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京都市東山近くにあるおばあちゃんの家に、お盆のお参りをしにやってきた悟。
夕ご飯の時に耳にした「昔から伝わる伝説」というのに興味を引かれて、おばあちゃんちの庭の井戸を探検することにした。
その井戸はどうやら「小野篁」という人が「冥界」へ行くときに使っていた井戸の一つらしくて…。
いとこの智子ちゃんはそこにオバケが出るという。ますます興味を持った僕は井戸の中に入り込み、埋められた井戸を掘り返してやろうと思っていたその時、僕はオバケに出会ったんだ。
それも、とっても泣き虫で迷子のオバケに!
「遠くの友とおりおりに文を交わすのは、楽しみなものだ」
話としてはテンポもよく、ありがちに。
歴史好きの心をこそりとくすぐるネタをいれつつも、読者を子どもに想定した一冊。
先が想像できるくらいの展開で、小野篁の名を知っている人にはちょっと読んでみようかなと思わせるくらいの一冊だった。
主人公とオバケの「たかむらくん」をメインキャラに、二人のほほえましい友情と、成長のお話である。
初めて眼前にする恐怖と友人の危機に、主人公が自分の身を賭して助けに向かうという展開なのだが、そこは児童書。助け手の万能型な大人が登場してくれます(笑)
なかなかひねくれ者(?)の大人なので、冷たく突き放すような事を口では言うけれど、ちゃんと悟達の心の中まで見通してその心の強さを計り、助けてくれるあたり流石は某御方。
ラストの締めくくり方が優しくて、ああ、こんなラストもいいなぁと安心してしまいました。
ほのぼの系として一読することが出来るかと思います。
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友達からとある話題ででたたつみや章さんの本です。とりあえず文字の大きくて簡単に読めそうなこれを手にとって見たところ、元児童書担当の人が、たかみやさんは面白いよ!と薦めてくれたので、読んでみました。
内容は、低学年向け程度だったので、特筆すべきことはあまりないのですが、見所は主人公と幽霊の少年の触れ合いです。つまり、気にしていたのはそれっぽくないかってことで・・・別になかったです。そういうところも好感持てたし、児童担の人が「月神の統べる森で」が面白いと言っていたので、それもいつか借りようと思います。
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娘が学校から借りてきた本。小野篁伝説も交えて、楽しい児童小説。「ママもコレ絶対読んで」と誘った日に、友人が篁の井戸のある「六道珍皇寺」に行ってきたとメールが入って驚いた。
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冥界に繋がるという伝説のある古井戸に入ったぼくは、そこで泣き虫のおばけに出会ったのだった。
ポンポンと話が進んであっという間に読めますが、ドキドキワクワク詰まっていて楽しめました。子どもが持つイタズラ心を刺激して、冒険心を煽りますね。こういうの大好きです。しかもさり気なく、それでいてしっかりと友情も描かれているんですから。あっさりと話が進むのでもっと膨らましてくれればいいのにという気持ちにはなりますね。
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児童書なごむー
おばあちゃんの家の井戸に幽霊が出てともだちになる
たかむらくんっていうけど小野たかむら(変換できない)じゃなくてお使いで
カッコイイたかむらが出てくる
かわいいたかむらくん