実はキャラ小説です。
2003/06/29 23:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シス - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いです。実に面白い。
とにかく雰囲気がまず柔らかい。それに伴って絵も柔らかい。
名が空澄にちなんでイメージとして青と空が浮かびます。もうそれだけで私はたまりません。
そして設定が独特にて特殊、そして良くできています。
設定すら柔らかさを感じますね
舞台は昔の日本に似た感じがします、一応戦略物でまぁまぁよくできています。
ですがここまで良くできた物が実は主役3キャラを引き立たせるため「だけ」の物ってのが凄いです。とにかくキャラがたっています。ものすごく躍動感にあふれているので最高です。
難点ですが
どうみても続編がでるように見える内容ですが…でるのでしょうかね…
あとは新人賞によくあることですが話が性急に過ぎるとこがあるってとこでしょうか?
総じて
かなり面白い小説です。一回読んでみることをお勧めします。
ただ戦記物として読むと本格派には及ばないと思いますのであしからず。
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あまり新人さん発掘はしない私ですが、たまたま発掘してみようかという気になった時、本屋で見かけて手にしました。透き通るような空気感とゆったりとした感覚が好きです。ただ、困ったことに作者の方の執筆速度もゆっくりしてらっしゃるみたいで………(続きいつになったら読めるのかな〜)
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嘘つきの武人テンと軍師トエに連れられて、7番目の姫となった孤児カラスミのお話です。ノンビリとした独特の世界で、よくわからないところがありますが、結構気に入ってます。どう感想を書けばいいか、難しいけど自分に正直なカラスミが好きです。
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7つの都市にそれぞれに季節の名を持つ7人のお姫様。
都市国家が割拠する東和の世界、野心家の将軍や軍師が活躍しさまざまな思惑が戦の嵐を起こしても、これはやっぱり7人のお姫様の、移ろいゆく四季世のお話。
紡がれる季節の言葉が美しい物語。
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面白い!独特の世界観ももちろんですが、なんといってもキャラクターが魅力的。主人公の少女から見た視点というのもいいですね。
物語はこれから!という所で終わってしまいますが、とても気持ちよく読み終えることが出来ます。イラストもイイ!
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多くの国があって、それぞれに対立・・・・・・。なんていうと、荒々しい話になりそうですが、この作品はとても穏やかです。ゆったりまどろみたい時のお供にしてます。
欲を言えば、刊行ペースを上げて欲しいです。
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中国と日本を足して2で割ったような世界で、ほのぼのしつつも、都市同士の戦いというシリアスな部分もある作品です。
七宮の姫である空澄姫の成長していく姿が健気で凄くいいですっ!
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表紙の絵に2年ほど倦厭してましたが、2年置いて買ったことで続刊が出るのが早いという特典(?)が。ホンワカなのにしっかり世界観がステキ。
コレもシリーズで購入中。
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孤児だった少女は、二人の野心家に拾われる。七番目の都市カセンを治める「七姫」となるために。少女は空澄(カラスミ)と名づけられ、戸惑いながらも「七姫」となり、将軍と軍師もまた、力を得る。時代は群雄割拠。順調に発展を始めたカセンを、周囲の都市は見逃してはくれなかった。カラスミが12才になったとき、戦の足音はすぐそこまで来ていた。
偽りの旗印を掲げ、のし上がろうとする将軍と軍師が、利用される少女の目から描かれていて、なかなか面白かったです。少女カラスミの成長も描かれていて、戦争の合間、束の間緩む空気みたいなものを感じました。
利用されながらも、逞しく真直ぐに伸びる感じに好感がもてるヒロインでした。相手役っぽい、護衛の無口少年もなかなか。濃い物語ではないけれど、けして薄っぺらい訳ではない、異世界の今後が気になります。
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本家版権お題で知りました。出会えてよかったと思える小説です。中華のような、和のような、そんな不思議な世界を生きるカラの日々が、色鮮やかに綴られてます。どこか安心させられて、ちょっと悲しくなるような、そんな物語。
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すごくすごく丁寧で、生き生きと描かれているキャラクタに作者の作品に対する愛情が感じられる。
そう頻繁に読み返すものではないけれど、フトしたきっかけに再度読みたくなるような作品。
この作者の七姫物語以外の作品も読んでみたいのだけど、残念ながら無いみたいなんだよねぇ。
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孤児院にいた空澄は二人組の男に引き取られ東和の姫になれと言われた。
自分の守護することになる街を下見していた空澄は不思議ま女性と出会う。その女性と出会った後、街が突然攻撃された。
主人公空澄の成長とお付きの二人との楽しくも大変な毎日を書いた本です。
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七人の姫さまとその周りに居る人々のお話。まったりとしている雰囲気が印象的。戦争や国の話が柔らかく綴られる物語。
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内容はまぁ面白くて、文体もいいんだけど、ちょっと読みにくいというか状況を読み取りにくいカンジのお話でした。雰囲気的に皆あんまりしゃべらないカンジのキャラたちですがそのワリにちゃんと個性があってよかった。
ある女の子がお姫様として担ぎだされ、悪人二人と頂点を目指すお話。
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2007/05/04読了
孤児の普通の女の子が、皇位継承者「七姫」のひとりとしてまつりあげられる。七姫というからには、ほかにも皇位継承者は六人いて、その六人は全員ライバル。軍湯割拠、きな臭い世界である。しかし、主人公の少女は七姫の一人となってもあくまで普通の感覚の女の子。そんな少女の一人称で話しはすすむから、世界はゆっくりと、やさしさに満ちて進む。避けられない争いに、普通の感受性でもって心を痛めつつする決意。ありきたりなテーマだが、語り口が、乙女チックなので独特の小説世界を創り出していた。
ただ、私の好みからすると、ゆっくりすぎて退屈になる感じ。いい子すぎる小説である。電撃レーベルだが、どちらかというと、コバルトのような正当少女小説といった趣の本。これからシリーズが進めば、どうなるかはわからない。