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紙の本

絵と文章のバランスに違和感が…。

2003/10/16 18:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語もロジャンコフスキーの絵も素晴らしいと思います。
ただ、手にとって最初に感じたのは、文章が多いわりには頁のあちこちに不自然な「すき間」が見られること。絵と文章のバランスにも違和感をおぼえます。
手元にある77年初版「のうさぎのフルー」(福音館)は、縦書きの読み物版ですが、この「すき間」が文字で埋められているので違和感を感じません。絵の順番も童話館のものとは違います。
この童話館の作品は「64年初版」の福音館のものを復刊したとありますが、そのもともとの「フルー」はどんな本だったのでしょうか? そして「原書」の姿は? …気になります。
(できれば探して確認したいと思っています。)
出版社が絵本を翻訳出版する際に、どういう事情があるのかは解りません。けれども、子どもたちによりよい絵本を出会わせたいと願う一読者として、翻訳出版の際には原書の魅力をできるだけ損なわない編集出版を切にお願いしたいと思います。

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紙の本

野うさぎの生態が、いきいきと、清冽に描かれた絵本です。

2003/03/18 19:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わくわくどきどき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 幼児や小さい子ども(低学年の子ども)にもわかるように、野うさぎの生態が親しみをもって、生き生きと、清冽に描かれている絵本です。
 主人公のフルーは、ひとりぼっちになってしまった野うさぎです。おとうさんはきつねに食べられ、いもうとはふくろうにさらわれ、そして、ある日おかあさんもどこかにいってしまいました。おかあさんうさぎは、子うさぎの面倒をよくみません。
 野うさぎの赤ん坊が、みな、神さまから、三つのおくりものをもらって、生まれてくるのは、そのためでしょうと作者は言います。
 かくれみのと、二つの魔法の耳と、七里ぐつとは、なんてうまく名まえをつけたものと感心してしまいます。土とおなじ色をして、かくれみのとなる毛皮。とおく、小さい音でも、世界中のもの音をあんしんできる音と、できない音とにききわけることのできる大きな耳。そして、音をたてないで、とてもはやい、じょうぶな足をもっているのです。春から夏にかけて、フルーは、近所かいわいの土地をそらでおぼえていて、たえず、とびはね、畑や林をかけまわります。
 ある朝、フルーは、大がらすにおいかけられている、うさぎのむすめさんのキャプシーヌを助けて、友だちになります。ところが、秋、猟犬におわれて、猟場を逃げ回っているうちに、フルーはまたひとりぼっちになってしまいました。きびしい冬が過ぎて、春、そよ風が、なつかしいにおいをはこんできました。フルーはキャプシーヌに出会い、リンゴの花が咲く頃、結婚することになりました。
 四季の移り変わりと自然を背景に、野うさぎフルーの探検好きな、躍動感あふれる姿や登場する野生動物が、いきいきと動きのある黒のコンテの素描で描かれ、この物語に存在感をあたえています。色彩のあるページをおりまぜながら、ゆたかな自然観察からうまれたすばらしい絵の魅力がひろがってきます。コルデコット賞受賞画家。
この物語は、福音館書店で刊行されたものを、翻訳を見直して、絵本のかたちで出版されました。翻訳のことばも、耳に聴いて心地よいです。
 子どもたちに読んであげると、静かな感動の伝わる自然観察入門の科学絵本です。

(わくわくどきどき/図書館の学校・児童書選書委員会)

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