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紙の本
タイトルに偽りありとは言わないが、そう思わせられるというところにこの本の意図するところがあるのかもしれない
2006/07/02 15:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
職業選択の理由を問われると困るのは、きっと私だけではないと思う。もちろん確固とした理由や意志をもって現在の職業についた人もいるのだろうが、どうも私にはそれが思い当たらない。だからと言って何となくなったのかと聞かれれば「そうではない」と言うだろう。いつの頃からか自分はこの仕事に就くものだと思っていて、特別な理由などない、というのが今のところの答だろうか。
だから、この本で20人の職業選択の理由を垣間見ることができるのならば、それはそれで面白いというか、私と同じような答をする人がいるのだろうかという興味で、そして何より私があこがれたり、幾分か知っている人の職業選択の理由を知りたかったので読んでみた。
だが、ここで語られている多くは、「なぜカウンセラーになったのか」ではなく、「どのようにカウンセラーになったのか」であった。もちろん、日本の心理療法家の先達と言うべき人たちが、様々な個人的背景を持ち、苦労されて「カウンセラー」になっていかれた、「カウンセラー」として努力されたということはよく分かった。
けれども、本のタイトルから期待された「なぜ」の部分には、答切れていないように思う。それともやはり、何か言葉にすることは難しい何かに導かれるようにして「カウンセラー」という仕事を択んだということなのだろうか。
自分の仕事を択ぶというのは、やはりそんなものなのだろうか。
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