択し、仮タイトルを決定する
・論文提出の予定を立てる
・文献、資料を集める
・先行研究を精査・分析する
・独自の知見を検討する
・論文の骨格・素案を作ってみる
・論文を本格的に執筆する
・全体を見直し、調整する
・論文の完成、提出
フィードバックによる修正の繰り返し
2.各ステップで何をするか
(1)テーマを選択し、仮タイトルを決定する
・限定的な狭い範囲の問題を選択すること
・自分の土俵で相撲を取る
(2)論文提出の予定を立てる
(3)文献、資料を集める
・基本書、文献・資料
・図書館を利用
・NACSIS Webcat利用
・新聞切り抜き、日経テレコン21
・検索エンジン
(4)先行研究を精査・分析���る
・基本的なものを数点精読する。批判的に。暗記するほど
・ノートに要点をメモする
・主要文献以外は、相違点をざっと目を通す。
・資料(統計、法規、判例など)は、文献と突き合わせる。
(5)独自の知見を検討する
・独善的な仮説は必要ない。
・反対思考法、深化思考法で仮説を建てるのは良い。
(6)論文の骨格・素案を作ってみる
・仮目次を作ってみる
・先行研究のポイントを箇条書きに
・このポイントに対して自分の意見・主張(独自の知見)の要点を書く
(7)論文を本格的に執筆する
○注意点
・主語と述語の対応
・文章は短く。100字以内。
・やさしい文章
○先行研究の精査・分析の結果を文章化
・直接引用 そのまま引用はなるべく避ける。長い場合は言い換え・要約。
・言い換え 記憶で書いた上で原文と照合
・要約
○目次と文献リストを作成する
・目次 本文完成後、目次
・文献リスト
・論文全体の構成
(8)全体を見直し、調整する
・タイトル、入力ミス、漢字の変換ミスの確認、用語・表現の統一、レイアウトの確認
(9)論文の完成、提出
第5章 主要文献引用システム
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論文たらしめるものは、
先人の先行研究業績を理論的批判的に精査分析し、新しい視点から説得力のある独創的意見を新しい知見として論理的に展開する、こと。
独創的意見とは、反対思考法と、深化思考法がある。
独創的意見は論文には不可欠。なければ要約にすぎない。
前のステップに戻ることを厭わない。
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12月~3月は論文提出シーズンですね!こちらの本では、文献の引用の仕方や論文を書く意味など、基礎的なところから説明しています。初めて論文を書くもののレポートと何が違うのか分からない学群生や、卒業論文は書いた経験はあるものの修士論文を書くにあたってもう一度論文の書き方を簡単におさらいしたい修士の学生にお勧めします。先行研究を基に文献研究をする意味から、論文を書くにあたって必要なおおよその期間やスケジュールの進め方まで、論文執筆初心者にありがたい内容がぎゅっと一冊にまとまっています。
(ラーニング・アドバイザー/体育 YONEKO)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/1676967