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・3/18 二巻目も海外の小説ばかりだ.基本的な路線は一巻と同じ.でも海外の生活や描写は子供にはあまり馴染みが無いから、想像を膨らませるのにいいのか悪いのか良くわからないな.どうだろう.これも時間さえあればあっという間に読んでしまいそうだ.
・3/19 最後に蜜蜂マーヤの冒険を残すのみとなった.今回のは早く読み終えそうだ.やはり子供向けの物語というのは、何かしら教訓が含まれているものが多いのかもしれない.
・3/19 読み終えた.ただあとがきなんかはもう夜遅くてうちで読んでたから、なんだか眠くてよくわからなかった.
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企画が「路傍の石」「真実一路」の山本有三、
編集が「君たちはどう生きるか」の吉野源三郎
ということで、子供の未来を考えて
真剣に編集されたものだと思います。
短編が何編か入っていますが、たぶんこの本を読んだら、
どれかひとつは、一度子供のころ読んだことのあるものが
入っていると思います。
子供のころの印象が同じかもしれないし、また違った感想を
持つかもしれません、そういうところも好きなところのひとつです。
私がこの本の中で特に好きな作品は
1ケストナーの点子ちゃんとアントン、
2チェーホフの兄への手紙
になります。
ケストナーの作品は、お嬢様の点子ちゃんとアントンの友情を軸にした
お話ですが、いつ読んでもアントンが魅力的であり、また点子ちゃんが
かわいらしく、好きな話です。
楽しい話ながら、経済が子供たちの生活にも影響を与える、悲しさ
、けなげさに心を動かされ、また、ファンタジーの中にリアリティを感じます。
チェーホフの作品は、チェーホフがお兄さんに書いた手紙なのですが、
お兄さんに対し敬意をこめつつ、たぶん放蕩をしていることについては
しっかりといさめ、しかし、最後にはみんなで待っています、と結ぶ、
丁寧で愛情のこもったものです。
チェーホフがお兄さんをいさめるときに使った
教養ある人間の条件というものがあるのですが
その中の一節
彼は某を助けたり、仲間の大学生のために学資を払ってやったり、
母親に着せたりするために、夜も眠らないくらいである。
という部分を読んで、私は
自分もそれになりたい、もっと能動的に生きたいと思いました。
くじけるとたまにこの作品を読み返します。
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第二巻は私の通った小学校の図書室には無かったと思う。見た覚えがない。もし見ていたら、同時期に同じ図書室でカレル•チャペックの「長い長いお医者さんの話」を(暗記するくらい繰り返して)読んでいるので、掲載されている「郵便配達の話」に反応したはずだと思う。
現在は「長い長い郵便屋さんのお話」と呼ばれ、チェコ語の原本からの翻訳が当たり前になった。中野好夫さんの重訳では主人公名はウォーカさんになっている。"たくさん歩く"という意味を掛けたのかな。
いずれにしてもこの物語の持つ、人を思いやる気持ちの素晴らしさ、人を愛することの美しさは変わらない。今でも全ての人•全ての子供達に読んでもらいたい。心からそう思う。