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サー・ガウェインと緑の騎士 トールキンのアーサー王物語 みんなのレビュー

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.0

評価内訳

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13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

14世紀の世界観を知るうえでもきわめて興味深い

2003/04/23 11:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:石堂藍 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 14世紀後半に成立した作者不詳の長篇叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」は、中世イングランドで書かれたアーサー王ロマンスの中でも、最良のものの一つと言われる。本書は、その「緑の騎士」のほか、同じ作者のものと思しき長篇詩「真珠」、フランス系の妖精物語「サー・オルフェオ」を、トールキンが古英語から現代英語に移し替えた、翻訳集である。
 トールキンの解題によると、「緑の騎士」「真珠」は、《頭韻復興》の信奉者の手になるものだという。そして、訳者の山本史郎は、トールキンが翻訳に際して頭韻にこだわり、時には韻に合わせて独自の解釈を施していると語っている。しかし、日本語での再現は到底不可能であるため、翻訳では一般的な散文となっており、本書にトールキンらしさを特に認めようとすることは虚しい。
 確かに言えることは、トールキンはこうした古典の研究者だったのであり、現代語に翻訳しようと考えるほど、これらの作品に思い入れがあったということである。トールキンのファンは、そのような興味からも読むことができるだろう。
 だが、私自身は、こうした不思議に満ちた物語が、ジェフリ・オヴ・モンマス『ブリテン列王史』の強い影響によって、アーサー王が歴史上の人物と思われていた時代に紡がれているということや、キリスト教や聖母マリアの信仰も色濃く現れでているこの物語が、同時にキリスト教の奇跡とは関係のない魔法の要素を強く持っていることをたいへんにおもしろく思う。そのような意味では、むしろ作家トールキンの翻案ではなく、ケンブリッジ大学の古典学者による翻訳であることが喜ばしい。
 「真珠」は死んだ娘の霊に導かれて天上のエルサレムを垣間見るというもので、美しいイメージにあふれ、意想外の隠喩も使われている。アーサー王伝説とは関わりない作品だが、14世紀の世界観を知るうえでもきわめて興味深く、機会を得て翻訳されたことを嬉しく思う。(bk1ブックナビゲーター:石堂藍/書評家)

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紙の本

もっとも古いガウェイン

2003/09/14 16:24

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yan - この投稿者のレビュー一覧を見る

アーサー王の円卓の騎士の中で私の最も好きなガウェイン。
緑の騎士の話は不思議きわまるけれど
ガウェインの立ち居振る舞いが
騎士として立派ですがすがしい。
本書は、新しい英語で書かれたものではなく
中世のイングランドの辺境で使われていた
英語で書かれていた原書を
トールキンが現代英語に訳したものだそうだ。
とはいってもトールキンの英語もかなり古めかしい様子。
それをまた日本語訳にしてあるので
元の剛健な内容はうかがい知れない。
それでも、トールキンらしさが表れていた。
この世をミドルアースとしているところだ。
指輪物語の作者は、ケルトの原書を研究していたのだから、
そこのつながりがわかってうれしかった。
緑の騎士の様子が他のものでは緑の甲冑に身を固めているのだが
この本では緑色の髪をふりみだした野人の様子だ。
そしてガウェインの持つ楯の模様が五芒星であることが目新しい。
内容を知っていても何度読んでも気持ちのいい物語だ。
ガウェイン万歳

Yanの花畑

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紙の本

マナー

2019/01/12 20:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

騎士というのはただ強い事だけではなく、マナーや礼儀を重んじるのだなぁとしみじみ思いました。
だから尊敬を集めるのですね。

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2006/06/18 04:57

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2008/06/23 12:18

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2014/06/28 12:01

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2010/04/17 15:08

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2013/01/25 11:31

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2014/03/02 20:55

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2022/11/22 12:59

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