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アマゾンカスタマーレビューでも批判されているように、本書には速読の練習方法は掲載されていません。
巻頭カラーで速読中の脳波テレメーターの画像が掲載されていたり、巻頭で多湖輝さんとの対談が収録されているのはすごいのですが、後は羊頭狗肉の尻すぼみで、速読塾を紹介するパンフレットのようなものになっています。
そもそも表紙の外人さんは誰なんですか?著者や速読インストラクターさんですか?
こんな正体不明の人物を表紙にしてくること自体が、著者自身の顔を堂々とさらして本にしている栗田昌裕師匠や苫米地英人先生との覚悟の違いが表れています。
それはともかく、ここの速読講座は、学習塾と提携してPCソフトで速読を教える方法のようです。
学習塾で行っているのだから、他の速読流派と違って学費は安い。学習塾レベルです。
独自の速読検定も行っているようですが、そんなに滅茶苦茶速いレベルを想定しているわけではなさそうです。
栗田昌裕師匠や苫米地英人先生や角田和将先生が見れば失笑するようなレベルではないでしょうか。
まあそれだけ地に足のついたレベルと言えるでしょう。
本書では提携している学習塾での体験談が豊富に紹介されています。本書が発行されてから20年近くたちましたが、その後どれだけ進捗・普及しているのでしょうか。まあ20年たった現在でも存続はしているのだからそれだけ利用者や支持者がいるのでしょう。しかしそんな塾があるのなら私も中学高校生時代に入りたかった。私の頃は速読塾なんてなかったもんな。そもそもPCがなかったのだから。速読に関しては私は早く産まれ過ぎたのです。
九州の某自動車学校で学科教程にPC速読システムを取り入れた実験をして好成績を上げている例が紹介されていました。検索してみると、現在でも取り入れているようです。実績があるのなら他の自動車学校でも広まってほしいものです。
本書の内容はともかくとして、受講費としては他の速読流派より有利です。他の流派は大抵一気に20万円以上かかるので壁が高いのですが、この流派では学習塾のような学費制です。
OLDIES 三丁目のブログ
余裕の速読 堀川直人
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