- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
一気にわかる!空港の内幕 みんなのレビュー
- 猪瀬直樹+MM日本国の研究企画チーム (著)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:PHP研究所
- 発行年月:2002.12
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本
道路と同じく日本の無駄,空港問題のカラクリ
2003/01/19 23:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:格 - この投稿者のレビュー一覧を見る
道路の無駄が今,非常に注目を浴びているが,空港の問題も同じようなものである,ことを暴いているのがこの本である.要するに官僚が,自分達の組織を守るために,仕事を継続して作り出し,自分達の天下り先を確保し続けるために,特殊法人を守り続ける.金は,財政投融資から湯水のように注がれるので不自由しない,ということらしい.それで借金だらけになる.地方は地方で,金が国からでるので,どんどん誘致する,ということらしい.羽田は利益をあげているらしい.その金もまた,地方に回されていく.したがって,「羽田を民営化する」というのは「もう地方に空港は作らない」というのとほぼ同義となるらしい.
また,その羽田でさえ,滑走路をふやそうとしているのだが,その必要はない,という.ニューヨークのラガーディアでは,36秒に1機が離着陸を行っているのに対し,羽田の場合,約2分に1機しか離着陸していない,という.実に約4倍もの効率の悪さである(これを欧米には現に日本の約2倍の処理を行っている国がある,というのはどういうことか).要するに国家公務員による管制能力の問題らしい.したがって,民営化して,インセンティブを与え,これの効率化を図れば,滑走路の増設は必要がないのだ.もっとも,大田区の住民運動も問題のようであるが….
感覚的には,非常によくわかる問題である.しかし,それがたとえば,道路と比べて,どの程度の大きさをもっているのか,などはわからない.数字的に整理されておらず,投入されている金が全部でいくらなのか,等不明である.
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |