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今まで、外から観ることでガンダムを知っていたが、内側から見ることのできる1冊である。クリエイター側からみた別視点は非常に興味深い!!
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サンライズの経営者のインタビューを読みました。非常に興味深いインタビューでした。興味を持った点を整理すると、以下のようになります。第1に、ガンダムのようなオリジナル路線は消極的選択だった。当時、漫画原作のアニメが主流だった。しかし、後発のサンライズには、漫画原作のアニメに参入する余地がなかった。そのため、ガンダムのようなオリジナルのアニメを選択せざる得なかった。第2に、サンライズは、スポンサーサイドの企業だった。多くのアニメにとって、視聴率こそが重要だった。そのため、子供にでも分かるストーリである必要があった。それに対して、サンライズは、プラモデル、玩具等を製作するスポンサーに向いていた。スポンサーが満足してくれれば、視聴率は気にしなかった。そのため、ガンダムのような子供が理解不可能な話でも大丈夫だった。第3に、虫プロの残党なので、製作部門ではなく、管理部門重視の会社である。虫プロは、製作重視、管理部門軽視で滅びた。その反省に立って、サンライズは、管理部門重視の会社になった。最後に、タンエースの失敗は、折込み済みだと主張しています。正直、この主張は、建前なのでしょうか、本音なのでしょうか。
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伝説的なアニメ、 (ファースト)ガンダムの制作に携わった人が、それぞれの視点で自分の経歴とガンダムの関わりについてインタビューに答えている。
ガンダムというと冨野監督がクローズアップされることが多いが、それなりのポジションにそれなりの人が配置され、一種の化学反応的に作品ができてきたことがよくわかる。決して大きな会社ではないサンライズで、フリーの人が集まってできたガンダムという作品は、クリエイター全体が作り出した作品のような気がする。
制作から20年近くたって、当時の様子を知るためにも、作品の振り返りとしては非常によいと思う。