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教室の中の気がかりな子 ADHD LD 高機能PDD 統合失調症… みんなのレビュー
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紙の本
難しい子どもと向かい合うための入門書
2004/02/02 21:21
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投稿者:にょろにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ADHD、LDに代表される現代の多くの子どもたちが抱える落ち着きのなさ、難しさは、障害と呼ばれずに見逃されがちだ。子どもにレッテルを貼りたくない親と、レッテルを貼るだけはって手を施さない/施せない医者・専門家によって、その実態はかなりのものだろう。
しかし、彼等を理解し、彼等を丁寧に育ててゆくなら、彼等の多くはちょっとユニークな個性の持ち主として楽しく生きてゆくに違いない。
現実は、現代の環境が生み出す子どもの育ちの中の困難が、確実に増えているし、充分な理解と支援がされていない。
クラスの中にはどんな子がいるのか、著者たちの経験から語られる本書は、子どもたちを理解し支えてゆこうとする大人にとっての絶好の入門書だろう。
経験談が主であるため、それをどの子にも当てはめることはできないが、大人の対応によっても、環境の作り方によっても、子どもは大きく変化することを、本書 から知ることができるだろう。
子どもを知る、ことは、子どもの育ちを支えるために、重要な事はいうまでもない。現在、困難を抱える子どもたちが、沢山いる現実は、不登校児が16万人を越しているという、数値からも明らか。が、この数値にしたところで、現状をはるかに下回ったものに違いない。
そんな時代にこそ、困難を抱えた子どもたちを一人でも多くの大人が理解することが、まずは必要なのだ。
本書は、ちょっと堅そうな、専門書っぽいタイトルとはうらはらに、読みやすく、具体的にまとめられている。子どもたちと関わる人々の多くに役立つに違いない。
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