- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
北朝鮮女諜報員「ノメル08」 改訂版 下 みんなのレビュー
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
ノンフィクション−女スパイの物語
2003/02/26 16:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変に面白く読んだ。
本書は、北朝鮮の諜報員となった著者が決死の脱北をし、韓国に亡命を果たす物語である。波乱に富み、謀略、スリルの連続、とてもノンフィクションとは思えない面白さだ。
著者は、ソウルに生まれるが、朝鮮戦争の動乱中に平壌に渡り、父親と生き別れになってしまう。一方、母親は、反動分子とされて炭鉱送りに。病院の研修医となった著者は、患者だった政府高官から勧められて諜報員となる。著者は、反動分子を捕らえるために陰謀の世界へ入っていく。
工作員養成所での訓練、謀略と罠、脱北工作、中国での逃亡生活、手に汗握る場面の連続、密告者は誰か、ストーリー展開めまぐるしい。
ただ、愛犬をモルモット代わりに毒を与えて殺してしまう場面は暗い気分にさせる。友人との別れなど、悲しい場面も。
北のあの人は今どこに。虫の知らせで間一髪。謎の人物の手引きでソウル行きに成功。
本書は、超一級の冒険小説である。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |