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娼婦論 みんなのレビュー

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (2件)

高い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/12/18 17:43

結婚は売春である

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、日本でベストセラーとなった「親日派のための弁明」著者による女性論である。
 著者は言う。結婚というのは女性にとって特定の一人を対象にする売春である。売春と結婚との差は、報酬を一回払いで支給するか、長期分割で納めるかの違いであって、大差はないことだ。つまり、女性は結婚によって夫の専属娼婦となるのである。
 専属娼婦であることを立証するものは離婚である。もし、愛が冷えて別れるということなら慰謝料は必要ないはずである。多額の離婚慰謝料こそが専属娼婦論の証明である。
 そして、女性には三種類の選択肢がある。結婚を通じて妻という名の売春婦になるか、一回払いで代価を受ける一般的な売春婦になるか、社会のあらゆる非難を覚悟して性の自由を享受しながら暮らすかである。
 このように本書は、韓国女性を例にとり、さまざまな点から性について論考した問題作である。
 ところで、ソウルには四箇所の大きな娼婦街があるという。本書の中で、それぞれの娼婦街の特徴などが詳説されているところも興味深い。
 最後は、旧日本軍の従軍慰安婦論である。韓国で一般に認識されている従軍慰安婦には歪曲があるという。著者は、旧日本軍は慰安婦制度によって軍人と現地住民に問題が起きないように気配りをしたもので、独創的な発想だったとして評価している。これなどは「親日派のための弁明」にもつながっていく評論であろう。

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2003/08/06 19:42

事実誤認だらけの駄本

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書を見ただけでも、『親日派のための弁明』なる本がトンデモ本であることは、懸命な読者には分かるだろう。著者にとって、この本を出版したのは誤りではないのかとまで思える内容だ。
 まず、「完全な自由意志で職業意識の娼婦」と「セックス奴隷」(人身売買産娼婦等)、「生活苦の為のやむにやまれぬ娼婦」等を、まとめて(自由意志・職業意識の)「娼婦」としているのは事実誤認だ。
 また、女性が男性よりも「身持ちが堅い」のは貞操観念のせいだと信じているのも、事実誤認である。確かに貞操観念ゆえに「純潔」を守ろうとしている女性もいるだろうが、それよりも「男性のように『異性ならば誰でも良い』というほどの性欲が無く、許容範囲が狭い。男性を選ぶ」からである。
 そして「売春行為」と汚名を着せられるような結婚を女性がしなければならなかったり、離婚した女性が慰謝料を必要としたりするのは、「男の方に財産があり、女性の稼げる金も少ない」という男尊女卑の社会背景があるからである。慰謝料は、女性の方が富豪で離婚原因があるのなら、当然、女性の方が払うものである。
 この程度のことは、現代の日本やアメリカを見れば誰でも分かるだろう。しかし、日本でも未だにそれが分かっていない人間が多いようだが。少し昔の、日本の男尊女卑男(永井荷風など)の戯言と似たものを感じたのは、確かに韓国が少し昔の日本と近しいということなのだろう。しかし、著者自身がその真っ只中にいるのである。
 真に女性を蔑視し、男性に都合の良い「娼婦」として利用しようとしているのは彼らの方である。女性がすべて娼婦というのなら男性はすべて買春男と言うべきであり、実際の女性と男性ではどちらの方が性に飢えているかは一目瞭然であろう。男性は己の性欲を誰にも非難されずに発散する為に、女性を娼婦に仕立て上げ、彼女らに責任を押し付けようとしているのである。確かに娼婦的な女性もいるだろうが、女性と男性の経済的事情が完全に平等にならぬ限り、安易に女性を批判するのはフェアではない。
 まともな読者は騙されはしないだろうが、現代の日本の風潮は、逆に彼らに騙されそうで危険である。田中優子『江戸の恋』と並ぶ駄本。

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

結婚は売春である

2002/12/18 17:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、日本でベストセラーとなった「親日派のための弁明」著者による女性論である。
 著者は言う。結婚というのは女性にとって特定の一人を対象にする売春である。売春と結婚との差は、報酬を一回払いで支給するか、長期分割で納めるかの違いであって、大差はないことだ。つまり、女性は結婚によって夫の専属娼婦となるのである。
 専属娼婦であることを立証するものは離婚である。もし、愛が冷えて別れるということなら慰謝料は必要ないはずである。多額の離婚慰謝料こそが専属娼婦論の証明である。
 そして、女性には三種類の選択肢がある。結婚を通じて妻という名の売春婦になるか、一回払いで代価を受ける一般的な売春婦になるか、社会のあらゆる非難を覚悟して性の自由を享受しながら暮らすかである。
 このように本書は、韓国女性を例にとり、さまざまな点から性について論考した問題作である。
 ところで、ソウルには四箇所の大きな娼婦街があるという。本書の中で、それぞれの娼婦街の特徴などが詳説されているところも興味深い。
 最後は、旧日本軍の従軍慰安婦論である。韓国で一般に認識されている従軍慰安婦には歪曲があるという。著者は、旧日本軍は慰安婦制度によって軍人と現地住民に問題が起きないように気配りをしたもので、独創的な発想だったとして評価している。これなどは「親日派のための弁明」にもつながっていく評論であろう。

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紙の本

事実誤認だらけの駄本

2003/08/06 19:42

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書を見ただけでも、『親日派のための弁明』なる本がトンデモ本であることは、懸命な読者には分かるだろう。著者にとって、この本を出版したのは誤りではないのかとまで思える内容だ。
 まず、「完全な自由意志で職業意識の娼婦」と「セックス奴隷」(人身売買産娼婦等)、「生活苦の為のやむにやまれぬ娼婦」等を、まとめて(自由意志・職業意識の)「娼婦」としているのは事実誤認だ。
 また、女性が男性よりも「身持ちが堅い」のは貞操観念のせいだと信じているのも、事実誤認である。確かに貞操観念ゆえに「純潔」を守ろうとしている女性もいるだろうが、それよりも「男性のように『異性ならば誰でも良い』というほどの性欲が無く、許容範囲が狭い。男性を選ぶ」からである。
 そして「売春行為」と汚名を着せられるような結婚を女性がしなければならなかったり、離婚した女性が慰謝料を必要としたりするのは、「男の方に財産があり、女性の稼げる金も少ない」という男尊女卑の社会背景があるからである。慰謝料は、女性の方が富豪で離婚原因があるのなら、当然、女性の方が払うものである。
 この程度のことは、現代の日本やアメリカを見れば誰でも分かるだろう。しかし、日本でも未だにそれが分かっていない人間が多いようだが。少し昔の、日本の男尊女卑男(永井荷風など)の戯言と似たものを感じたのは、確かに韓国が少し昔の日本と近しいということなのだろう。しかし、著者自身がその真っ只中にいるのである。
 真に女性を蔑視し、男性に都合の良い「娼婦」として利用しようとしているのは彼らの方である。女性がすべて娼婦というのなら男性はすべて買春男と言うべきであり、実際の女性と男性ではどちらの方が性に飢えているかは一目瞭然であろう。男性は己の性欲を誰にも非難されずに発散する為に、女性を娼婦に仕立て上げ、彼女らに責任を押し付けようとしているのである。確かに娼婦的な女性もいるだろうが、女性と男性の経済的事情が完全に平等にならぬ限り、安易に女性を批判するのはフェアではない。
 まともな読者は騙されはしないだろうが、現代の日本の風潮は、逆に彼らに騙されそうで危険である。田中優子『江戸の恋』と並ぶ駄本。

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紙の本

娼婦論

2003/01/12 10:18

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投稿者:jupitorj - この投稿者のレビュー一覧を見る

フェミニズムの信奉者が主婦を
経済的利益と引き替えに性サービスを提供しているので
売春婦と同じだと言ったという。
まず、主婦が性を提供しているのは
経済的利益と引き替えというのには事実誤認がある。
あくまでも、建前は愛と引き替えであるし、
事実、愛のために結婚する女性は多い。
そして、売春婦の定義にも問題がある。
売春婦の重大なメルクマールには
経済的利益と引き替えに性サービスを提供するだけではなく、
提供する相手が不特定多数だという点がある。
だから、簡単に不倫をする主婦はいざ知らず、
夫だけを相手にする主婦にはその批判は全く当てはまらない。
ところで、「娼婦論」は
「結婚とは…女が『専属娼婦』にになることだ」といい、
女性に与えられた三つの生き方として
・妻という名の売春婦になる
・一般的な売春婦になる
・社会のあらゆる非難を覚悟して性の自由を享受しながら暮らす
の3つを上げている。
まず、私の考えでは通常の主婦は売春婦では絶対にない。
そして、売春婦が専属になれば、それは売春婦ではない妻になる。
明治時代には高級売春婦であった芸者を引かせて、自分の専属とした高官などが居たが、
彼女たちは立派な妻として通用した。
この本の著者は立派な妻に売春婦の汚名を着せ、
性の自由の享受を推奨し、
一夫一婦制の崩壊を望んでいるのだ。
フェミニズムの主張と何ら変わりがない。
フェミニズムの信者に読むことをお勧めします。
お味方の本なので楽しく読めるでしょう。

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