サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

家蠅とカナリア みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー17件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (9件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

鍵は「蝿」と「カナリア」

2003/04/18 10:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

精神分析学者ベイジル・ウィリングが探偵をつとめるシリーズの一作。
芝居の最中の舞台の上、観客が見ている前でおこった殺人事件。この大胆な事件を解く鍵は、一匹のカナリアと一匹の蝿にあった…。
このヒネリも何もない邦訳書名を見たら、どんなに鈍感な読者でも、読む前から「蝿」と「カナリア」がこのミステリの重要なポイント・重大なヒントだと気付くことでしょう。だから読者は、「蝿」と「カナリア」にどんな秘密があるのだろう? どう関係してくるのだろう?と期待しながら読み進めるワケです。あわよくば、その秘密を見破ってやろうと目を光らせながら。
これは、ある意味「賭け」ですね。こんなに堂々とハッキリと「ヒントはここにあるよ」と注意を引いておきながら、それらを物語の合間に巧みに隠しておいて、最後の最後に理路整然と「どうだ!」とばかりに示してみせれば、「やられた」感も一入、おもしろいミステリを読んだなあ、と幸せな読後感に浸れるでしょう。が、謎解きがこじつけっぽかったりするともうダメ、「こけおどしか」と不満が残ってしまうでしょう。幸なことに、このミステリは前者、どれだけ「蝿」と「カナリア」が重大なヒントだと書いたところで、読み終わった後には「なるほど!」となることでしょう。おすすめのミステリです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

“Cue for Murder”:<殺人の合図>?

2019/05/26 04:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

1942年、ニューヨークのある劇場にて上演中に、舞台上の一人が殺されていることがわかる。舞台初日に招かれていた精神分析学者でニューヨークの警察顧問も務めるベイジル・ウィリングは、犯行の前から劇場周辺で起こっていた奇妙な出来事が気にかかっていた。衆人環視の中で起こった殺人にウィリングはどう挑むのか・・・という話。

ベイジル・ウィリング博士モノ第二弾ということで・・・ウィリング博士のキャラクターがまだ硬いというか、一人一段高みにいる感が強くてあらためて驚く。まだ恋人のギゼラも登場していないため、ある時期の少年探偵団ものの明智小五郎のように、完全無欠のスーパーヒーローなのだ。真実がわかっているのにあえて口に出さない、みたいなところもあって。
で、いつものように<人間の心理>に重きを置いた話ではあるのだが、演劇界を舞台にしているのが他の作品とはちょっと違うところ。才能のあるなしにかかわらず、芸術というジャンルに身を置こうという人々はそうじゃない人たちとはちょっと違う。キャロル・オコンネルの<キャシー・マロリーシリーズ>の『死のオブジェ』あたりをつい連想してしまい、登場人物のキャラの濃さが似ているのかな、と感じたりする。
でも割とステレオタイプな登場人物も多いような気もするのだが・・・なんだろう、この「読まされてしまう」感じは。それが好きということかしら。

時代も古いし、心理分析もいまと比べたらちょっと・・・というところもあるのに妙に納得もできてしまうのは、80年ぐらいでは人間の本質は変わらないということなのかも。20年ぐらいだと文化的な古さが中途半端に強調されてしまうのかもしれないけれど、ある程度以上古い分にはまったく気にならない。
しかも古典的な本格ミステリのように始まってそのまま続いていくのに、終盤サスペンススリラーに雰囲気がガラッと変わる鮮やかさ!
勿論、犯人当てやトリックの解明は本格ミステリなのだけど。 このサスペンスの匙加減がロマンティックなのだよ!
もしかしたら著者が女性というところもちょっと関係しているのかしら(読者の私も女性だから?)。あまり作者の性別を意識することはないのだが・・・ファンだから、ということでしょうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

愛憎劇

2015/03/24 14:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

演劇が行われている中,死体役の俳優が本当に殺されてしまいます。

彼を殺すチャンスがあったのは,4人の男女。

食い違う証言,被害者はいつ殺されていたのか? 誰が何のために殺したのか?

ナイフの柄に止まる家蝿,籠からだされたカナリアは何を意味するのか?

精神分析医ベイジルが謎に挑みます。

徐々に明かされる愛憎劇,演劇界のクセのあるキャラたち。お金の絡んだ思惑。

ロジカルに犯人追い詰めてっていうミステリではないですが,

ミステリドラマとしては,とても面白かったです。



以下 ネタバレ注意!!

家蠅とカナリアって題にしては,これ,個人を名指しできる決定的証拠じゃないよね。ああ,なるほどねって程度。

本題は「CUE FOR MURDER」  このCUEの意味も,最後に大事なファクターとして出てくるんだけど,いまひとつ・・・?


まあ,細かい事は気にせず,読んで見てください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/03/24 18:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/03/01 16:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/03/30 00:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/01/24 05:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/01/26 15:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/06/07 20:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/02/24 22:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/04/24 08:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/09/26 12:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/04/13 22:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/04/19 21:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/03/18 23:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

15 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。