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やっぱり、星新一はすごい。
そう思った作品でした。
いま読んでも新しいし、世相とあってるのが怖い。
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もしもこんな未来がきたら、というショートショート集。星新一さんならではの最後のどんでん返しや、じわりと不気味な読後感も味わえます。「涙の雨」が特に好きです。
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有り得ないと切り捨ててもいられない近未来。からりとしたタッチで描かれた短編集。ものの4~5ページに詰め込まれている淡々とした出来事が呼び起させる危惧、危機感の広がりがとめどない。各ストーリーの最終ページで必ずなされるオチを信じられるから、だからいまはまだ。
便利でもなんでもない矛盾。
果てしない地道な手作業が、大事なんだなぁ。
それにしても、「地球人」の話とか「宇宙」や「円盤」の世界に浸かってみると人間を客観視したみたいな気分になって、なんだか可笑しくなった。レポートに苦しんでいる自分とかね。手作業手作業!
この本の出版年が1969年なことに驚き。
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中学一年生の時、国語の授業で初めて星新一作品に触れた。その世界に魅かれて、初めて買って、モリモリ読んだ文庫本。それから読書の世界がぐんと広がった。
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星新一の本は学生時代から読んでいた。同じ短編を読んでもその時に感じていた事、経験した事、思った事によって物語への感想が変わってくる。この本は、以前読んだ時は特に何も印象が残らなかったが今回は大変面白いと感じた。
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*****
未来に対する小さな"if"を積み重ねて行くショートショート。
全てが機械によってコントロールされたら。
小人が世界の表舞台に出てきたら。
死を期待する妄想が見れる薬が出来たら。
*****
大切さはなくなってからこそ実感される。
そういう暖かくも切ない話。
*****
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よく考えさせられ、楽しめるSFショートショートセレクションだった。
この中の何話かは、将来現実になるかもしれない。
あらためて人間について
考えさせられた一冊でした。
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半世紀も前に書かれた話だが、今でも未来観としては共有できる部分が多いのではないかと思う。コンテナの話とか。
人口が爆発的に増えすぎた世界の話が10年以上前に読んだときから引っかかっていた。当時の社会が人口、経済活動ともに成長期にあったからこその話で、今の世の中ではそのような未来観は生まれないだろう。
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日本のSF小説家として超有名な星新一氏の作品を、恥ずかしながら初めて読みました。
面白かった。というかよくもまぁこういう内容の作品をショートで数多く紡ぎ出せるものだなぁと感心してしまう。
内容は、おおっと思う物やなんだそりゃと思うもの うっと考えさせられるものまで色々。あっという間に読み終えてしまった。
他の作品も読んでみたいなぁと思いました。
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『古びた旅館で』『にこやかな男』『成熟』『爆発』『かくれ家』『感謝の日々』『番号をどうぞ』『はい』『自信にみちた生活』『涙の雨』がお気に入り。
『爆発』を読んで、世にも奇妙な物語の『水を預かる』を思い出しました。
『はい』の世界まであと2年。
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近未来SF。ショートショート。
どの話本当にありそうで怖い。
星さんのショートショートはSFものが好き。
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星先生の描く未来を書いたショートショート。
「コビト」「古びた旅館で」「遠距離通勤時代」「番号をどうぞ」「犯罪の舞台」「くさび」「はい」「涙の雨」が
印象的でした。
特に…
「はい」コンピューターに支配されると怖いという事を
痛感します。
「古びた旅館で」こんな旅館があってほしい。
「コビト」コンピューターと同じですが、どっちの方が恐怖なんだろう??
「番号をどうぞ」もしこの世界にいたら狂いそうで怖い…。
「涙の雨」徳光さんがこの中にいそう…。
いや~、本当に読み応えあります。
ショートショートに関してなら星先生は神です。
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忘れた頃にふと手にしてしまう星新一のSFショートショート集。
あいも変わらず登場人物はN氏がメイン、そして現在のライフスタイルを予言するかの様な鉄板ぶりの内容にホッとしてしまう。
出版されたのは1968年。約50年前といえば
音楽の世界ではザ・ビートルズが一世を風靡していたが、同じように忘れた頃にふと聴きたくなってしまう。そして何度も聴いたはずなのに常に新しい発見がある。この感覚は星新一のショートショートも同じであり、常に新しい発見があるのが不思議でならない。
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星新一の諸作には現在ヒットしているカルチャー、映画、マンガ、ドラマの原形のような作品が少なくない。
本作では『流行の病気』が“アイ・アム・レジェンド”を想起させる。
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星新一が類まれなイマジネーションで描き出す、未来像のひとピースたちが40編。「科学が進歩したら、我々は何を得て、何を失うのか」。そんな問いかけが聞こえてきそうな読後感であった。