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クライマーズハイで見事な構成の壮大なドラマを描いてくれた著者ですが、そこまで大きな構成が出来ない、短編という制約の中でどんな話を書いているのか興味の有る所でした。全体に通して、現在の生活を失いかねない致命的な事柄から、追い詰められた人間の苦悩や葛藤といった心理が、深く描かれている。保身かプライドか?決断を迫られる人間のドラマ。
また警察、新聞、法廷といった組織の構造と、組織内部の対立など、興味深い。
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この本が初めて読んだ横山作品。
4つの作品の短編集。
一作品ごと異なった職からの視点なので面白いのだが、人間味というか温かさが感じられる本だった。中でも「逆転の夏」が良かったかなぁ。
やっぱ長編が好きだなぁ。
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短編集。第2作目にあたるのですが、「動機」は、2時間ドラマで見ていました。
丁度忙しい時だったので、「逆転の夏」の主人公がわずらわしく、読むのに時間がかかってしまいました。
正直、共感するキャラクタがいないです・・・。
(2007.4.11)
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人間のちょっとした、いわゆる間がさした結果が重大なことになってしまったという話。全4話でこの短い短編でよくこれだけ内容の濃い話をつくれるなと感心する。
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警察官、刑務所から出所してまじめに働く男性、新聞記者、裁判官それぞれを主人公に描かれた秀逸な短編推理小説。警察小説やオヤジ向け小説が苦手な方でもミステリファンなら楽しめるはず。
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ミステリー短編集。全4話。
最高っ!!この本もいつものごとく?買い込んだまま放置してあったんだけど、それが悔やまれる。もっと早く読みたかった。
ミステリーなんだけど、もっと違う要素、つまり、人間の感情の綾とか、人生の機微とかいろんな要素が内包されているのです。
深い。奥行きがあってすごい。犀利な筆致に深い洞察。もちろんミステリーとしても読み応えあります。
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面白かったです。堪能できました。
短篇集です。4篇あります。『動機』『逆転の夏』が面白かったです。
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とっても読みやすい短編集でした。
それぞれのタイトルに読み終わった後に「なるほど」と思ってしまいました。
でも、ほんとにこの方の警察モノっておもしろいです。
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買った日:2007/5/14 未読 読むの楽しみ。読み始めた日:5/18〜5/23読了。面白かった。短編を上手に書く事は、長編を上手に書くよりも力量のいることだと聞いたことがあるけど、横山秀夫の短編はすばらしい。どの作品も扱うテーマが堅そうで、入りにくいイメージがあるけど、とても読みやすくて本当に面白い。
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『逆転の夏』で☆4つ。
まぁ、普通に面白かった。
読みやすいような読みにくいような・・
な、短編集。
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買った後に短編集だと気付き、「短編はちょっと・・・」と思いつつ読み進めたところ、2篇目あたりからおもしろくなり、読み終わった頃には、短編ミステリそのものを見直すことに。
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署内で警察手帳三十冊がなくなった。盗まれたのか?
なくさない為と思い、帰宅する前に預かって一括保管していたことがあだとなった。
内部の犯行しか考えられない、一体何の為に・・・。
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横山秀夫=警察小説というイメージだったので、意外な作品でした。著者の描く、「組織の中の男たち」が好きなので、この作品はあまり好きではないです。
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美和を許せるか。
自分を許せるか。
襖に手を掛けた時、一つの単語が頭にうかんだ。
賭――。この賭に勝ちたい。湧き上がる思いを胸に、安斉は密室の扉を開いた。
リドル・ストーリー風とされる『密室の人』のラストが好きだ。
2008/02/08
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短編集ですが、そのどれもがストーリーに奥行きがあり、一読の価値がある作品です。
個人的には四つ目の「密室の人」が一番心に残ってるかな。
他の三つの最後は、そういうことか!という驚きがあったけど、「密室の人」は、ある登場人物の葛藤が悲しかった。だから一番心に残ってます。