紙の本
とても面白かった。
2018/01/09 16:02
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容はかなり真面目(作家を目指す人向けの雑誌コラム)だが、自他作品を例に引いてわかりやすく説明している。文筆無関係な自分は「作者の創作秘話」を読みたい層だが、そういう者達も楽しませてくれる。
・副詞は鬼門。キングも言っていたなぁ。
・エイレングラフもの、真相は一応うやむや設定かと思ったら思い切りそのまんまだった。
結びの神への感謝は、やはりジンとする。
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「この老いさらばえた哀れな惑星で、何にもまして必要ないのは新しい本」と、物書きが背負うプレッシャーを和らげようとした、ブロック氏のユーモア溢れる一文。
この本は、小説の書き方を指南してくれるが、ノウハウをきっちり、というよりは、エッセイ集に近い。
文章も軽快で、読みやすく、内容も非常にわかりやすい。
特に終章の「作家の祈り」では思わずじぃんと(相変わらずのお調子めいた文章だが)してしまった。ふふふ^^楽しい。
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前回R.ブロックブームになった時購入しましたが、実は積読です。今回読もうと思っているのに・・・行方不明です。図書館で借りるか!?
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小説の書き方について、やや詳しく述べている。具体的手順は無いが、抽象的、精神的なことしか書いていない前の2冊に比べればはるかにまし。
プロット、文体、アイデアなどのヒントは何冊もプロの作品として出しているプロ作家ならではのものであると思う。大変参考になった。
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巨匠ブロックの小説入門ということで、役に立つかどうかはともかく、どんな内容なのだろうと最初のページを繰ってみた。するとスー・グラフトンによる序文がまずあり、これを読んだだけで、本書がとても面白そうだと感じ、ページを繰り始めたのだが、あまりの内容の面白さと読みやすさ(流石!)に脱帽しつつ、尊敬する世界レベルのエンターテインメント作家の抽斗を覗かせてもらった。
小説家をめざす本ではあるものの、むしろ活字中毒者であれば誰が読んでも楽しめる内容であると思う。ブロックが自身の作家人生を振り返り、数々の失敗例も詳らかにしながら、だんだん作家として腕を磨き、今に至った状況を楽しく読んでゆくことができる。
またよくできた小説はなぜ面白く読みやすいのか、という技術的な側面や、アイディアをどうやって収集しているのかなどは、具体例を出して解き明かしてくれるので、これまた必見、ではない必読! 通常の読書においてもこの本一冊をこなしておくと、今後手に取る本(ましてやそれがミステリーであれば)読む楽しさが倍増するのではないかなと思う。
欧米の作品市場と日本のそれとが少し違う部分などもあるので一部未訳割愛されているとのことであるが、この一冊を見る限りさほど欧米と日本の小説作法そのものは変わらないように思うし、日本の現役作家に改めて読んでいただきたいようにも思うくらい。
ましてやこれから小説を書く人、今、小説家を目指して創作活動に勤しんでいる人にとっては、バイブルとなってもおかしくない本である。
1981年の出版なので、現在のブロック先生にも続巻を期待したい。タイプライターに向かいたまえという彼のこの本でのアドバイスが、果たしてPCに向かいたまえとなっているのか、モバイルにとなっているのかなど、興味は尽きない。だが、きっと小説を取り巻く環境や本の市場や形態(電子出版など)は、変わっても文章作成の決まりごと、小説というものの骨や肉である部分に関しては不変の部分も多いだろう。
そんな切り分けがブロック先生の包丁さばきでどんなになるのかは、是非拝見してみたい。
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「ローレンス・ブロック・・・入門」しか見てなくて、
作家論かと勘違い~^^;;
かなり実際的な心構えから始まり・・・・
■採用されるまでひたすら送り続ける
■毎日書く→最低の文章も書かないよりずっとよい
だんだん「文章読本」らしく・・・・
■一人称の罠
■動詞/修飾語どちらに情報を持たせるか
■主観的な修飾語/客観的な修飾語
英語圏の作家さんは1語いくら、なんですね!
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今まで読んだ小説作法書の中で一番好き。
テクニックもあるが、創作への心構えのほうが多い
スランプ時の対応とかデビューするまでの心構えとか。
事情が日本と異なる部分があるが、エッセンスに問題ない