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家族八景はまだ現実離れしてないんだけど、これは普通にSFだった。テイストも違う。わたしは七瀬があんまり好きじゃない。
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家族八景の続編(?)の様なモノ。
前作が割と淡々としていたのに対し、コッチは派手だった。
アクションシーンとかその他ドキドキハラハラなシーンとかあって、映画を見ている感じだった。
ただ最後の悪の組織云々はちょっとチープな感じがしたけど、時間軸云々の話とかがやっぱり濃かった。
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ドラマ化されていたので原作を読んでみましたが、結末が・・・
SFで「能力を持つ」ということは主役になることで、それをつかって活躍するという良いイメージがありましたが、それを異質と捉え、悩むところなど、現実に置き換えればかえってリアルなのかなと思いました。この思い切りのよすぎる結末には不満がないわけではありませんが、出版されて何年経過してもドラマや漫画で取り上げられる魅力があります。
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初の筒井康隆作品。
読み始めるやなや、ぐいぐいとひっぱっていく展開で、最後まで走り抜ける感じだった。
何編かの章にわかれている中で本筋は繋がっているストーリー構成はやはりドラマのようであった。
SFにカテゴライズされているようだが、受け入れ難いところもなくすんなりと読めた。
友人に勧められた一冊。
内容に関しては、女の自分が知りたく無かったなーって感じるところも二点三点ありました。
男性作家が書いているぶん、なまなましいな・・・
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某局のドラマを見てまた読みたくなったので...ドラマの結末はちょっと無理があったつうか脚本が弱かったですな。
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『家族八景』に続く、テレパス能力を持つ七瀬シリーズ第二段。
前作の家庭というごく身近で小さな世界を描いたものとは、世界観が全く異なる。七瀬以外の超能力者が続々と現れ、一気にSF色が強まる。
孤独に生きてきた彼女が得た幸福、安心感、そして最後に訪れる大きな喪失。
「正常」な世界から、少しでも違っているものを「異常」として「大多数」から排除しようとする動きに、超能力云々以前の恐ろしさを見た。
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すごく苦手だ。
1作目は新鮮でそれはそれで楽しめたんだけどなあ。
絶対的な悪がいて、主人公は善で、人類の未来を守るために悪を倒すことを決意する、というわけなんだけど、全然感情移入できない。
それが独善的に感じられて鼻についちゃってしかたない。
ストーリーもものすごくご都合主義というか。
週刊少年ジャンプで漫画化したらうけるだろうと思う。
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七瀬三部作が破 キャバ嬢 ナナセサン 大集合 警察 異分子は許さない社会 もっと言うと同質化が前提の社会 最近のNHKの毒がなさ過ぎた
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(2008.12.01読了)
NHKテレビドラマを見ながら読み始めました。「七瀬ふたたび」の「ふたたび」が気になりながら読んだのですが、解説を読んで納得しました。火田七瀬を主人公にした本が、「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」と三作あるのだそうで、「七瀬ふたたび」は、その2作目でした。1作目を読んでいなくても、十分楽しめました。
テレビドラマとだいぶストーリーが違います。七瀬の父親とか、研究者仲間とか、超能力研究者とかは全然出てきませんでした。
火田七瀬は、人の心を読むことができる超能力者です。普通の人に、超能力者であることがばれると、排斥されてしまうので、ばれないように努めています。
男性が七瀬を見ると、頭の中で七瀬を裸にし、好きなように事に及ぼうとするのが、七瀬には読み取れます。男というのは、そういうものなので、しょうがないのですが、女性作家に是非、男性版七瀬を書いて、いい男を女性が見る時の様子を読み取ってくれないかと思います。
七瀬は、いろんな超能力者と出会います。仲間になる人もいるし、敵になる人もいるし、で、結構ハードな本です。結構人が死にます。
未来が見えてしまう人、透視のできる人、時間を戻せる人、手を触れずに物を動かせる人、様々です。
結末は、悲しいものです。
それにしても七瀬の敵は、誰だったのでしょうか?よくわかりませんでした。
いずれの日にか、「家族八景」と「エディプスの恋人」を読んでみましょう。
(2008年12月2日・記)
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うーん…。「えっ、何で!?」って思う部分がいっぱい。何で超能力者は消されないといけないの?って部分の説明がもう少し欲しかった。面白かったけど。
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純粋に面白い。
一気に読ませる。飽きさせない。
これは家族八景とは違った形の面白さ。
七瀬と出会う能力者の仲間、次第に浮かび上がる組織の影。
そして迎える結末。
あまりにも大きすぎる敵と、
超能力という切り札を持つ少数の者。
こんな風にして世の中は成り立っていくのかな、不思議と現実味を感じて怖い。
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七瀬三部作で最も好きな作品です。
二作目ということで七瀬自体のキャラクターも固まり、さらにノリオ、恒夫、ヘンリーなどの生き生きとしたキャラクターの登場で鮮やかな物語になっています。
感情表現が巧みで、エスパーであることに苦悩し、戦う彼らには感情移入してしまいます。
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えー、家族八景から引き続きテレパス七瀬さんのお話。今度は七瀬さんが他の超能力者と出会いながら物語が進んでいくというお話ですが、なんですかね、自分で自分を美女だと認識しているっていうのは、読んでいてなんかいい気がしないのが不思議(笑)。テレパスということを隠しているという割には大胆な行動の数々。面白いんですが、ちょっと無理のある展開。とはいえ、後半はそれにもまして無理のある怒とうの展開の末唐突な結末。うーん、さすがは筒井康隆というところなんですかね。まあ、この後シリーズ最終作でどのような落ちをつけるか見ものですね。
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テレビドラマは、純情派って感じだったけど、
こちらは、ハードボイルドさえ感じる。
七瀬たん、カコイイ!
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「家族八景」に登場した七瀬がまた主人公として登場。七瀬は他人の心を読むことができるのだが、その力を悟られるのを恐れて、汽車に乗って旅に出る。
そこで同じ能力を持つ子どもに出会う。二人は危険を予知するのだが、どうやってそれから逃れるのか…??
その後も次々と、様々な「力」を持った人に出会う。時間を移動できたり、念力が使えたり…など。
だが悪の組織に彼ら超能力者たちは狙われて……??!
「読心術」をもつ主人公ってだけでも面白いし、さらにいろんな超能力者が出てくるたびに、ワクワクしたなー。ストーリーそのものより、もしこんな超能力をもったら…??って色々想像できて、楽しい。いろんな力をもつ人が集まって、1人じゃできないことも可能になるっていうのは、大きな魅力だよね。
時間を移動できる力って興味深かったなー。ここでもまた「多元的宇宙」が出てきたね。
冒頭で七瀬が乗る汽車=熊の木本線(「おれに関する噂」に収録されている話)ではないか?と解説を読むまでまったく気づけなかったけど、言われてみれば…うん、驚いた。
ラストが悲しかったな…。
パプリカや七瀬シリーズを読んでいて感じたのは、筒井作品の女主人公って「美人で頭も良い」子が多い気がする。というか筒井作品に出てくる女って、うんとおちょくられるか、デキ女か、ちょっと極端じゃないかな??才色兼備の主人公=作者の憧れ?