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紙の本
2002年の大賞は、あの食玩メーカーに決定。専務も吼えるし。
2003/08/09 14:53
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投稿者:piecemaker - この投稿者のレビュー一覧を見る
目からうろこが落ちました。やはりオタクの話はこういった「討議」形式で味わわないと、わかりませんね。単に、文章で、あれがあって、これが起こってって書き連ねられても、退屈なだけですが、こうして数人が「あれは違う」「それは実はこうだ」「それなら、こういうのもある」と話をどんどん掘り下げたり、広げたり、展開してほかのものを持ち込んだりすると、実によくわかります。「ああ、なるほどそういうつながりがあるのか」と。この本は「2002年オタク大賞」決定までの選考の過程を、毎月の「オタク的できごと」に関する数人の評論・討議を活字にしたものです。会場の聴衆の「会場(笑)」「会場(爆笑)」という注意書きも入るので、「何が、ポイントか」もわかる、親切(?)な作りです。意外だったのは「DVD画面が赤いとのクレームに対する監督の反応」に対する評です。「本来、監督はああいったことにすっごくうるさかったのに、今回の気が抜けたコメントは何か!」とみな、ガックリきているようです。ここらへんはわたしのような「一般のファン」にはわからないところです。このほか、一般のファンというか一般人はその存在すら気が付かない、イベントや製品、映画やそのポスターなどなど、「濃い」会話が続きます。「あの、ジーオーグループの映画、見たかったよなあ」「公開して入場料金で、お金回収すればよかったのに」には笑いました。特撮映画や、アニメに関する注釈には放映日や回数まで記載する念の入れようです。オタクは間違いを許しませんからね。大賞の選考に関しては、一般人のわたしも納得です。たしかに去年はそれが大ブレークして一気に広がって、拡散しすぎて、今年はもう終わりかな、という感じです。大賞にふさわしいです。オタクの世界も細分化が進んでいるそうですが、一般人がオタクの世界をのぞくテキストとして、これ以上のものはないと思います。
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