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へーって感じ。価値としては300円くらいしかない本だけど、読むと10000円の損失みたいな本がたくさんあるから、その意味ではジュンク堂あるいは本屋に少しでも興味のある人なら読んで損はない。ジュンク堂書店の話。
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6月17日読了。「カンブリア宮殿」にてジュンク堂社長が出演しているのを見て興味を持ち、この本を読んでみた。著者の主張によると、ジュンク堂の躍進の理由は現場スタッフたちの情熱とやる気であり、またそれを推進する社長の人柄・自由な社風であるのだとか。確かに、そういうもんだと思う。私は書店を選別して通ったりもしないし、意識してジュンク堂に本を買いに行ったことは正直ないのだけれど。今後は「なるほど、ここの書店はこういう取り組みをして他社と差別化をはかっているのだな」といったことも意識して書店に通ってみようか。
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神戸店から発展したジュンク堂書店のあり方が、1人の人を通してじんわり、見えてくる。書いた人が、ジュンク堂を大好きなんだなぁとしみじみ。すてきなはなし。
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2002年刊行なのにもう絶版の本。
ジュンク堂に昔から働いてきた書店員さんが書いた本、というと他にも2冊ありますが、個人的には『書店繁盛記』よりも厭味っけがなく、読みやすかったです。
しかし、ジュンク堂が今までは品揃えだけを重視してきたと思ったら、スタッフも重視している(しかも堂堂と、紀伊国屋に対抗するためにはマンパワーが重要だと書いている)のは、やや?と思った。
もちろん専門知識を持つ書店員がいるのはジュンク堂では必要とされているだろうけど。
だったら今後のジュンク堂は(品揃えだけではやっていけないと思うので)、個人プレーを重視したサービス展開でも良いのではないか?と思いました。これは必ずしも専門書系のサービスに関わらずでね。
例えば、私が訪れた某書店では、個人の書店員がお勧めの本(新刊ではなく、古い本も)をレジ前に実名とポップ付きで大量に置いてあったし…。
ジュンク堂も、少なくてもマスコミに露出している書店員さんがいるのだから、それを上手く活用したらサービス展開が出来る気が…。
この本を読む限りでは、今後のジュンク堂の展開に期待できるなあと感じられるものでした。
内容が読みやすかったけど、もう少しつっこんでほしい所もあり、★3。
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阪神・淡路大震災当時の事が印象的。
ジュンク堂そのものの歴史が語られたり、サービスに対する信念だったり、万引き問題についてだったりが、語られています。
ジュンク堂にはなぜ椅子があるのか、その理由も分かります。
ジュンク堂書店を立ち上げから支えていた著者が、定年退職後に出版した、体験集、なのだと思います。
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ジュンク堂の秘密がここにあった。これが書かれてから4年が経っている。この間にネット書店の占有率はかなり上昇している。単行本の値段がアマゾンの送料無料ラインに設定されつつあるとも聞く。けれど、必ず最後に人はリアル書店に行き、本を手に取り眺め選びそして買う。買うはず、買ってくれ!そのためには書店員として何をしなければならないのか。ついついルーティンワークに埋没してしまう私に熱い一撃をくれた一冊だった。メモを取りながら読了。
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私は「書物」に幻想を抱いているんだな、ってつくづく思います。
ジュンク堂大好きなので読んでみました。
内部にいた人の話だから割り引いて読まなきゃ、と思って星ふたつ。
でも、創業の経緯やポリシー、店舗販売の苦労、出版社との係わりなど、すごく面白かったです。出版が2002年、文章が書かれたのが多分01年で、まだ電子書籍についての記述は無いけれど、それについても読んでみたい。
先に読んだヨーロッパ本と書店の物語、でも思ったけれど、「本」を販売するって、文化の流布であると同時に経済活動で、「書物」って文化の形態であると同時に商品なんだよね、としみじみ。
(ケイタイが、携帯とまず変換されたけれど、書物=文化の携帯って言いえて妙かも。)