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投稿者:愛書家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すべて読み終えて、感慨深いものと人の親として悩ましいものがこみ上げました。
子供だったときに受けた親の態度や発言の矛盾さ(今では懐かしい思い出ですが)と人の親になって我が子の将来に対する不安(自分の育て方は間違っているのか)とをじっくり考えさせられました。そして目の前の現実から逃げていては何も始まらないのを痛感しました。
年頃のお子様をお持ちの方は是非、お読みいただけたらと思います。
やさしい人間になってみようかとおもってしまう。
2015/08/08 09:33
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投稿者:スナフキン - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイオリズム?や体調や繁忙状況で、年間読書量が10冊程度~100冊近い年と変わりながらも、結果大量に読み散らかしていますが、この歳になって(50代)になって中々事故改善の意思は有りませんが、もう少し優しい人間になるのも悪くないかと思う様になる作品です。主人公を応援したくなる。
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少しずつ歪んでしまった人と人との関係を、優しく修復していく、修復されていく短編集。舞台となる街の描写も見事で、登場人物と一緒に旅をしている気分にもなれる。
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やっぱり乃南アサはミステリーがいい。というよりはテーマが「中年女性」だったのがまったく物語りに入っていけなかった理由だろう。
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◆あらすじ◆
どこの家庭でもありそうな、でも他人には言えない妻の悩み───夫との冷え切った関係、姑との対立、病死した一人息子への想い、受験生を抱えるつらさ、あるいは生活費の工面や、男友達との密会だったり……。
それぞれに事情を抱えた妻たちは、何かを変えたくて旅に出た。
新鮮な風景と語らいが、少しずつ彼女の強張った心を解きほぐす。
切ないけど温かい、家族を見つめた物語集。
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誰にも言えない妻の悩み
そんな悩みを抱えた妻が旅をするとき・・・
「旅」をテーマにした短編集
悩み、苦しみながら旅に出、心が前を向いていく。
紀行小説ともいえるような各地の描写も素敵です
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旅先の景色を眺めながら、悩みと向き合う女性たちの短編集。
ひとり旅したら気持ちに整理がついたわって感じで、現実には大きな変化もなく淡々と悩みが解決する。主婦の諦め?
乃南さんの他の作品に比べると少し雰囲気がジメっとしている気がする。
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12人の主人公『彼女』の旅を描いた短編集。
何らかの苦悩を抱えた彼女らは、旅先で何かを得たり捨てたりする。
過去を振り返り
立ち止まって
現在を見つめ
行きつ戻りつ。
あたし自身の旅行の一冊になりました。
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読み終わったあと、自分が結婚して30代40代になった時、どんな人生を送っているんだろうと考えてしまった。
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家庭の中の様々な悩みや葛藤を抱えた主婦たちが何かを変えるために旅に出る。
12の短編集。
私にしては非常に珍しく、乃南さんの本なのに退屈でした。
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いろいろな事情を抱えた女性たちの旅をテーマにした12の短編集。短編集はとても読みやすいけれど、ひとつひとつの話が面白いので、もう少し続きを読みたかった。読後感もすっきり。
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旅をテーマにした短編が12。
ずっと前に読んだ時には、当時ドキッとするお話や、じんわりするものもあったのですが、何年かたって読み返すとまったくちがう感想を持ちました。
若い人より・・・私くらい・・・もう、冒険とか恋愛とか、遠くなってしまった世代が共感する本かも、です。
家族を大事にしよう、と思いました。
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あとがきの
「人は漫然と旅行しているのではない。さまざま事情を抱え、一生懸命に旅をつづけているのである。」
という一文がこの本の全てだと思う。
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全体に日常の香りがして、ミセス雑誌に載せるに相応しい内容だった。
全然完璧じゃない主人公たち。雑誌に出てくるような、美しく快活でお洒落で中身まで出来上がっているかのような人物じゃない。
不器用で欠点があって少なからず自分が大切でしかたがない、読者と変わらない人たち。
しかし、主人公たちは、しっかりと、その土地土地の自然から、何かを学ぼうとし、得ようとする。それがストレートにプラスなものでなくとも、回り回って主人公たちに学びや気付きを与える。
この12の物語から、自然やその土地に根付く風土や空気の尊さ、大切さを知る。
この方の本を初めて読んだけれど、風景描写が穏やかで、サスペンスなども書いている方だなんて意外だな。
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家庭に問題を抱えた12人の妻たちが旅に出る短編集。
それぞれが、旅先で出会う人や風景に癒されていく。
そこには温かさがある。
読んでいる側にも温かさや旅に出る良さが伝わってくるよう。
2017.10.14