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紙の本
カメ、かめ、亀、の密室ミステリ。
2003/04/10 00:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バカミスキング。今度は亀、かめ、カメずくし。
息子はタイトルを見ただけで、爆笑してました(^^;)。「のろいカメ〜!?」って(^^;)。
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紅門福助、42歳、独身、好きな食べ物は納豆チゲ。私立探偵。
映画フリークの旅館の主が町に新しい映画館をオープンすることになり、1週間後に記念イベントを控えているというのに、町には不吉なイヤガラセが続発。
イベントのメインゲストとなる俳優の越森は「縁起がいい」ことで有名なので、不吉なイベントには参加させられない、というマネージャーの言葉を受け、福助に調査依頼が来たのだが…調査を開始して間もなく、ついに恐れていた事態が!
なんと、今度は殺人事件が! しかも、死体はウミガメの剥製の上にまたがらせられ、そのまわりには鼈甲細工まで並べられる始末。
さらには正体不明の走るじいさん。老人とは思われないほどの速度で夜の町を走り去るこの謎のじいさんの正体は!?
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あいかわらず、怪しげなキャラクターがいっぱい出てくるわ、ダジャレは連発するわ、バカミスの王道を突き進んでます。
でも、一応、きちんと「密室」モノ!
「密室」と聞くと胸が騒ぐゼ! って方は、必読。
バカミスだけどね、この世界観の中ではちゃんとスジが通ってるのよ、これでも。
探偵・紅門福助が全員を集めて「さて」と謎解きするところは、ミステリーの王道だよね! 消去法で犯人に迫ってゆくシーンなんか、なかなかよろしいですよ。
面白かった〜。
紙の本
ノリノリの(ブラック)ユーモアミステリ
2003/06/14 10:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎度おなじみの、紅門シリーズ。このシリーズは毎回なにかしら連続殺人に動物が絡んでいるが、今回のテーマは亀。「一富士シネマ館」オープン直前に、町内でばらまかれる不吉アイテムの謎を解くため、紅門がやとわれる。しかし、紅門のゆくところ、次々に死体が転がり出るのであった!
ライトなノリだが雪の密室からの消失、昔話の見立て殺人とサーヴィスたっぷりの本格。主役の探偵の人をくった態度がなぜか魅力となって、ふざけているのに憎めない。魔夜峰央の諸作とも通じる雰囲気(豊富な知識に裏打ちされた、ハイブロウなギャグとしょーもないお下劣ギャグとの絶妙なブレンド)があり、不思議とクセになる読み味である。本作はシリーズ中でも有数のグロテスク度を誇る展開となっているが、それでもユーモアはたっぷり。あとがきまでがノリノリでグッドである。
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