紙の本
病気に対する考え方が変わります
2021/05/31 21:33
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投稿者:東京のSS - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間が何故、熱を出すのか。身体が受け付けない時は吐く、下痢をする。風邪をひけば熱が出る。熱は早く出しきる。それが本来は身体を守っている事だと説法してます。風邪や病気を上手く経過する。人間の野生、自然治癒力の復活を問います。指圧、手当て、潜在意識への働きかけなど深い。医療と真逆の観点から人を観ています。東洋医学の原点を感じます。
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投稿者:jake - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは哲学の書です。
心理学のフロイト、経済学のマルクスなどの様に運動力学の専門書が哲学にまで昇華した稀有な一冊。真正面から突き進む力強さに圧倒される内容。
紙の本
風邪をひくとたいてい体がととのう…との事。
2022/01/15 16:37
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投稿者:夕湖 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1962年に刊行されたものを再構成した文庫本。
著者は社団法人整体協会の創設者。
17歳の時に「自然健康保持会」設立という経歴に
若くして成熟していらっしゃったのだなと驚く。
「風邪の特効薬が出来たらノーベル賞」と昔から聞いていたが、
そもそも治っていく経過だと本書で知り、納得している。
「病は気から」にも繋がる内容だ。
『風邪の効用』を参考に上手に風邪をひきたいと思うが、
ここ数年風邪をひいてない。
紙の本
風邪を引きたい
2004/04/14 22:01
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投稿者:小原苑美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
逆説的なタイトルに惹かれ、読んでみた。
どうやら整体術とかいうものの本らしい。
風邪は治療してはいけない。治るもの、だそうだ。
悪いところから風邪を引くものだそうで、
それは無理に治さず自然に経過させるのが良い。
要するに、人体のホメオスタシスを信じなさい、と…
そういう言葉は使ってないけど、大まかに言えばそんな感じ。
まあ、その具体的な方法は置いておいて。
私も、ぜひ「体の偏りをなくし」て、
「蛇が皮を脱いだようにサッパリ」してみたい!
そんなものすごい解放感を、早く味わってみたい!
と、この本を手に、次の風邪を待ち構えているところだ。
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この本を読んで治療の幅が確実に広がりました。この内容がこの価格で手に入れられるなんて奇跡に近いです。鍼灸師が読んでも、一般の方が読んでも絶対に後悔しないと思います。こんな本、他にありません。
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風邪は治すべきものでなく、自然に経過させることで、却って身体の掃除ができる健康法であるとする持論。
おおよそ共感はできるのですが、ただ、自分の弟子というか、信者のような人達を相手のセミナーかなんかで話しているのをそのまま文章化しているような内容。どうにも話の筋があっちこっちしている感があって、もっと一般向けに読んで解りやすく編集してくれたらと、惜しかったです。2006/8/21
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「風邪を上手に<経過>する」ことが健康の秘訣、風邪をひかない体は鈍感であり、けっして健康とはいえないということを知った。目ウロコの一冊。
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”癌になる人とか脳溢血になる人とかいうのを丁寧に見ると皆、共通して風邪も引かないという人が多い。長生きしている人を見ると、絶えず風邪を引いたり、寒くなると急に鼻水が出るというような、いわゆる病み抜いたという人である。”
”だからいろいろな病気を治す方法よりは、風邪を上手に経過する生活法と云いますか、それを会得しておけば、癌になるとか、脳溢血になるとか、そういう麻痺した体も正すことが出来る。 従ってそういうような病気にならないで済む。”
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帯表
常識を疑え
風邪は治すべきものではない。
経過するものである。
帯背
目からウロコ!
帯裏
この本であなたの病気に対する考え方は一変する
新鮮は体になるための新視点
自然の治癒力を高める野口整体の考え方
『整体入門』と併読すれば、より理解が深まる!
目次
序
風邪の効用
風邪の効用二
自然の経過を乱すもの
風邪のいろいろ
水分を摂る時期ー体質改善の好機
整体に於ける温めるということ
愉気ということ
あとがき
註
解説ー伊藤桂一
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『整体入門』と共に文庫本で読めるようになった。これを契機にに野口整体が再評価されることを祈る。一読して従来の風邪についての通りいっぺんの考え方が吹き飛ぶ。風邪は、からだのゆがみや不自然な疲労を癒し生体のバランスを取り戻すために必要な大切なプロセスだとする主張は、眼を開かれる思いだ。
著者は「風邪を引くとたいてい体が整う」「風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為だ」とさえ言う。体を酷使しある部分が「偏り疲労」の潜在状態にって弾力性を失うから風邪を引く、そして風邪を引いたあと回復する。
癌になったり脳溢血になったりする人は風邪も引かない場合が多いそうだ。風邪を引かないのは、むしろ体の調整作用や柔軟性が失われた結果であるから注意せよと言われてハッとする人も多いだろう。風邪を安易に治してしまうのではなく、完全に経過させて生体の柔軟性を取り戻す方法が、独特の「体癖」論によって論じられる。風邪の講話の記録なので読みやすい。
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野口整体の中でもよく知られる書です。
特に風邪のすごし方など参考になりますよ。
これも一読しておくと良いでしょう。
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身体理解の上で、野口本は外せないのねと分かった1冊。
風邪によって身体はバランスを調節しているという話は、納得できる。
ほかに調節方法が載っていますが実践できるかどうかはまた別ですね、野口さんの身体についてのお話は興味深いです。
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風邪をひかない体は鈍感!?
風邪自体が治療行為!?
偏り疲労の潜在状態によって弾力性を失うから風邪を引く。
そして風邪を引いたあとはあたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になる。
風邪は治すべきものではない、経過するものである・・・
この本のおかげで、むやみに風邪薬を飲まなくなりました。タイミングをみながら、なるべく経過させて直すように心がけています。
そして、偏り疲労を潜在させる生活を改めるよう、反省するのです・・・。
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新型インフルエンザが大流行し、多くの人が予防しなければ死ぬとでも思うのか、ワクチン接種やマスク・手洗いがかびすましく叫ばれる今日こそ、見直されるべき一冊。
風邪は身体の大洗濯。上手に風邪を経過すれば、喘息もガンもリュウマチすら治る可能性を秘めている。
病気になる人は、病気になりたくてなっているということを多くの実例を用いて誰にでもわかりやすく書いてあるこの本は、もしかしたら「家庭の医学」よりも役に立つかも?
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風邪は、身体のデトックスや病気の平癒の為に身体が勝手に引いてくれるものだという。その風邪を上手に引いてこそ健康への道が開けて行く。そして、風邪を引いたら有難いと思い、上手に風邪引きサンになれる方法、導く方法が書いてあります。が、けっこう実践は難しいでしょう…野口晴哉氏はすでにこの世の方ではないが野口整体という流れを残しておられる。ワタシも聞き知ってはいたが、なかなか馴染めずにスルーしていました…で、この本は何の気無しに手に取って読み、後々で野口整体の師が書かれた本だと知った。「愉気」(ゆき)という気功のような手カザシで病気を治したりもするようなので、取っ付きにくい方も多いかもしれません。文章も古い口語なので読みにくいかも。でも、風邪に騒ぐ事無く、薬にも頼らず、治った後スッキリした身体になれると知るのは良い事だと思います。