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紙の本
四半世紀といえば一昔ですねえ…
2003/03/04 20:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
唐沢俊一と志水一夫の2人が、自分たちの生きた四半世紀を回想し、語り合った対談をまとめたもの。しかし両者ともSF、アニメからUFOまで、昔なら「いい大人が夢中になるもんじゃない」といわれていた、今では偉そうに「サブカルチャー」と呼ばれるようになったジャンル群の草分けみたいな存在だ。だから古書収集や落語にまで話が飛ぶ二人の回顧はそのままサブカルチャーの歴史であり、「オタク」の誕生するプロセスだったりする。と学会、2ちゃん、ヤマト…あんなことがあった、あんな人がいた、あんなものがあった…。当事者しか知らなかったような話を、まさに当事者が話すのだからこれは一読の価値はあるんでないかしら。
ちなみに、イーハトーヴ出版から出ていた『トンデモ創世記2000』に1章を加えたものだそうなので、1章・2章と3章の対談の間には数年のタイムラグがある。それゆえ、「あのときは、あんなことを言ったけど、あれから…」ということもあったりして、またお楽しみが増えていたりします。
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