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野口整体、やってみたい気持ちとスピリチュアルに過ぎるか?と躊躇する気持ちと。でも親になってから読んだ色んな養生系の本は、わりと言っていることが重なっている。興味深い。
とりあえず、熱がでたら後頭部温めてみよっと。
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養生の大家、野口晴哉先生の風邪に対する考えと対処法を紹介。風邪は病気ではなく、身体を健康にするものだと説く。確かに、普段の生活に問題があるから風邪を引くわけで、それを一辺倒に悪いと決めつけるのは傲慢だと思う。風邪を機に生活態度を見直し、身体をリフレッシュするのに使うのが正しい風邪の付き合い方である。
また、風邪の時に治る病気があるというのも興味深い。中医ではも似たような考え方があり、きっと身体が普段の状態より緩むのだろう。
本書には様々な対処法が紹介されているが、頚椎が緩むだの動くだの、素人にはチンプンカンプン。相当敏感な感覚の持ち主なのだと思った。
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風邪は治すものではなく経過するもの。風邪を治そうとする力みですらよくない。風邪をひくことによって体が緩み調整される。癌や脳溢血になるのは風邪すらひかない体の鈍い人。風邪を退治すべきと思っている現代人には新しい風邪の観点を提出しているのではなかろうか。風邪を利用して喘息を治したりという身体のメンテナンスができるらしい。巻末の温める話も面白い。風邪と頸椎のゆがみも関係があり、詳しく述べれているが、素人にはさっぱり。
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先に出版されてる『整体入門』を読んだ方方法は理解しやすそう。
自信がついてからやる、ではいつまで経っても出来ない。
この言葉がとても胸に刺さった。
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秋から冬にかけて、妙に売れるこの本。気になっていた。
読んでみた。
風邪に対する考え方が変わった。 ”無理に”治すのでなく、上手く”経過”させる。 この考え方は新鮮だった。
1962年に初出の文章ゆえの雰囲気がなんだかいい。
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風邪をひいたときに読む本が欲しいなーと思い、買ってみたのがこれ。面白いです。
この本は一貫して「風邪とは自然の健康法である」と主張する。風邪は治すものではなく、それ自体が体を治そうとする行為なのである、と。
健康な人はちょこちょこひいて体をメンテナンスし、数時間で回復するのだそうな。風邪のひき方にも上手い下手があるらしい。
いやー自分の風邪観が180度ひっくり返りましたよ。
また熱出たら読む。
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からだのつかいかたの私にとっての基本書。ときどき読み直す。風邪の経過に時間がかかるのはかかる理由がある。無理くり治しちゃってはいけない。今回の咳の風邪は確認がおっくうな私を置いていくために必要だったのかなあ。
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[ 内容 ]
風邪は自然の健康法である。
風邪は治すべきものではない、経過するものであると主張する著者は、自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になると説く。
本書は、「闘病」という言葉に象徴される現代の病気に対する考え方を一変させる。
風邪を通して、人間の心や生き方を見つめた野口晴哉の名著。
[ 目次 ]
風邪の効用
自然の経過を乱すもの
風邪のいろいろ
水分を摂る時期―体質改善の好機
整体に於ける温めるということ
愉気ということ
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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著者の野口晴哉(1911~1976年)は、野口整体の創始者として有名な整体師。(野口体操を創始した野口三千三とは別人である)
本作品は1962年に発表され、2003年にちくま文庫から復刊されたもの。
本書は、整体師の著者が独自の視点から、風邪の正体とそれへの対処法について綴ったもので、西洋医学に慣れている現代の我々にとっては驚くような記述も少なくないが、「風邪というものは治療するのではなくて、経過するものでなくてはならない」をはじめとする著者の主張は目から鱗で、私は2007年に本書を読んでから十年あまり、風邪を引くと本書の内容を思い出しつつ対処している。(もちろん、有効との実感がある)
「風邪を引くと、鈍い体が一応弾力を恢復するのです。・・・体を使っているうちに、或る一部分が偏り疲労の潜在状態になって、そういう部分の弾力性が欠けてくると風邪を引き、風邪を引いた後、恢復してくる。それで私は風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為ではなかろうかと考えている」
「早く風邪を治そうとして熱を下げようとしたり、咳を止めようとしたり、そういう中断法ばかり講じていると、風邪を治そうとしながら体が硬張り、治療しながら体がだんだん鈍くなるというようなことになる」
「風邪をきっちり治せればもう千の病気に対処する力がある」
「早く治すというのがよいのではない。遅く治るというのがよいのでもない。その体にとって自然の経過を通ることが望ましい。できれば、早く経過できるような敏感な体の状態を保つことが望ましいのであって、体の弾力性というものから人間の体を考えていきますと、風邪は弾力性を恢復させる機会になります」
「風邪の効用はまた、すでに病気がある人は、それを機会に治ってしまうということです。上手に風邪を引くと古い病気が自然と治ります」
「できるだけ人間のもっている体の自然の力で暮らしていく。そういう自然の力が亢まって体は強くなってくる」
「元来、風邪は体の洗濯のようなものであって、体の偏り疲労を除去する自然の力なのです」等々
(2007年4月了)
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整体法から見た風邪考察。 からだの偏り疲労反応としてあらわれる、風邪症状。上手に引いて重く患わずにデトックスするべしと。寝相が悪いから風邪を引くのではなく、潜在化した偏り疲労が寝相に現れる。基本は、暖めて緩める。 前屈体癖の私は、胸椎五番と一番を緩めると良いのだとか。 これからのシーズンに活かせる知恵になったかな。
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ほほう、初めて知ることが多かった。自分で試してみないと。
思考が現実になるっていうのはここでも書かれている。
「風邪をひくという考えが入ると風邪の現象が起こる」
何事もそうよね。
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整体学者の立場から書いた、風邪の効用。風邪は自浄作用であり、治すものではなく経過されるものだ、というのが本著の主張。他にも、風邪の時こそ入浴するべき、など、現在の常識と対立する考えが垣間見れて楽しい。ここがこうなっている人はここが悪い、だからここをこうすると治る、という指南書ではなく、ここが悪い人はこういう症状が出て、次にこうなり、最後にはこうなる、という、辞典のような書。
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1960年代に書かれた古典であるが、現代にも通じるお話。風邪は病気ではなく、身体の変調を正すためのものという著者の主張に、感銘を受けた。
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「整体協会」創設者の講演をまとめたもので、「風邪は治すべきものではない、経過するものである」という主張をまとめたもの。
基本は整体にまつわる講演なので、前著の「整体入門」を読んでからの方がちゃんと理解できるのでしょう。書店で何となく本著のタイトルに惹かれて読んだだけなので私は読んでいないのですが、頚椎3番とか胸椎5番とかの語が出てきて「あぁ、そういう本だったのか」という感じでした。
なお、調べてみたら奥様が近衛文麿の娘さん、やんごとなき雰囲気が…。
確かに「風邪の効用」についての本で、風邪は身体からのサインであって、薬で無理やり治すのは良くない。うまく経過させることで、身体の偏って疲労した部分が直ると。
現代の西洋医学の範疇とは全く違いますが、まぁこれはこれであるんだろうか、という印象。ちゃんと実践するには整体入門から始めないといけませんが。。本著前半の「背骨で呼吸する」とか後半の「後頭部を温める」とかなら多少とっつきやすそうか。
ただの推測ではありますが、「背骨で呼吸する」というのも、息を背中に通そうと意識するとどうしても背筋が伸びてくるので、姿勢をただすと良くなるってコトもあるのかな、と思いました。
また、「頭の発想が停滞した時には肘を温めると良くなります」というのは「まじか!」という感じ。今度やってみようかしら。
ボリュームは軽めで読みやすいので、考え方を少し取り入れるという意味では読んでみても良いのかも。
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ここ数年体調が思わしくないのは、医者で処方される抗生物質ほか、たくさんの薬に依存しているからではないか、自然治癒力が弱くなっているのかと思い、この本を購入。ちょっと確認のための意味もあった。
体が発熱して下がる(風邪が抜ける)とき脱皮をするような感覚を味わうというような表記があるが、そのような感覚を味わったことがあるので共感する。
しかし、ちょっと読みにくくて途中で離脱した。